スティーヴン・スピルバーグがついにEGOT達成! グラミー賞初受賞で映画界の巨匠が刻んだ新たな到達点

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スティーヴン・スピルバーグ(National Geographic / YouTube)

スティーヴン・スピルバーグが『ジョン・ウィリアムズ/伝説の映画音楽』でグラミー賞を初受賞し、EGOTを達成した。


スティーヴン・スピルバーグが、キャリアで初となるグラミー賞を受賞し、エミー賞、グラミー賞、アカデミー賞、トニー賞のすべてを制覇するEGOT達成者の仲間入りを果たした。受賞作は、映画音楽界の巨匠ジョン・ウィリアムズに迫ったドキュメンタリー『ジョン・ウィリアムズ/伝説の映画音楽』で、スピルバーグはプロデューサーとして最優秀ミュージック・フィルム部門の栄冠に輝いた。授賞は、テレビ中継されないグラミー賞のプレミア・セレモニーで行われた。

EGOT達成までの歩みと今回のグラミー賞受賞

スピルバーグはこれまでに、テレビ界最高峰のエミー賞を4度、ブロードウェイ演劇に贈られるトニー賞を1度、そして映画界最高の栄誉であるアカデミー賞を3度受賞してきた。エミー賞は『ザ・パシフィック』や『バンド・オブ・ブラザース』などで獲得し、トニー賞はミュージカル『A Strange Loop(原題)』のプロデュースによるもの。アカデミー賞では『シンドラーのリスト』と『プライベート・ライアン』で評価されている。

一方で、長年唯一手にしていなかったのがグラミー賞だった。今回が初のノミネートであり、同時に初受賞となったことで、キャリアを通じて4大エンターテインメント賞すべてを制覇するEGOTを正式に達成した形となる。

スピルバーグが語る受賞の意味とジョン・ウィリアムズへの敬意

受賞に際し、スピルバーグは声明を発表し、作品を評価したグラミー賞関係者や制作チームへの感謝を述べた。冒頭で「グラミー賞の投票者の皆さん、ありがとう。」と切り出し、「『ジョン・ウィリアムズ/伝説の映画音楽』を認めてくれたことは、僕と僕らのアンブリン・チーム、ダリル・フランクとジャスティン・ファルヴェイにとって、そしてパートナーであるイマジン社とウォルト・ディズニー・カンパニーにとって、とても意義深いものだ。」と喜びを語っている。

さらに今回の受賞について、「この評価は明らかに僕にとって深い意味があるよ。」とした上で、「なぜなら、50年以上にわたって僕が知っていたことを証明してくれるからなんだ。」とコメント。その理由として、「ジョン・ウィリアムズが文化と音楽に与えた影響は計り知れないし、彼の芸術性と遺産は比類ないものだってね。」と、長年にわたり映画史を支えてきた作曲家への敬意をあらためて強調した。

声明の最後には、作品そのものへの思いも込められており、「ロラン(ロラン・ブーズロー監督)の美しい映画に関われたことを誇りに思うよ」と振り返っている。

わずか21人のみが到達したEGOTという称号

エミー賞、グラミー賞、アカデミー賞、トニー賞の4大エンターテインメント賞をすべて受賞するEGOTの称号を手にした人物は、これまでにわずか21人しかいない。スピルバーグも今回のグラミー賞受賞により、その希少な達成者のひとりとなった。

EGOT達成者には、スピルバーグと過去に共演経験のあるリタ・モレノをはじめ、オードリー・ヘップバーンメル・ブルックスエルトン・ジョンウーピー・ゴールドバーグジョン・レジェンドアンドリュー・ロイド・ウェバージェニファー・ハドソンヴィオラ・デイヴィスらが名を連ねている。また、作曲家ではリチャード・ロジャースアラン・メンケン、近年では作詞作曲デュオのベンジ・パセックジャスティン・ポールもこの称号を達成している。

今年もアカデミー賞作品賞ノミネート作『ハムネット』のプロデューサーを務めており、さらなるオスカー獲得可能性もあるスピルバーグが、音楽と舞台を含むエンターテインメントの全領域でその名を刻んだことは、キャリアの幅広さを象徴する出来事と言えそうだ。

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