『ザ・ザ・コルダのフェニキア計画』特別映像が公開、本物の名画に彩られたセットに注目。
第78回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に正式出品されたウェス・アンダーソン監督の最新作『ザ・ザ・コルダのフェニキア計画』(原題:The Phoenician Scheme)が、9月19日(金)に日本公開される。本作より、セットに飾られた実在の名画や美術品を紹介する特別映像が解禁された。主演はベニチオ・デル・トロ。マグリットやルノワールの絵画など“本物”にこだわった美術セットが話題を呼んでいる。
“本物”の美術品を使用した異例のセット
通常の映画では、美術館から名画を持ち出すことは極めて稀であり、レプリカやオリジナルの小道具が用いられることが一般的だ。しかし本作では、ウェス・アンダーソン監督の強い意向により“本物”の美術品が各地から集められた。ベルギーの画家ルネ・マグリットによる《赤道》はベルリンの個人コレクションから借用され、修復家や専門搬送チームの徹底した管理のもとで撮影に使用された。また、フランス印象派の巨匠ルノワールが甥を描いた《青い服の子供(エドモン・ルノワール)》も登場し、主人公の娘リーズルの部屋に飾られている。

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さらに、ハンブルクの美術館からも数々の古典絵画や彫刻が貸し出され、邸宅のセットを彩っている。アンダーソン監督は「所有欲の強いキャラクターを描く物語だからこそ、本物を使うことで作品全体に特別なオーラを宿した」と語っており、スクリーン越しに美術館に足を踏み入れたような感覚を観客に与えている。
物語とキャストの魅力
物語はベニチオ・デル・トロが演じるヨーロッパの大富豪ザ・ザ・コルダが、疎遠だった修道女の娘リーズル(ミア・スレアプレトン)を後継者に任命する場面から始まる。巨大プロジェクト「フェニキア計画」の危機を打開するため、ふたりは旅に出るが、その行く手には暗殺計画や裏切りが待ち受けている。やがて父と娘の関係性が変化していく過程が、ユーモアとサスペンスを交えたクライム・ファミリー・コメディとして描かれていく。
キャスト陣には、アカデミー賞ノミネート俳優リズ・アーメッドや、『バービー』(2023)でアランを演じたマイケル・セラなどアンダーソン作品初参加の顔ぶれが加わる。さらに、常連のトム・ハンクス、スカーレット・ヨハンソン、ブライアン・クランストン、ジェフリー・ライトらが再び集結し、物語の重要人物としてベネディクト・カンバーバッチも出演。新旧キャストが揃い踏みすることで、独特の映像美とユーモアを持つ“ウェス・ワールド”を一層華やかに彩っている。
公開情報と映像リンク
『ザ・ザ・コルダのフェニキア計画』は、9月19日(金)よりTOHOシネマズ シャンテ、渋谷ホワイトシネクイントほか全国で公開される。本年度カンヌ国際映画祭のコンペティション部門に出品され、すでに世界で高い評価を受けている注目作だ。公開に先駆けて解禁された特別映像では、邸宅を飾るマグリットやルノワールの名画をはじめ、各地から集められた“本物”の美術品が映し出されており、まるで美術館を訪れたかのような臨場感を味わうことができる。
スクリーンで展開されるアンダーソン監督ならではの緻密な映像世界を、ぜひ劇場で体感してほしい。
【動画】『ザ・ザ・コルダのフェニキア計画』名作ツアー特別映像
作品情報
監督・脚本:ウェス・アンダーソン
原案:ウェス・アンダーソン、ロマン・コッポラ
出演:ベニチオ・デル・トロ、ミア・スレアプレトン、マイケル・セラ、リズ・アーメッド、トム・ハンクス、スカーレット・ヨハンソン、ベネディクト・カンバーバッチ、ブライアン・クランストン、ジェフリー・ライトほか
公開日:2025年9月19日(金)
公開館:TOHOシネマズ シャンテ、渋谷ホワイトシネクイントほか全国ロードショー
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配給:パルコ、ユニバーサル映画
