トム・クルーズ、イニャリトゥ監督らが映画『DIGGER/ディガー』のジャパンプレミアに登場した。
10月6日、映画『DIGGER/ディガー』のジャパンプレミアが、東京・銀座のKK線(旧東京高速道路)上部空間で開催された。10月6日は、日本記念日協会が認定する“トムの日”。トム・クルーズにとって26回目となる今回の来日で、“トムの日”に来日イベントが行われるのは初めてだ。会場にはトムのほか、アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督とプロデューサーのメアリー・ペアレントも登壇し、集まった約700人のファンが大きな歓声で迎えた。

(右から)トム・クルーズ、メアリー・ペアレント、アレハンドロ・G・イニャリトゥ、『DIGGER/ディガー』ジャパンプレミアにて © cula

トム・クルーズ&アレハンドロ・G・イニャリトゥ、『DIGGER/ディガー』ジャパンプレミアにて © cula
歴代の来日写真で作られたモザイクアートに笑顔
ファンの歓声に迎えられて登場したトムを、さっそくサプライズが待っていた。贈られたのは、これまでの来日時の写真を集めて作られたモザイクアート。『DIGGER/ディガー』にちなんだブーツのデザインに仕上げられた一枚だ。トムは「すごく光栄です、ありがとうございます」と笑顔を見せ、喜びを表した。

トム・クルーズ、『DIGGER/ディガー』ジャパンプレミアにて © cula
入場から退場まで約3時間半、ファン一人ひとりに丁寧な対応
モザイクアートの贈呈後、トムはレッドカーペットを進みながら、ファン一人ひとりの撮影やサインに丁寧に応じていった。入場から終了までにかけた時間は、合計約3時間半。
そのため予定されていたトークパートはほとんどなくなってしまったのだが、これだけの時間をかけて向き合ってもらえたことは、ファンにとって何よりうれしい時間だったに違いない。すばらしいファンサービスだった。

ファンサービス中のトム・クルーズ、『DIGGER/ディガー』ジャパンプレミアにて © cula
終盤には、会場から見えるホテルの窓からイベントを見守る人々がいることに気づき、監督と一緒に手を振って応える場面もあり、微笑ましい様子を見せた。

トム・クルーズ&アレハンドロ・G・イニャリトゥ、『DIGGER/ディガー』ジャパンプレミアにて © cula
イニャリトゥ監督、トムの演技を絶賛「僕が観てきた中でも最高の演技のひとつ」
本作を手がけたイニャリトゥ監督は、「Mr. トム・クルーズと一緒にここ東京で、この美しく意義深い瞬間を分かち合えることを、とても光栄に思います」と切り出した。東京がプロモーションツアーの締めくくりとなることに触れ、「日本の皆さんにこの映画を観てもらえるのが、楽しみで仕方ありません」と期待を語った。

アレハンドロ・G・イニャリトゥ、『DIGGER/ディガー』ジャパンプレミアにて © cula
作品については「僕たちが生きているこの不条理な世界のさまざまな問題やテーマを描いていて、切実で、人間的で、まさに“今”の映画だと感じています」と紹介。「若い世代の皆さんにも共感してもらえるはずです。笑って、心を動かされて、楽しんでもらえたらうれしいですね」と続けた。トムについても「僕が映画監督として観てきた中でも最高の演技のひとつ、Mr. トム・クルーズの演技を存分に味わってください。きっと圧倒されると思います」と太鼓判を押した。

アレハンドロ・G・イニャリトゥと妻のマリア・エラディア・ハーガーマン、『DIGGER/ディガー』ジャパンプレミアにて © cula
東京への思いも口にし、「この街にいられて、こんなにも愛されて、幸せです。東京が大好きです。僕にとって、とても特別で美しい街です」とコメント。集まったファンに「本当にすばらしい」と感謝を伝えると、「では、トムさんにも今の気持ちを話してもらいましょう。僕たちはこの街への深い愛を分かち合っていますから」とトムにバトンを渡した。

アレハンドロ・G・イニャリトゥ、『DIGGER/ディガー』ジャパンプレミアにて © cula

トム・クルーズ、26回目の来日に「“光栄”という言葉では言い尽くせない」
バトンを受けたトムは、まず作品への思いを語った。「アレハンドロと共にここに来られたこと、アレハンドロのこの作品に参加できたこと……本当に待ちきれなかった作品で、何世代にもわたって観られていくものになると確信しています」。さらに「僕は映画ファンとして、これが最もオリジナリティにあふれた作品であり、自分がこれまで作ってきた中でも特に心を揺さぶられる作品のひとつだと感じています」と、作品への自信をのぞかせた。

トム・クルーズ、『DIGGER/ディガー』ジャパンプレミアにて © cula
日本への感謝も惜しまない。「今日この場にいられることは、僕にとってとても大きな意味があります。胸がいっぱいです」と語り、「この美しい文化——芸術や美意識をまったく別次元で理解している文化の中で、いつも温かく迎えてもらえることに感謝しています」と続けた。
キャリアを振り返る場面では、「この仕事を始めて46年、日本に来るのは今回で26回目です。こんな日を迎えられるのは光栄なことです。本当に……『光栄』という言葉では、自分にとっての意味をとても言い尽くせません」とコメントした。
監督については「友人であるアレハンドロのことが大好きで、深く尊敬しています」と語り、「この作品を持ってここに来て、皆さんと分かち合うことをずっと夢見ていました。アレハンドロと並んでここに立っている——そのすべてが、まるで夢の中にいるみたいです。まさに夢が叶いました」とコメント。日本の観客に向けても、「観てもらえるのが本当に待ちきれません。すでにいただいている反響も、本当にわくわくするものばかりです」と期待を寄せた。

トム・クルーズ、『DIGGER/ディガー』ジャパンプレミアにて © cula
最後は「皆さん、ありがとう。ここで人生を共有してくれたこと、映画愛を僕とシェアしてくれたことに感謝します。僕は皆さんのために映画を作っていますから、皆さんの姿が僕を自然に笑顔にしてくれました。心から愛しています」と、ファンへの思いを伝えた。

トム・クルーズ&アレハンドロ・G・イニャリトゥ、『DIGGER/ディガー』ジャパンプレミアにて © cula
ファンの姿に自然と笑顔になったと語ったトムと、東京を「とても特別で美しい街」と呼んだイニャリトゥ監督。プロモーションツアーの締めくくりとなる東京で、ふたりがファンと分かち合った『DIGGER/ディガー』は、10月9日(金)に日本公開を迎える。
