テイラー・スウィフトが新作で見せる、軽快で華やかなポップサウンドとは。
2025年注目作『The Life of a Showgirl』発表
テイラー・スウィフトが、通算12作目となる新アルバム『The Life of a Showgirl』を10月3日にリリースすると発表した。発表は、トラヴィス・ケルシー&ジェイソン・ケルシー兄弟が司会を務めるポッドキャスト「New Heights」の特別エピソード内で行われたもので、テイラー本人と交際相手であるトラヴィス・ケルシーの双方が制作秘話を語った。
ケルシーは「僕は幸運にもここに収録されている全ての楽曲を聞くことができたから、12曲全部がメイン級だって分かってるんだ」と明かし、「もっとアップビートで、もっと楽しいポップな興奮って感じだよ。(前作)『Tortured Poets〜』の多くの楽曲とは完全に180度違うと思う」とその印象を語った。
【動画】New Heights – テイラー・スウィフトゲスト回
心境の変化と制作の方向転換
スウィフトは新作の背景について、「人生がよりアップビートになったの」と語り、アルバムごとに異なる目標を掲げていると明かした。前作『Tortured Poets Department』では叙情的な表現を追求し、混沌や生々しさを受け入れることに重点を置いたという。
「私はアルバムごとに異なる目標を持っている。『Tortured Poets Department』では、私の目標は純粋に叙情的なものだった。本当に完全なカタルシスで、その視点から書くことの混沌を受け入れるのが好きなの、その生々しさをね。この時点で完全にピボットしたいと感じていて、アルバムから私の人生が感じられるようにしたかった。そしてこれは私の人生から感じたものと完全に一致してる」。
さらに、今回の作品では「むかつくほど感染力のあるメロディーと、同じように鮮明だけれど、鋭くて集中していて完全に意図的な歌詞」を目指したと説明。「それはその全ての裏にある人生、ショーを超えた人生だよ」と付け加えた。
名プロデューサー陣との再タッグ
『The Life of a Showgirl』のポップなサウンドをさらに際立たせているのは、マックス・マーティンとシェルバックというスウェーデン出身のヒットメーカーの存在だ。スウィフトはこれまで「Blank Space」「22」「Shake It Off」「I Knew You Were Trouble」など、数々の代表曲で彼らと共作してきた。
マーティンはブリトニー・スピアーズの「…Baby One More Time」、NSYNC「It’s Gonna Be Me」、ケイティ・ペリーの「I Kissed a Girl」などポップ史に残る楽曲を手掛け、近年ではザ・ウィークエンドの「Blinding Lights」、コールドプレイとBTSの「My Universe」、アリアナ・グランデの「Yes, And?」などのヒットでも知られている。
3人が新アルバムで最後に組んだのは2017年の『Reputation』以来だった。スウィフトは「シェルバックと私は、一緒に仕事を始めた時はお互い20代前半だったの、私たち3人ともがね。だからとても若手で、マックスがメンターという感じだった」と振り返り、「そして今回は、部屋にいる3人全員がクリエイターとして同じ重みを担っているように感じられた時だった。本当に特別だった。これまでで最高のアイデアを持ち込まなければならないと自覚するクリエイティブな体験を持てた」と語った。
収録曲と豪華コラボレーション
ポッドキャスト内でスウィフトは、新アルバムのトラックリストを公開し、サブリナ・カーペンターとのフィーチャリングが含まれることを明らかにした。収録曲の詳細はまだ限定的だが、ケルシーによる「12曲全部がメイン級」という評価と、スウィフト自身の制作意図から、華やかで親しみやすい楽曲群になることが予想される。
交際初期の思い出と感情的な瞬間
新作の話題に加え、スウィフトはポッドキャスト「New Heights」で交際初期や最近の出来事についても語った。ケルシーとの出会いを振り返り、「これは80年代のジョン・ヒューズ映画にいるみたいで、彼はただ私の窓の外にブームボックスを持って立ってるみたいだった」と表現。「『この人がクレイジーでない限り、これは私が10代の頃から起こってほしいと思って歌に書いてきたことみたい』って思ったの」と続けた。
さらに、今年になって自身の初期作のマスター音源に関する権利を買い戻した際の心境にも触れた。「私は号泣してた、ただもう『本当に?……これで私の人生が変わった、まだ信じられない』って泣いたの」と、母親から取引成立の連絡を受けた瞬間を回想した。
