映画『兄を持ち運べるサイズに』初日舞台挨拶レポート-柴咲コウが語る家族の4日間、原作者からの感動の手紙も

『兄を持ち運べるサイズに』初日舞台挨拶イベントにて ©2025 「兄を持ち運べるサイズに」製作委員会 NEWS
『兄を持ち運べるサイズに』初日舞台挨拶イベントにて ©2025 「兄を持ち運べるサイズに」製作委員会

『兄を持ち運べるサイズに』初日舞台挨拶。柴咲コウらが家族の4日間を語り、作品に込めた想いを伝えた。


中野量太監督が脚本・監督を務めた最新作『兄を持ち運べるサイズに』が11月28日より全国公開中だ。原作は、作家村井理子氏のノンフィクションエッセイ「兄の終い」。絶縁状態だった兄の突然の訃報をきっかけに集まった家族の、てんてこまいな4日間を描く。主演の柴咲コウをはじめ、オダギリジョー満島ひかりら実力派キャストが集結し、家族の記憶に向き合うドラマに息を吹き込む。

柴咲コウ、全国公開に感慨「映画になるんだなと」

柴咲コウ、『兄を持ち運べるサイズに』初日舞台挨拶イベントにて ©2025 「兄を持ち運べるサイズに」製作委員会

柴咲コウ、『兄を持ち運べるサイズに』初日舞台挨拶イベントにて ©2025 「兄を持ち運べるサイズに」製作委員会

公開初日を迎えたこの日、主人公・理子を演じた柴咲コウは満席の客席を前に笑顔を見せた。「約3か月前からみんなでこの映画を盛り上げていこうと舞台挨拶などいろいろ宣伝をさせていただきました。それが本日で終わりだと思うと寂しいけれど、皆さんに届けて広がって、映画になるんだなと感慨深い気持ちです」と語り、念願の初日を噛みしめたという。さらに「私自身が数少ない友達に勧めたい映画で、この映画は一回は観て欲しいと思う作品です」と胸を張り、家族の物語が多くの観客に届くことを願った。

オダギリジョー、普遍性ある物語に「本当にいい映画になった」

オダギリジョー、『兄を持ち運べるサイズに』初日舞台挨拶イベントにて ©2025 「兄を持ち運べるサイズに」製作委員会

オダギリジョー、『兄を持ち運べるサイズに』初日舞台挨拶イベントにて ©2025 「兄を持ち運べるサイズに」製作委員会

主人公の兄であり、家族を振り回してきた“ダメ兄”を演じたオダギリジョーは、登壇者に向けて「初日おめでとうございます」と頭を下げつつ、「本当にいい映画になったと思うし、普遍的で共感していただけるメッセージ性の強い映画が出来たと思います」と自信をのぞかせた。さらに家族という存在について、「親って凄いなと思うんです。だってお父さんお母さんは何があっても味方でいてくれるでしょう?」と語り、「ここにいる人を全員尊敬した方がいい」とユーモアを交えて伝えていた。

満島ひかり、先輩との共演に「新たな映画体験をした気持ち」

満島ひかり、『兄を持ち運べるサイズに』初日舞台挨拶イベントにて ©2025 「兄を持ち運べるサイズに」製作委員会

満島ひかり、『兄を持ち運べるサイズに』初日舞台挨拶イベントにて ©2025 「兄を持ち運べるサイズに」製作委員会

兄の元妻・加奈子を演じた満島ひかりは、憧れの先輩である柴咲コウオダギリジョーとの共演に喜びをにじませた。「本作を通して素直なまま映画に向き合っている先輩の姿を見て、私自身もう一度後輩に返れた気がして新たな映画体験をしたような気持ちでした」と振り返った。

青山姫乃、『兄を持ち運べるサイズに』初日舞台挨拶イベントにて ©2025 「兄を持ち運べるサイズに」製作委員会

青山姫乃、『兄を持ち運べるサイズに』初日舞台挨拶イベントにて ©2025 「兄を持ち運べるサイズに」製作委員会

また、娘役を演じた青山姫乃との関係にも触れ、「私の中の満里奈ちゃんは姫乃ちゃんしかいないから、(撮影が終わって)いなくなっちゃってぽっかり心に穴が開いています」と明かし、親子として築いた絆を感じさせた。

原作者からの手紙に胸打たれる登壇者たち

舞台挨拶の終盤には、原作「兄の終い」の村井理子氏から届いたサプライズの手紙が代読された。「『兄を持ち運べるサイズに』の登場人物になれたことで、苦労が多かった兄の人生に、大きなマルがついた」と綴られたメッセージに、登壇者たちは静かに耳を傾けた。手紙を聞いた柴咲コウは「それを体現した我々を認めていただけて嬉しい思いがあります」と語り、オダギリジョーも「ギリギリ泣かずに済んで良かったな」と笑みを見せた。作品作りが原作者の思いに確かに届いた瞬間でもあった。

味元耀大、『兄を持ち運べるサイズに』初日舞台挨拶イベントにて ©2025 「兄を持ち運べるサイズに」製作委員会

味元耀大、『兄を持ち運べるサイズに』初日舞台挨拶イベントにて ©2025 「兄を持ち運べるサイズに」製作委員会

「家族について考えるきっかけに」中野監督と柴咲コウが観客へメッセージ

中野量太監督、『兄を持ち運べるサイズに』初日舞台挨拶イベントにて ©2025 「兄を持ち運べるサイズに」製作委員会

中野量太監督、『兄を持ち運べるサイズに』初日舞台挨拶イベントにて ©2025 「兄を持ち運べるサイズに」製作委員会

中野量太監督は「幸せな現場で、いい映画を撮ろうという気概があって、それに応えてくれる俳優部がいた。作品自体にも自信があります」と語り、「観客の皆さんが一緒になって応援して盛り上げていただく事がこの映画にとっての最高の喜び」と呼びかけた。主演の柴咲コウも「この映画が家族について考えるきっかけになって豊かな気持ちになってもらえたら嬉しいです」と思いを伝え、会場に集まった観客へ深く語りかけていた。

『兄を持ち運べるサイズに』初日舞台挨拶イベントにて ©2025 「兄を持ち運べるサイズに」製作委員会

『兄を持ち運べるサイズに』初日舞台挨拶イベントにて ©2025 「兄を持ち運べるサイズに」製作委員会

イベント概要

『兄を持ち運べるサイズに』初日舞台挨拶イベント
日時:11月28日(金)17:27〜17:57 (上映後舞台挨拶)
場所:TOHOシネマズ日比谷(東京都千代田区有楽町1丁目1-3 東京宝塚ビル地下)
登壇者:柴咲コウ、オダギリジョー、満島ひかり、青山姫乃、味元耀大、中野量太監督

作品情報

タイトル:『兄を持ち運べるサイズに』
原作:「兄の終い」村井理子(CEメディアハウス刊)
脚本・監督:中野量太
キャスト:柴咲コウ、オダギリジョー、満島ひかり、青山姫乃、味元耀大
制作プロダクション:ブリッジヘッド/パイプライン
製作幹事:カルチュア・エンタテインメント
配給:カルチュア・パブリッシャーズ
公式サイト:https://www.culture-pub.jp/ani-movie/
©2025 「兄を持ち運べるサイズに」製作委員会

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