【全結果まとめ】パディントンが7冠で圧勝!2026年オリヴィエ賞、レイチェル・ゼグラーやロザムンド・パイクら豪華受賞者

【全結果まとめ】パディントンが7冠で圧勝!2026年オリヴィエ賞、レイチェル・ゼグラーやロザムンド・パイクら豪華受賞者 Awards & Festivals Coverage
オリヴィエ賞2026結果まとめ

2026年オリヴィエ賞で『パディントン・ザ・ミュージカル』が7冠を達成し、レイチェル・ゼグラーやロザムンド・パイクらも主要賞を受賞した。


2026年のオリヴィエ賞授賞式がロンドンのロイヤル・アルバート・ホールで開催され、『パディントン・ザ・ミュージカル』が最優秀新作ミュージカル賞を含む7部門を制した。レイチェル・ゼグラーは『エビータ』でミュージカル部門最優秀女優賞、ロザムンド・パイクは『インター・エイリア』で最優秀女優賞を受賞している。英国演劇界を代表する賞の50周年となった今年は、話題作と実力派俳優たちがそろって存在感を示す結果となった。

『パディントン・ザ・ミュージカル』が7冠―作品賞から演技賞、美術・衣装まで高評価

『パディントン・ザ・ミュージカル』は今回の授賞式で、最優秀新作ミュージカル賞に加え、ミュージカル部門最優秀男優賞、同助演女優賞、同助演男優賞、演出賞、舞台美術賞、衣装デザイン賞を受賞し、計7冠を達成した。作品を手がけたトム・フレッチャーとジェシカ・スウェールによる新作は、キャストだけでなく演出、美術、衣装といったクリエイティブ面でも幅広い評価を集めた形である。

なかでもミュージカル部門最優秀男優賞は、愛されるクマのキャラクターを共同で演じたジェームズ・ハミードとアルティ・シャーが分け合う結果となった。さらに、ヴィクトリア・ハミルトン=バリットがミュージカル部門最優秀助演女優賞、トム・エデンがミュージカル部門最優秀助演男優賞を受賞。ルーク・シェパードはサー・ピーター・ホール賞(最優秀演出家賞)、トム・パイとアッシュ・J・ウッドワードは最優秀舞台美術賞、ガブリエラ・スレードとタフラ・ザファルは最優秀衣裳デザイン賞に輝いた。

とりわけ衣装デザイン賞を受賞したガブリエラ・スレードは、昨年の『スターライトエクスプレス』に続く2年連続受賞となり、同部門での存在感を改めて示した。作品賞にとどまらず、俳優部門と舞台クリエイティブ部門の双方で評価を広げたことが、『パディントン・ザ・ミュージカル』の圧勝を印象づけている。

レイチェル・ゼグラーやロザムンド・パイクも受賞―主要部門で話題作が存在感

レイチェル・ゼグラーは、ジェイミー・ロイド演出の『エビータ』でミュージカル部門最優秀女優賞を受賞した。同作にとってはこれが2つ目の受賞となり、ファビアン・アロイーゼもギリアン・リン賞(最優秀振付家賞)を獲得している。昨夏には、ゼグラーがロンドン・パラディアムのバルコニーからシーンを演じたことでも話題を集めており、舞台そのものの注目度の高さを改めて印象づける結果となった。

演劇部門では、ロザムンド・パイクがナショナル・シアターで上演された『インター・エイリア』により最優秀女優賞を受賞した。映画やドラマでも広く知られるパイクが、舞台作品でも高い評価を受けた形である。

また、ジャック・ホールデンは『Kenrex(原題)』での演技により最優秀男優賞を受賞した。昨年のU.K.シアター・アワードに続く栄誉となり、シェフィールド・シアターズからロンドンに移転した同作の存在感を示す結果となっている。さらに同作では、ジャイルズ・トーマスが最優秀音響デザイン賞を受賞しており、作品全体としても評価の広がりを見せた。

