映画『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』(1983)を紹介&解説。
映画『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』概要
映画『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』は、ジョージ・ルーカスが生み出した「スター・ウォーズ」旧3部作の完結編にあたるスペースオペラ。『スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲』に続き、反乱同盟軍と銀河帝国の最終決戦、そしてルーク・スカイウォーカーとダース・ベイダーの父子の対峙を描く。監督はリチャード・マーカンド、脚本はローレンス・カスダンとジョージ・ルーカス。出演はマーク・ハミル、ハリソン・フォード、キャリー・フィッシャー、ビリー・ディー・ウィリアムズら。
作品情報
日本版タイトル:『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』(公開当時:『スター・ウォーズ/ジェダイの復讐』)
原題:Star Wars: Episode VI – Return of the Jedi
製作年:1983年
本国公開日:1983年5月25日
日本公開日:1983年7月2日
ジャンル:SF/アドベンチャー/ファンタジー
製作国:アメリカ
原作:無
上映時間:133分(劇場公開版)/136分(配信版)
前作:『スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲』(1980)
次作:『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』(1999)
監督:リチャード・マーカンド
脚本:ローレンス・カスダン/ジョージ・ルーカス
原案:ジョージ・ルーカス
製作:ハワード・カザンジャン
製作総指揮:ジョージ・ルーカス
撮影:アラン・ヒューム
編集:ショーン・バートン/マーシャ・ルーカス/デュウェイン・ダンハム
編集:ポール・ハーシュ
作曲:ジョン・ウィリアムズ
出演:マーク・ハミル/ハリソン・フォード/キャリー・フィッシャー/ビリー・ディー・ウィリアムズ/アンソニー・ダニエルズ/ピーター・メイヒュー/デヴィッド・プラウズ/ジェームズ・アール・ジョーンズ/ケニー・ベイカー/フランク・オズ/イアン・マクダーミド/セバスチャン・ショウ/アレック・ギネス
製作:ルーカスフィルム
配給:20世紀フォックス
あらすじ
銀河帝国との戦いが続く中、ルーク・スカイウォーカー、レイア姫、ランド・カルリジアンらは、ジャバ・ザ・ハットに捕らえられたハン・ソロの救出へ向かう。仲間との再会を果たした反乱同盟軍は、帝国が建造を進める第2デス・スターの破壊作戦に挑むことになる。一方、ルークは父であるダース・ベイダーを暗黒面から救おうとし、皇帝パルパティーンの待つデス・スターへと向かう。
主な登場人物(キャスト)
ルーク・スカイウォーカー(マーク・ハミル):ジェダイとして成長を続ける若き英雄。父であるダース・ベイダーの中に残る光を信じ、皇帝の誘惑と暗黒面の力に向き合う。
ハン・ソロ(ハリソン・フォード):カーボン冷凍から救出される密輸業者。反乱同盟軍の仲間として再び戦線に戻り、エンドアで第2デス・スターのシールド発生装置を破壊する作戦に加わる。
レイア・オーガナ姫(キャリー・フィッシャー):反乱同盟軍の中心人物のひとり。ハン救出作戦とエンドアでの地上作戦に参加し、ルークとの関係にも物語上の大きな意味が明かされる。
ランド・カルリジアン(ビリー・ディー・ウィリアムズ):かつてクラウド・シティを治めていた男。反乱同盟軍の将軍としてミレニアム・ファルコンを操り、第2デス・スターへの宇宙戦に挑む。
ダース・ベイダー(デヴィッド・プラウズ/声:ジェームズ・アール・ジョーンズ):銀河帝国に仕えるシスの暗黒卿。かつてアナキン・スカイウォーカーだった過去を抱え、息子ルークとの対峙を通じて決定的な選択を迫られる。
皇帝パルパティーン(イアン・マクダーミド):銀河帝国を支配する皇帝。ルークを暗黒面へ引き込もうとし、ベイダーとの父子関係を利用して最後の試練を仕掛ける。
ヨーダ(フランク・オズ):ルークを導いてきたジェダイ・マスター。物語の中で、ルークの出生と運命に関わる重要な真実を伝える。
C-3PO(アンソニー・ダニエルズ):礼儀正しく心配性な通訳ドロイド。R2-D2とともに仲間たちの冒険に同行し、エンドアではイウォーク族との交流にも関わる。
R2-D2(ケニー・ベイカー):小型ドロイド。危機的な状況でも仲間を支え、作戦の成功に欠かせない働きを見せる。
チューバッカ(ピーター・メイヒュー):ハン・ソロの相棒であるウーキー族の戦士。ハン救出作戦からエンドアでの戦いまで、反乱同盟軍の仲間として行動をともにする。
作品の魅力解説
本作の大きな魅力は、宇宙戦、地上戦、父子の対話という3つのクライマックスが同時に進行する構成にある。第2デス・スターをめぐる反乱同盟軍の総力戦、エンドアの森で展開されるシールド破壊作戦、そしてルークとベイダー、皇帝による精神的な対決が重なり、旧3部作の物語を壮大に締めくくっている。
また、ルークがベイダーを単なる敵としてではなく、救うべき父として見つめる点も重要である。光と闇、怒りと赦し、親子の断絶と再生が物語の中心に置かれ、単なる勧善懲悪にとどまらない余韻を生んでいる。
ジャバ・ザ・ハットの宮殿、サルラックの穴、エンドアの森、イウォーク族、第2デス・スターなど、シリーズを象徴する舞台やキャラクターが多く登場するのも見どころ。冒険活劇としての楽しさと、神話的な家族ドラマの重みが同居している。
ジョン・ウィリアムズによる音楽も、物語の高揚感と感情の決着を支える重要な要素である。反乱軍の勝利を祝う場面、ルークとベイダーの対峙、皇帝の不穏な存在感など、音楽が場面ごとの感情を力強く引き上げている。
