『Dear Stranger/ディア・ストレンジャー』本編映像解禁、不穏な人形の存在が物語を動かす。
9月12日(金)より公開される映画『Dear Stranger/ディア・ストレンジャー』から、本編映像が解禁された。本作は西島秀俊とグイ・ルンメイが夫婦役を演じ、真利子哲也監督がメガホンを取る日×台×米合作のヒューマンサスペンス。ニューヨークを舞台に、息子の誘拐事件と夫婦関係の崩壊を描く衝撃作だ。

『Dear Stranger/ディア・ストレンジャー』より ©Roji Films, TOEI COMPANY, LTD.
不気味な人形が浮かび上がらせる極限の心理描写
解禁された1分23秒の本編映像では、息子を誘拐された賢治(西島秀俊)が放心状態でニューヨークの雑踏をさまよう姿が映し出される。その視線の先に突如として現れるのは、巨大で不気味な人形。軽やかなステップを踏みながら路地へと誘うその存在は、追い詰められた賢治を挑発し、嘲笑しているかのように見える。やがて人形は「バイバイ」と手を振り、忽然と姿を消す。

『Dear Stranger/ディア・ストレンジャー』より ©Roji Films, TOEI COMPANY, LTD.
袋小路に追い詰められる心理を視覚化したかのようなこのシーンは、観客に強烈な不安と好奇心を残す。不穏な空気を一層高めるのが、世界的音楽家ジム・オルークによる劇伴であり、映像全体に緊張感を漂わせている。
国際的キャストと真利子哲也監督が描く日台米合作のサスペンス
本作で主人公・賢治を演じる西島秀俊は、米アカデミー賞で国際長編映画賞を受賞した『ドライブ・マイ・カー』や、A24製作のシリーズ『Sunny』など、近年は海外作品でも活躍の場を広げている。一方、妻ジェーン役を務めるグイ・ルンメイは、ベルリン国際映画祭で最優秀作品賞を受賞した『薄氷の殺人』や『鵞鳥湖の夜』などで知られ、台湾を代表する国民的女優として確固たる地位を築いている。

『Dear Stranger/ディア・ストレンジャー』より ©Roji Films, TOEI COMPANY, LTD.
監督・脚本を担う真利子哲也は、『ディストラクション・ベイビーズ』でロカルノ国際映画祭の最優秀新進監督賞を受賞し、鋭い社会観察と予測不能な展開で高い評価を得てきた。『宮本から君へ』のフランス公開を経て、約6年ぶりの新作となる本作は、待望の国際プロジェクトとして注目されている。

『Dear Stranger/ディア・ストレンジャー』より ©Roji Films, TOEI COMPANY, LTD.
撮影は2024年11月から12月末にかけてオールニューヨークで敢行され、ブルックリンをはじめチャイナタウンやハーレムなど、多様な文化が交差する街並みをリアルに映し出す。日本・台湾・米国から集まった多国籍のスタッフが協働し、異文化が交錯する環境の中で人間ドラマを描く作品世界を創り上げた。
家族の崩壊と再生を問う物語-誘拐事件が暴く夫婦の秘密
『Dear Stranger/ディア・ストレンジャー』は、ニューヨークで暮らす日本人の賢治(西島秀俊)と、アジア系アメリカ人の妻ジェーン(グイ・ルンメイ)の日常から幕を開ける。仕事や育児、介護に追われるふたりの生活は余裕を失い、やがて幼い息子が誘拐されるという悲劇に直面する。事件が殺人へと発展する中で、口に出せなかった不満や秘密が露呈し、夫婦の関係はさらに深い溝へと落ちていく。
本作が描くのは単なる誘拐サスペンスではなく、極限状況で浮き彫りになる家族の絆と脆さである。果たしてふたりは崩壊した関係を修復し、“幸せな家族”を取り戻すことができるのか。その行方を見届けることが、観客にとっても心を揺さぶる体験となるだろう。
【動画】映画『Dear Stranger/ディア・ストレンジャー』本編映像
作品情報
作品タイトル:『Dear Stranger/ディア・ストレンジャー』
英題:『Dear Stranger』
公開日:9月12日(金)TOHOシネマズ シャンテほか 全国ロードショー
出演:西島秀俊 グイ・ルンメイ
監督・脚本:真利子哲也
©Roji Films, TOEI COMPANY, LTD.
配給:東映
公式サイト:https://d-stranger.jp/
公式X:@d_stranger_mv
公式Instagram:@d_stranger_mv
