デンゼル・ワシントン「アカデミー賞なんてどうでもいい」と発言-2度のオスカー受賞俳優が語る人生観

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デンゼル・ワシントン

デンゼル・ワシントンがオスカー受賞への関心の薄さと俳優としての姿勢を語った。


デンゼル・ワシントンは、映画界最高峰の栄誉とされるアカデミー賞について「オスカーのためにやっているわけじゃない」と語り、俳優としての目的は賞とは別にあることを明らかにした。これまで10回のノミネートと2度の受賞を誇るベテラン俳優だが、その発言からは長年のキャリアで培った独自の価値観がうかがえる。

オスカーは目的ではない―「そんなものはどうでもいい」

米エンタメ番組「Jake’s Takes」のインタビューで、ワシントンは「オスカーのためにやってるわけじゃないよ」と明言。「そんなものはどうでもいいんだ」と続け、「人間は賞(award)を与えるが、報い(reward)を与えるのは神だ」と語った。

また、「オスカーにはあまり興味がないんだ……自慢しているわけじゃない。ただ、そう感じているだけなんだ。最期の日に、オスカーなんて何の役にも立たないよ」とも述べ、受賞そのものよりも演じることや人生の意義を重視する姿勢を示した。

神との対話にユーモアを交えて

インタビュアーのジェイク・ハミルトンが「神様はオスカーを何個持っているかなんて聞きませんよね」と返すと、ワシントンは笑いながら「神が『だから君に1週間余分にあげたんだ』って言ったりしてね(笑)。神が『さあ、こちらに来なさい』と言ってくれる限り、私は大丈夫さ」と冗談を交えて答えた。

その軽妙なやり取りからは、受賞や肩書きにとらわれない彼の自然体な人柄が垣間見える。

過去の栄誉とノミネート漏れへの反応

ワシントンはこれまでに2度アカデミー賞を受賞している。1989年の映画『グローリー』で助演男優賞、2001年の『トレーニング デイ』で主演男優賞を獲得した。

一方で、今年初めに出演した『グラディエーターII 英雄を呼ぶ声』では、オスカーノミネートから外れる結果となった。過去にリドリー・スコット監督作品で候補にならなかったことについて、ニューヨーク・タイムズの取材で「俺は座って笑ってたよ。ほら見ろってね。オスカーノミネートされなかった日に、私はブロードウェイで『オセロ』に取り組んでるんだよ。冗談だろう?」と語っている。

さらに皮肉を込めて「ああもう。ああ、すごく悔しいよ」と言った後、「いいか、私はもう長くやりすぎてるんだ。賢くなってきて、あまり喋らず、もっと理解することを学ぼうと努力してる。それが刺激的なんだよ」と付け加えた。

【動画】デンゼル・ワシントン インタビュー動画


華やかな受賞歴を持ちながらも、デンゼル・ワシントンはオスカーを最終目標とは考えていない。その言葉やユーモアからは、俳優としての評価よりも、人として何を学び、どう生きるかを重視する姿勢が伝わってくる。スクリーン上での存在感だけでなく、その価値観や生き方こそが、多くの人々を惹きつけ続ける理由といえるだろう。

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