映画『ハート・オブ・ビースト』(2026)を紹介&解説。
映画『ハート・オブ・ビースト』概要
映画『ハート・オブ・ビースト』は、デヴィッド・エアー監督(『フューリー』『スーサイド・スクワッド』)と、ブラッド・ピットが『フューリー』以来約12年ぶりに再タッグを組んだサバイバル・アクション/ドラマ。
飛行中の事故によってアラスカの奥地へ取り残された退役軍人ジェームズ・ベルモントと、退役軍用偵察犬オーディンが、過酷な大自然を生き抜き、自宅へ帰るための旅に挑む。
主演・製作をブラッド・ピットが務め、J・K・シモンズ、アンナ・ラムらが共演。脚本はキャメロン・アレクサンダー。
作品情報
| 日本版タイトル | 『ハート・オブ・ビースト』 |
|---|---|
| 原題 | Heart of the Beast |
| 製作年 | 2026年 |
| 本国公開日 | 2026年9月25日 |
| 日本公開日 | 2026年9月25日 |
| ジャンル | アクション/アドベンチャー/ドラマ/スリラー |
| 製作国 | アメリカ |
| 原作 | 無 |
| 上映時間 | 101分 |
| 監督 | デヴィッド・エアー |
|---|---|
| 脚本 | キャメロン・アレクサンダー |
| 製作 | オリヴィア・ハミルトン/デヴィッド・エアー/マーティ・ボーウェン/ブラッド・ピット |
| 撮影 | マウロ・フィオーレ |
| 編集 | ドディ・ドーン |
| 作曲 | ジャレッド・マイケル・フライ |
| 出演 | ブラッド・ピット/J・K・シモンズ/アンナ・ラム ほか |
| 製作 | プランB・エンターテインメント/Temple Hill Entertainment/Crave Films/Wild Chickens Productions |
| 配給 | パラマウント・ピクチャーズ(米国)/東和ピクチャーズ・東宝(日本) |
あらすじ
退役軍人ジェームズ・ベルモントは、かつて特殊部隊で任務に就いていた男。彼と行動をともにするのは、戦争によるPTSDを抱え、義足となった退役軍用偵察犬オーディンだった。
ある日、二人を乗せた飛行機がアラスカの人里離れた荒野で事故に遭う。機体から生還したジェームズとオーディンだったが、そこは簡単に救助を待てるような場所ではない。
激流、険しい地形、極端な気候、野生動物。人間を拒絶するかのような自然の中で、ジェームズは自分自身の経験とオーディンとの信頼だけを頼りに、生きて文明圏へ戻る道を探す。過酷な旅は、戦争によって傷を抱えた一人と一匹にとって、自分たちの過去と向き合う時間にもなっていく。
主な登場人物(キャスト)
ジェームズ・ベルモント(ブラッド・ピット):特殊部隊での経験を持つ退役軍人。飛行機事故によってアラスカの奥地へ取り残され、愛犬オーディンとともに生還を目指す。戦争を経験したことによる心の傷も抱えている。
オーディン:ジェームズと行動をともにする退役軍用偵察犬。戦争で負傷し義足となっており、PTSDも抱える。事故後の極限状態でジェームズの重要な相棒となる。
作品の魅力解説(公開前時点)
ブラッド・ピットと一匹の犬を中心に進むサバイバル映画
本作の中心にいるのは、ジェームズとオーディンという一人と一匹。大勢の登場人物による群像劇ではなく、荒野へ取り残された二者の関係を軸に物語が進んでいく。
ブラッド・ピット自身も、犬を相手に長時間の演技を成立させる必要があった撮影について語っており、人間同士の台詞ではなく、動物との視線や行動、身体的なやり取りで関係を見せる作品となる。サバイバル映画でありながら、人間と犬のバディ映画としての感情的な強さも期待される。
『フューリー』のブラッド・ピット×デヴィッド・エアーが再タッグ
主演のブラッド・ピットと監督のデヴィッド・エアーは、2014年の戦争映画『フューリー』でもタッグを組んだ。
エアー監督は軍人や警察官など、極端な緊張状態に置かれた人物を数多く描いてきた映画作家。今回も主人公は軍歴を持つ人物だが、戦場そのものではなく、アラスカの自然が最大の脅威となる。
軍人として身につけた能力がどこまで役に立つのか、そして武力だけでは支配できない自然とどう向き合うのかという点も、両者の再タッグならではの見どころとなる。
サバイバルの先にある「傷を抱えた者同士」の物語
ジェームズだけでなく、オーディンも戦争によって身体と心に傷を負っている。そのため本作は「人間が愛犬を守る」だけの一方向の関係ではない。
事故からジェームズを救うのもオーディンであり、その後も互いに支えながら生還を目指していく。人と犬、どちらかが一方的な主人ではなく、過去に傷を持つ二者が互いを必要とする関係を描くことが、本作を一般的な遭難サバイバル映画とは異なるものにしている。
