ジェニファー・ロペス、過去に何度もミュージカル作品のオーディションに落ちていたと告白! ついに待望のミュージカル映画主演で夢を叶える

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長年の夢だったミュージカル映画主演を果たしたジェニファー・ロペスが、サンダンス映画祭で涙の告白

サンダンス映画祭で涙ながらに喝采を浴びたジェニファー・ロペスは、1月28日(日)の夜、ビル・コンドン監督の新作『Kiss of the Spider Woman(原題)』(原作邦題:「蜘蛛女のキス」)のワールドプレミアで、ミュージカル映画主演という夢を叶えるまでの道のりを明かした。

パークシティのエクルズ・センター・シアターで行われた世界初演。デザイナーのヴァルドリン・サヒティによる煌めくクモの巣のドレスに身を包んだロペスは、レッドカーペットで米ハリウッド・リポーター誌のインタビューに応じ、過去に挑戦した著名なミュージカル映画についても語っている。

「『エビータ』のオーディションを受けたことを覚えているの。『シカゴ』のオーディションも受けたし、『Nine』ではかなりいい所までいったよ」と、過去の経験を振り返ったロペス。「いつか実現したいと思っていたことはたくさんあったけど、タイミングが合わなかっただけ。でも、これは正しい選択だったね」と、今回の主演に手応えを示している。

初お披露目となった本作で、ロペスは2度のスタンディングオベーションを受けた。その最初の喝采の後、涙をこらえながら「この瞬間を人生の中でずっと待ち続けていたの」と、感極まった様子で語っている。

華やかなキャストを誇った過去の名作たち

ロペスがオーディションに挑んだ作品の中で、1996年の『エビータ』は、翌年『セレナ』でロペスが映画スターとしてブレイクする直前の作品だった。同作はマドンナが主演し、アラン・パーカーが監督を務めている。

一方の『シカゴ』は、現在の『Kiss of the Spider Woman(原題)』でロペスを起用したコンドンが脚本を手がけ、ロブ・マーシャルが監督を務めた作品である。レネー・ゼルウィガーキャサリン・ゼタ=ジョーンズリチャード・ギアが出演し、2003年のアカデミー賞で作品賞を含む6部門を受賞している。

同じくマーシャル監督が手がけた『Nine』には、ニコール・キッドマンマリオン・コティヤールペネロペ・クルスジュディ・デンチケイト・ハドソンソフィア・ローレンダニエル・デイ=ルイスらが名を連ねた。

ジェニファー・ロペスが子ども時代から温め続けた夢

「私はミュージカルを愛することから始まったの」とロペスはインタビューで語っている。「それが私を歌手、俳優、ダンサーになりたいと思わせたきっかけ。子供の頃、母と一緒に-私と2人の姉妹で-ミュージカルを観ていたの。私たちはミュージカルが大好きで、家の中で歌っていたよ」

ウエスト・サイド物語』に魅了された幼少期から、ミュージカル映画への出演を夢見てきたロペスは、当初ブロードウェイを目指していた。「正直、私はブロードウェイに進むと思っていた。だってダンサーと歌手としてスタートして、ヨーロッパや日本でツアーもしていたから。次のステップはブロードウェイだと思っていたの。でも、ハリウッドに送り込まれて、後は歴史が物語っているように、違う方向に進んだ」と、芸能界でのキャリアを振り返っている。

2021年には、スカイダンスコンコードと契約を結び、ロジャース&ハマースタインの作品を含む、コンコードの膨大なミュージカルカタログに基づいたオリジナルのTVシリーズや映画を制作することが発表された。当時から、ロペスの大作ミュージカル主演が期待されていたのである。

待望のミュージカル映画デビュー作となった『Kiss of the Spider Woman』

「これは私が常に望んでいたこと」とロペスは20代の頃からの夢を振り返る。「ビル(コンドン)が私にこの話を持ってきた時、信じられなかった。彼が私にこれをやってほしいの?それとも、会いたいだけ?私に歌ってほしいの?って思ったよ」

「蜘蛛女のキス」(Kiss of the Spider Woman)は、1976年にマヌエル・プイグによって小説として生まれ、1985年に映画化。1993年にはトニー賞を受賞したブロードウェイミュージカルとなった作品だ。物語は、独裁政権の打倒を望む政治犯のバレンティーノと、公然わいせつで有罪判決を受けたクィアのショーウィンドウ装飾家モリーナというふたりの囚人に焦点を当てる。ロペスは、モリーナが崇拝する映画スター、イングリッド・ルナと、作品のタイトルロールの一人二役を演じている。

幻の楽曲との出会いが生んだ感動の瞬間

本作でロペスは、オリジナル作曲家であるジョン・カンダーフレッド・エブによる未発表曲「Never You」を歌う機会も得た。「最初は『Kiss of the Spider Woman』のために特別に書かれた曲だと思っていたけど、ビルがカンダーとエブの未使用曲を全て調べ上げて見つけた曲なの」と、ロペスは明かしている。

97歳のカンダーは録音にも立ち会い、ロペスの歌声に涙を流したという。「すばらしい経験だったよ。プレレコーディングや撮影に来るとは思っていなかった。私の歌を聴いて涙を流してくれて、それはもうアメージングだった。あの瞬間の自分の人生が信じられなかった。夢みたいだったな」。

コンドン監督は「なぜ私たちは25年もの間、ジェニファー・ロペスのミュージカルを奪われていたんだろう」と述懐しつつ、「これ以上彼女が何かを証明する必要はない。このような彼女の才能の別の側面を見た他の映画製作者たちが、私もそれが欲しい、それを探求したいと言ってくれることを願っている」と期待を寄せている。

幼い頃からの夢を諦めることなく追い続けてきたロペスの挑戦は、ついに実を結んだ。今後、彼女の新たな才能の開花に、さらなる期待が集まることだろう。

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