ジョン・マルコヴィッチが出演予定だった『ファンタスティック4』の登場シーンがカットされた。
マルコヴィッチの登場シーンが最終版から削除に
『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』でジョン・マルコヴィッチが演じる予定だったのは、コミックに旧来から登場している敵役イヴァン・クラゴフ(レッド・ゴースト)。しかし、監督のマット・シャクマンは『バラエティ』誌のインタビューで、マルコヴィッチの出演シーンが最終版からカットされたことを認めた。
カットされたシーンは物語序盤に登場し、スーパーヒーロー4人組の初期エピソードとして、レッド・ゴースト率いるスーパー・エイプ軍団との戦闘が描かれていたという。シャクマン監督は「彼はすばらしかったし、全力を尽くしてくれた」と語っている。
構成上の都合でカットを決断-「バランスを取るために削った」
映画には、ペドロ・パスカル、ヴァネッサ・カービー、ジョセフ・クイン、エボン・モス=バクラック、ジュリア・ガーナー、ラルフ・アイネソンといったメインキャストが名を連ねている。加えて、主人公リードとスーが子どもを迎えた後という物語の始まりもあり、マルコヴィッチの登場が物語の構成にそぐわなかったとされる。
シャクマン監督は「60年代のレトロ・フューチャー世界を構築し、これらすべての悪役を紹介し、4人のメインキャラクターをグループとして、また個人として紹介し、子供というアイデアを紹介する際に、この映画でバランスを取るべきことがたくさんあって、最終版に向けて映画を形作る上で、最終的にいくつかのことは削らなければならなかった」と説明した。
『カットバンク』以来の信頼関係-「彼を含められず心が痛んだ」
監督にとって、マルコヴィッチは特別な存在だった。2人は2014年の長編映画『カットバンク』で初めてタッグを組んだ。資金難の中、マルコヴィッチは数年にわたり降板することなくプロジェクトに協力し続けたという。
「彼を映画の最終版に含めることができなかったのは心が痛んだよ。彼は僕の最も好きな人間の一人で、最大のインスピレーションの源なんだ」とシャクマン監督は語っている。また、マルコヴィッチがステッペンウルフ・シアター・カンパニーの創設メンバーであることにも触れ、「演劇と映画とテレビの境界線を歩く人間として、彼以上にインスピレーションを与えてくれる人はいないね」と敬意を表した。
「彼が出演してくれることを光栄に思ったよ」という言葉が、監督の無念を象徴している。
『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』は7月25日に日米同時公開。
