映画『Pitfall(原題)』(2025)を紹介&解説。
映画『Pitfall(原題)』概要
映画『Pitfall(原題)』(ピットフォール)は、ジェームズ・コンデリック監督が手がけた、森の中の落とし穴と謎の狩人をめぐる緊迫のサバイバルホラー。友人たちと山へ出かけた青年が、棘の仕掛けられた深い穴に落ち、仲間たちとともに命懸けの脱出を迫られる。出演は元UFC王者ランディ・クートゥア、リチャード・ハーモン、マーシャル・ウィリアムズ、アレクサンドラ・エソーなど。
作品情報
日本版タイトル:未発表(2026年4月時点)
原題:Pitfall
製作年:2025年
本国公開日:2026年5月29日
日本公開日:未発表(2026年4月時点)
ジャンル:サバイバルホラー/スラッシャー/スリラー
製作国:アメリカ
原作:無
上映時間:90分
監督:ジェームズ・コンデリック
脚本:ワイ・サン・チェン
製作:ワイ・サン・チェン/アレックス・ボゴモロフ
撮影:ロブ・ザウィストウスキー
出演:ランディ・クートゥア/マーシャル・ウィリアムズ/アレクサンドラ・エソー/リチャード・ハーモン/ジョーダン・クレア・ロビンス/マット・ハミルトン
製作:ピットフォール・プロダクションズ/ドラゴン・ベア・プロダクション/パンダピックス
あらすじ
ある森。青年スコットは妹アシュリーや友人たちと山へ向かい、自然の中で数日間の休暇を過ごす。だが仲間とはぐれたスコットは、棘が仕掛けられた10フィート(約3メートル)の深い落とし穴に転落する。偶然ではない罠の存在を知った一行は、森に潜む正体不明の脅威から逃れようとする。
主な登場人物(キャスト)
スコット(マーシャル・ウィリアムズ):山中で仲間とはぐれ、棘の仕掛けられた深い落とし穴に転落する青年。生存を懸けて脱出を試みる本作の中心人物。
アシュリー(アレクサンドラ・エソー):スコットの妹。危機的状況の中でも仲間を置き去りにしない冷静さと強さを持つ人物。
ラース(リチャード・ハーモン):皮肉屋で疑り深い性格の友人。森で起きる異常な事態に直面し、次第に危険の現実を突きつけられていく。
グウェン(ジョーダン・クレア・ロビンス):機転が利き、森に潜む脅威の接近をいち早く察知しようとする人物。サバイバルの中で重要な行動力を見せる。
チャーリー(マシュー・ハミルトン):アシュリーの恋人。
ハンター(ランディ・クートゥア):森に長年潜み、獲物を狙う弓を持った謎の狩人。
作品の魅力解説(公開前時点)
10フィートの落とし穴から始まる、直感的で強いサバイバル設定
本作の大きな魅力は、物語の起点となるシチュエーションの分かりやすさにある。山中で仲間とはぐれた青年スコットが、棘の仕掛けられた深い落とし穴に転落する──その導入だけで、観客は一瞬にして逃げ場のない恐怖へ引き込まれる。
限られた空間からどう脱出するのか、仲間たちは救出できるのか、そしてこの罠は偶然なのか。シンプルな設定の中に複数の疑問が重なり、物語は遭難サバイバルから、森全体に潜む脅威をめぐるホラーへと広がっていく。公開前時点の情報だけでも、“穴に落ちる”という一点突破のアイデアが、観客の想像力を強く刺激する作品だといえる。
森の閉塞感と“狩られる恐怖”が交差するスラッシャー的緊張感
本作は、単なる遭難サバイバルにとどまらない。スコットたちが迷い込む森は、自然の中にいる開放感よりも、どこから見られているか分からない不穏さを強く感じさせる場所として描かれる。
落とし穴、血の跡、そして獲物を狙うように迫る謎の存在。山中という人目の届かない環境が、登場人物たちを少しずつ追い詰めていく。救助を待つだけでは終わらない状況の中で、“生き残る”ことと“逃げ切る”ことが同時に求められる点に、スラッシャーホラーとしての緊張感がある。森そのものが罠のように変わっていく感覚も、本作の見どころになりそうだ。
ランディ・クートゥアらが支える肉体派サバイバルホラー
キャスト面では、ランディ・クートゥアの存在が作品のジャンル性を際立たせている。元UFC王者としても知られるクートゥアは、森に潜む謎の狩人を演じており、登場人物たちを追い詰める脅威にフィジカルな説得力を与えている。
一方、落とし穴に転落する青年スコット役のマーシャル・ウィリアムズ、その妹アシュリー役のアレクサンドラ・エソーらは、極限状況に置かれた若者たちの恐怖と混乱を担う存在となる。罠に落ちる恐怖、森で追われる恐怖、そして肉体的に抗わなければならない恐怖。キャストの配置からも、本作がサバイバルとスラッシャーの要素を掛け合わせたホラーであることがうかがえる。
ライター/エディター/映画インスタグラマー。2019年に早稲田大学法学部を卒業。東京都職員として国際業務等を経験後、ライター業に転身。各種SNS(Instagram・X)やYouTubeチャンネル「cula 見て聞く映画マガジン(旧:アルテミシネマ)」においても映画や海外ドラマ、音楽といったカルチャーに関する情報レビューを発信している。
