『蒸気船ウィリー』から生まれた殺人鬼ミッキー、監督が制作秘話を独占告白
パブリックドメイン化した『蒸気船ウィリー』のミッキーマウスが、ホラー映画『マッド・マウス ~ミッキーとミニー~』で衝撃の新解釈を遂げる。3月7日(金)の公開を控え、この度ジェイミー・ベイリー監督の単独インタビューが到着。90年以上愛されてきたミッキーが凶悪な殺人鬼へと姿を変えた経緯と、その驚くべき解釈が明らかになった。
『マッド・マウス ~ミッキーとミニー~』は、1928年の短編アニメ『蒸気船ウィリー』に登場するミッキーマウスのパブリックドメイン化を受けて制作された異色のホラー作品だ。旧態ゲームセンターを舞台に、不気味な姿で現れた”ヤツ”が繰り広げる血で血を洗う惨劇の数々。密室でのサバイバルと、サスペンスフルな展開に加え、誰もが仰天する大どんでん返しまでが用意された、21世紀最大の問題作として注目を集めている。
プーさんに続く衝撃企画、監督が明かす制作の裏側

©MMT LTD 2024. All Rights Reserved.
本作の企画は、かなりのスピード感を持って始動した。プロデューサーのサイモン・フィリップスは「プーのホラー映画ができたという話から、ミッキーの映画を撮ろうという流れになった。2024年1月にパブリックドメイン化するということで、今すぐ始めないと間に合わないと考え、すぐに準備を始めたんだ」と語っている。
監督のジェイミー・ベイリーは、クラシックホラー作品からの影響を強く受けていることを認める。「サム・ライミの『死霊のはらわた』シリーズが大好きなんだ。『エルム街の悪夢』『ハロウィン』といったクラシック作品もね。僕たちも怖い映画を撮りたいと思った。怖いといっても面白い怖さだけどね。どのぐらい怖くできるかと考えた時、『死霊のはらわた』のトーンが僕たちの目指すところだった」と、作品の方向性について説明している。
『蒸気船ウィリー』時代から垣間見えた“暴力性”

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本作で特筆すべきは、ミッキーの暴力性に関する解釈だ。ベイリー監督は「『ハロウィン』のマイケル・マイヤーズが典型的な良い例で、なぜ人々を殺すのか理由が描かれていない。殺人鬼はただ殺人鬼であって、ただ恐ろしいだけなんだ」と語る。
さらに監督は、オリジナルの『蒸気船ウィリー』におけるミッキーの性質にも言及。「『蒸気船ウィリー』のミッキーを観ると恐ろしいよ。非常にサディスティックだ。ミニーを笑わせるためだけに他の動物を拷問するからね。1920年代の感覚が今のものと違うということだけど。それが僕の考えで、ミッキーが人を殺すのは彼が『蒸気船ウィリー』のミッキーでサディスティックだからだよ」と、驚くべき解釈を示した。
観客への期待と映画の見どころ
本作は単なるスプラッター映画ではない。猟奇的な殺人を繰り広げるスラッシャー要素に加え、逃げ場のない密室でのサバイバル展開、そして事件の全貌が徐々に明かされていくサスペンス構成を融合。さらに、ホラー映画ファンを唸らせる数々のオマージュ描写も散りばめられており、娯楽作品としての完成度の高さを見せている。
こうした重層的な作品に仕上がった本作について、ベイリー監督は観客へのメッセージも残している。「是非この映画を楽しんでください。楽しめると思うよ。バカバカしくて、可笑しくて。観たことを後悔しないと約束するよ」と、自信に満ちた言葉で語った。
作品情報
<STORY>
悪夢のようなアトラクションで、ボクと一緒に遊ぼうよ
21歳の誕生日を迎えるアレックスは、バイト先のゲームセンターで店長から残業を頼まれ、夜遅くまで働くことに。一人きりの店内で不気味な人影を目撃した彼女は恐怖心を募らせるが、旧友たちによる誕生日祝いのサプライズパーティーであったことを知り安堵する。だが、楽しい時間も束の間、彼女たちの前に謎の“ヤツ”が出現。アトラクションを楽しむかのようにデスゲームを開始し、次々と血祭りにあげていく…!!
タイトル:『マッド・マウス ~ミッキーとミニー~』
原題:MOUSE TRAP
監督・制作・編集・撮影:ジェイミー・ベイリー
脚本・製作:サイモン・フィリップス
作曲:ダーレン・モルゼ
出演:ソフィー・マッキントッシュ、マッケンジー・ミルズ、サイモン・フィリップス、カラム・シウィック
日本公開:3月7日(金)
2024年|カナダ|英語|カラー|5.1chデジタル|スコープサイズ|94分
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公式サイト:www.hark3.com/mm
