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ダニエル・ラドクリフが“最悪の企画”を告白-エマ・ワトソンがドロシー、自身は“空手キックのライオン”だった幻の『オズの魔法使』とは

ダニエル・ラドクリフ FILMS/TV SERIES
ダニエル・ラドクリフ

ダニエル・ラドクリフが幻の『オズ』企画を明かした。


ダニエル・ラドクリフが、出演した人気番組「Hot Ones」で、自身のキャリアの中で“最悪のアイデアのひとつ”だったという企画を明かした。それは、『ハリー・ポッター』シリーズ全盛期に持ち込まれた、ラドクリフ、エマ・ワトソン、ルパート・グリントの3人が主演する『オズの魔法使』リメイク案である。

ラドクリフは「今まで聞いた中で最悪のアイデアのひとつだよ」と振り返り、ポッターの撮影中に、3人を『オズの魔法使』のリメイクにキャスティングしたいという提案があったと明かした。

【動画】“Hot Ones” インタビュー

エマがドロシー、そして“空手キック”のライオン

企画内容は具体的な配役まで想定されていたという。ラドクリフによれば、「エマがドロシー役でさ」といい、自身は「ライオン役で、しかもそのライオンが空手を使えるんだよ」と説明。さらに「空手キックをかます臆病なライオンだよ」と振り返った。

ルパート・グリントがどの役だったのかは覚えていないというが、少なくともラドクリフが演じる予定だったのは、原作で臆病さに悩むキャラクターとは異なり、空手を使う設定が加えられたライオンだった。

「これは絶対ダメなアイデア」14〜15歳で抱いた違和感

この企画が持ち込まれた当時、ラドクリフは14〜15歳だったという。若くして世界的フランチャイズの中心にいた時期だが、彼は直感的に違和感を覚えたと振り返る。

「当時14〜15歳だったけど、『世の中のことはよくわからないけど、これは絶対ダメなアイデアで、絶対制作しちゃいけない』って思ったね」と語り、当時すでにこのリメイク案に否定的だったことを明かした。

『ハリー・ポッター』シリーズの成功を受け、3人を別の有名IPに投入する構想は商業的には魅力的に映った可能性がある。しかしラドクリフ自身は、その企画が作品として成立するかどうかに疑問を抱いていたようだ。

結果として、この『オズの魔法使』リメイク案は実現しなかった。だが、このエピソードは、シリーズの全盛期にあっても冷静な視点を持っていたラドクリフの一面を示すものとなっている。

実現しなかった“ポッター×オズ”-その後のオズ映画史

ラドクリフらが主演する『オズの魔法使』リメイク案は実現しなかったが、ハリウッドがオズの世界に再び挑戦する動きはその後も続いた。

2013年には、サム・ライミ監督による前日譚映画『オズ はじまりの戦い』が公開され、ジェームズ・フランコがタイトルロールを演じた。ミラ・クニス、ミシェル・ウィリアムズ、レイチェル・ワイズが魔女たちを演じ、同作は全世界で約5億ドルを記録した。

さらに近年では、『ウィキッド』映画版が2024年と2025年に公開され、2作品の合計興収は12億ドルに到達。オズの世界観は、形を変えながらスクリーンで再解釈され続けている。

一方、ラドクリフ、エマ・ワトソン、ルパート・グリントの3人がスクリーンで共演したのは、2001年から2011年にかけて公開された8本の『ハリー・ポッター』シリーズのみである。2022年1月にはHBO Maxで配信された『ハリー・ポッター20周年記念:リターン・トゥ・ホグワーツ』で再集結を果たしたが、映画作品としての再共演は実現していない。

幻に終わった“ポッター×オズ”企画は、ハリウッドにおけるIP戦略の一端を物語るエピソードとして、いま改めて語られている。

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