ロサンゼルスを襲う大規模な火災により、クリティクス・チョイス・アワードや米アカデミー賞ノミネート発表など、映画賞シーズンの主要イベントが次々と延期となっている。
※この記事における日付表記はすべて現地時間となります。
10万人以上に避難命令-ハリウッドの祭典に暗い影
1月7日以降、ロサンゼルス都市圏で発生した大規模山火事により、10万人以上の住民に避難命令が発令された。すでに5名の死者が確認され、数千の建造物が焼失。パリセイズ、イートン、ハースト、サンセットの各火災により、40万以上の家屋や事業所で停電が発生している。
この未曾有の事態を受け、映画界からはジーン・スマートが「各テレビ局は授賞式の放送を中止し、その収益を被災者や消防士たちへの支援に充てることを検討すべき」と提言。これに対しブラッド・ガレットが賛同を示す一方、授賞式関連の仕事に従事するスタッフへの影響を懸念する声も上がっている。
アカデミー賞も異例の対応-投票期間を2日間延長
アカデミー映画芸術科学アカデミーのCEO、ビル・クレイマーは1月8日、当初1月17日(金)に予定していたノミネーション発表を19日(日)に延期すると発表。さらに、投票期間を2日間延長し、1月14日(火)までとすることを決定した。
30回目の節目を迎えるクリティクス・チョイス・アワードは、1月12日(日)から26日(日)への延期が決定。司会のチェルシー・ハンドラーのもと、サンタモニカのバーカー・ハンガーで開催され、E!での生中継とPeacockでのストリーミング配信が予定されている。
各賞の新日程-2月開催予定の授賞式への影響は限定的
全米映画俳優組合賞(SAGアワード)は1月8日に予定していたノミネーション発表を翌9日午前7時30分に変更し、生放送を中止してプレスリリースでの発表となった。2月23日にクリステン・ベル司会のもとシュライン・オーディトリアムで開催される授賞式は、予定通りNetflixでライブ配信される。
その他、全米脚本家組合賞(WGA賞)のノミネーション発表が1月13日(月)に延期されたほか、AARP映画賞は当初1月11日(土)に予定されていた授賞式を延期。ロサンゼルス映画批評家協会賞も同日予定の授賞式の延期を発表している。2月以降に予定される授賞式への影響は、現時点では限定的となっている。



