『ティファニーで朝食を』舞台裏映画でリリー・コリンズがオードリー・ヘップバーン役に決定。
不朽のロマンティック・コメディ『ティファニーで朝食を』の製作舞台裏を描く新作映画で、リリー・コリンズがオードリー・ヘップバーンを演じることが決定した。本作は名作誕生の過程に迫るメイキング・ストーリーとして企画されており、映画史に残るアイコンを現代の視点から再解釈する試みとなる。
ヘップバーン役にリリー・コリンズ、原作はNYタイムズ・ベストセラー
本作の脚本を手がけるのは、Apple TVシリーズ『ディキンスン 〜若き女性詩人の憂鬱〜』のクリエイターとして知られるアレナ・スミス。原作はサム・ワッソンによる著書『Fifth Avenue, 5 A.M.: Audrey Hepburn, Breakfast at Tiffany’s and the Dawn of the Modern Woman』で、ニューヨーク・タイムズのベストセラーに選出された。
同書は、『ティファニーで朝食を』の原作者トルーマン・カポーティをはじめ、衣装デザイナーのエディス・ヘッド、監督ブレイク・エドワーズ、そしてヘップバーンらがどのようにして作品を完成へと導いたのかを描く。プリプロダクション段階での構想から撮影現場での課題、そして公開後に映画・ファッション・文化へ与えた影響までを追う内容となっている。
名作誕生の裏側を再構築-イマジンとコリンズが主導
本プロジェクトは、ブライアン・グレイザー率いるイマジン・エンターテインメントと、コリンズのプロダクション会社ケース・スタディ・フィルムズが主導して開発を進めている。プロデューサーにはスコット・ラスタイティ(『ザ・コンサルタント2』、『アンジェントルマン』)が名を連ねる。
イマジンからはグレイザーのほか、ジェブ・ブロディ、ジャスティン・ウィルクスがプロデュースを担当。ケース・スタディ・フィルムズ側からはコリンズ、チャーリー・マクダウェル、アレックス・オルロフスキーが参加する。さらに、原作者ワッソンらもエグゼクティブ・プロデューサーとして名を連ねており、原作の視点を活かした映画化が図られる見通しである。
『ティファニーで朝食を』は公開当時、ファッションや女性像の描き方において時代の空気を刷新した作品とされる。今回の企画は、その誕生過程に光を当てることで、ヘップバーンというアイコンがいかにして形成されたのかを改めて検証する試みともいえる。スクリーンの内側ではなく、スクリーンの外側から名作を見つめ直すアプローチがどのような作品像を結ぶのか、今後の動向が注目される。