昨年から話題を集めてきた作品群や実力派俳優が主要部門で存在感を示した一方で、今年のオリヴィエ賞は『パディントン・ザ・ミュージカル』の圧倒的な強さが際立つ結果となった。50周年の節目を迎えた授賞式では、話題性と完成度の両面を備えた舞台作品がそろって評価された形である。

2026年オリヴィエ賞の受賞結果一覧

新作ミュージカル賞
『パディントン・ザ・ミュージカル』 音楽・歌詞:トム・フレッチャー、脚本:ジェシカ・スウェール(サヴォイ・シアター)

ミュージカル・リバイバル賞
『イントゥ・ザ・ウッズ』 音楽・歌詞:スティーヴン・ソンドハイム、脚本:ジェームズ・ラパイン(ブリッジ・シアター)

新作演劇賞
『Punch(原題)』 作:ジェームズ・グラハム(ヤング・ヴィックおよびアポロ・シアター)

リバイバル賞
『みんな我が子』 作:アーサー・ミラー(ウィンダムズ・シアター)

ノエル・カワード賞(新作エンターテインメント/コメディ演劇賞)
『オー・メアリー!』 作:コール・エスコラ(トラファルガー・シアター)

女優賞
ロザムンド・パイク、『インター・エイリア』(ナショナル・シアター ― リットルトン)

男優賞
ジャック・ホールデン、『Kenrex(原題)』(ザ・アザー・パレス)

ミュージカル部門女優賞
レイチェル・ゼグラー、『エビータ』(ロンドン・パラディアム)

ミュージカル部門男優賞
ジェームズ・ハミードおよびアルティ・シャー、『パディントン・ザ・ミュージカル』(サヴォイ・シアター)

助演女優賞
ジュリー・ヘズモンドハー、『Punch(原題)』(ヤング・ヴィックおよびアポロ・シアター)

助演男優賞
パーパ・エッシードゥ、『みんな我が子』(ウィンダムズ・シアター)

ミュージカル部門助演女優賞
ヴィクトリア・ハミルトン=バリット、『パディントン・ザ・ミュージカル』(サヴォイ・シアター)

ミュージカル部門助演男優賞
トム・エデン、『パディントン・ザ・ミュージカル』(サヴォイ・シアター)

サー・ピーター・ホール賞(演出賞)
ルーク・シェパード、『パディントン・ザ・ミュージカル』(サヴォイ・シアター)

ギリアン・リン賞(振付賞)
ファビアン・アロイーゼ、『エビータ』(ロンドン・パラディアム)

衣装デザイン賞
ガブリエラ・スレード(衣装デザイン)、タフラ・ザファル(パディントン・デザイン)、『パディントン・ザ・ミュージカル』(サヴォイ・シアター)

舞台美術賞
トム・パイ(舞台美術)、アッシュ・J・ウッドワード(映像デザイン)、『パディントン・ザ・ミュージカル』(サヴォイ・シアター)

照明デザイン賞
エイディーン・マローン(照明デザイン)、ローランド・ホルヴァート(映像デザイン)、『イントゥ・ザ・ウッズ』(ブリッジ・シアター)

音響デザイン賞
ジャイルズ・トーマス、『Kenrex(原題)』(ザ・アザー・パレス)

音楽貢献賞
クリス・フェンウィック(音楽監督・編曲)、ショーン・ヘイズ(ガーシュウィン「ラプソディー・イン・ブルー」生ピアノ演奏)、『Good Night, Oscar(原題)』(バービカン・シアター)

ファミリー向け作品賞
『The Boy at the Back of the Class(原題)』 脚色:ニック・アハッド(ローズ・シアター)

アフィリエイト・シアター部門新作賞
『ガラスの動物園』 作:テネシー・ウィリアムズ(ザ・ヤード・シアター)

新作ダンス作品賞
『Into the Hairy(原題)』 シャロン・エヤル振付、S-E-D(サドラーズ・ウェルズ)

TAIT協賛 新作オペラ賞
『デッドマン・ウォーキング』イングリッシュ・ナショナル・オペラ(ロンドン・コリシアム)

cula をもっと見る

今すぐ購読し、続きを読んで、すべてのアーカイブにアクセスしましょう。

続きを読む