ディズニー&ピクサー最新作『水の都のネロ』が2027年春に日本公開される。
ディズニー&ピクサーが長編アニメーションで初めて“猫”を主人公に迎える映画『水の都のネロ』(原題:GATTO)が、2027年春に日本公開されることが決定した。舞台は美しい“水の都”イタリア・ベネチア。あわせて、主人公の黒猫ネロを捉えたティザーポスターと、ダークな空気と猫らしいユーモアが混ざり合うティザー予告も解禁された。
映画『水の都のネロ』概要
映画『水の都のネロ』は、イタリア・ベネチアに暮らす一匹の黒猫ネロを主人公にした、ディズニー&ピクサーの新作長編アニメーション。『トイ・ストーリー』シリーズで“おもちゃの世界”を、『リメンバー・ミー』で“死者の世界”を描いてきたピクサーが、今度は水路と石畳の街・ベネチアを舞台に、猫たちの世界をファンタジー・アドベンチャーとして描く。
本作で注目したいのは、ディズニー&ピクサーの長編作品で初めて、猫が主人公となるという点だ。これまでも動物や感情、魂、おもちゃなど、現実のすぐ隣にある“もしもの世界”を物語にしてきたピクサーだが、『水の都のネロ』では、黒猫にまつわる迷信や、夜のベネチアが持つミステリアスな空気を、どのように物語へ落とし込むのかが大きな見どころとなりそうだ。
映画『水の都のネロ』あらすじ
主人公のネロは、迷信深い人々から“不吉”とされる黒猫。そんな彼は、表の世界ではなく、裏社会のはぐれ者として生きてきた。孤独と偏見の中で暮らしてきたネロだったが、ある日、思いがけない奇跡が起こる。
現時点で物語の詳細は多く明かされていないものの、解禁された情報からは、ネロが単なる“かわいい猫”としてではなく、社会の片隅に追いやられた存在として描かれることがうかがえる。黒猫という存在にまつわる不吉なイメージを出発点にしながら、ピクサーらしいユーモアと感情のドラマを重ねていく作品になりそうだ。
ティザー予告では、黒猫ネロとボス猫ロッコが初登場
今回解禁されたティザー予告では、主人公の黒猫ネロと、裏社会を支配するボス猫ロッコが登場する。映像は、映画『ゴッドファーザー』の名曲「愛のテーマ(Speak Softly, Love)」を思わせる不穏なムードで幕を開ける。
薄暗い部屋の中、消えたマグロの行方をめぐって、とある猫を問い詰めるロッコとネロ。裏社会の緊迫した場面かと思いきや、ネロは頭上で揺れる灯りが気になって仕方がない。ついには灯りに猫パンチをしてしまい、ロッコから注意されるが、そのロッコ自身もまた、揺れる灯りの誘惑に抗えない。
この短い場面だけでも、マフィア映画のような重厚な空気と、猫というキャラクターならではの本能的な愛らしさが同居していることがわかる。ピクサー作品らしいコミカルな身体表現と、少しダークな世界観の組み合わせは、本作の個性になりそうだ。
【動画】『水の都のネロ』ティザー予告
ティザーポスターは、夜のベネチアと黒猫ネロのミステリアスな魅力を表現
ティザー予告とあわせて解禁されたティザーポスターでは、満月を背に、逆さまに吊るされたネロの姿が描かれている。驚いたようにこちらを見つめる表情は愛らしくもあり、同時に、夜のベネチアを舞台にした物語の不思議な気配も漂わせている。

『水の都のネロ』©2026 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
ベネチアといえば、水路、橋、迷路のような路地、歴史ある建物が印象的な街だ。そこに黒猫ネロというキャラクターが置かれることで、ただの冒険譚ではなく、街そのものの雰囲気を生かした幻想的な物語になることも期待される。
監督は『あの夏のルカ』のエンリコ・カサローザ
監督を務めるのは、『あの夏のルカ』を手がけたエンリコ・カサローザ。イタリアを舞台に、少年たちのひと夏の出会いと成長を鮮やかに描いた同作に続き、『水の都のネロ』でもイタリアの風景や空気感が重要な役割を担うことになりそうだ。
本作では、手描き絵画風のタッチと3DCGを融合させた新たなビジュアル表現が用いられる。水の都ベネチアの光、夜の街に落ちる影、猫たちのしなやかな動き。そのすべてを、どのような質感で見せるのか。ビジュアル面でも、ピクサーの新たな挑戦として注目したい。
プロデューサーには『あの夏のルカ』『カーズ/クロスロード』のアンドレア・ウォーレン、エグゼクティブ・プロデューサーには『カールじいさんの空飛ぶ家』『インサイド・ヘッド』『ソウルフル・ワールド』などを手がけてきたピート・ドクターが名を連ねる。
映画『水の都のネロ』作品情報
| 作品名 | 『水の都のネロ』 |
|---|---|
| 原題 | GATTO |
| 公開時期 | 2027年春 |
| 監督 | エンリコ・カサローザ |
| 出演 | マーク・ラファロ(ネロ役)、ローレンス・フィッシュバーン(ロッコ役) |
| 配給 | ウォルト・ディズニー・ジャパン |
映画『水の都のネロ』は、2027年春に全国公開予定。黒猫ネロがベネチアの夜にどのような冒険を繰り広げるのか、今後の続報にも注目だ。
