金獅子賞受賞のジム・ジャームッシュ最新作が11月20日公開。
ジム・ジャームッシュ監督の最新作『ファーザー マザー シスター ブラザー』が、2026年11月20日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国で公開されることが決定した。あわせて、予告編とポスタービジュアルも解禁された。
本作は、2025年の第82回ヴェネチア国際映画祭で最高賞〈金獅子賞〉を受賞した作品。ジャームッシュ監督にとって、意外にも3大映画祭での最高賞受賞は本作が初となる。ギャガ配給、アートハウス映画レーベルNOROSHI第5弾として届けられる。
“ジャームッシュ印”が詰まった3部構成の新作家族劇
『ファーザー マザー シスター ブラザー』は、ニュージャージー、ダブリン、パリという異なる都市を舞台に、久しぶりに顔を合わせる3組の親子・家族を描く3部構成の物語。
ニュージャージーでは、田舎町に隠居する父を娘と息子が訪ねる。かつて破天荒だった父の1人暮らしを心配する姉弟は、その生活ぶりを確かめようとするが、交わされる言葉はどこか噛み合わない。
ダブリンでは、同じ街に暮らしながらも、顔を合わせるのは年に1度の家族行事だけという母と2人の娘がアフタヌーンティーの席に集う。そしてパリでは、両親を亡くした双子の兄妹が、遺品整理のためにかつて両親が暮らしたアパートメントで再会する。
大きな事件で感情を揺さぶるのではなく、家族のあいだに積み重なった言えなかったこと、言わなかったことを、会話の間や沈黙から浮かび上がらせていく。オフビートなリズム、絶妙なユーモア、音楽、ヴィンテージカーといった細部まで、ジャームッシュ作品ならではの空気が漂う一本になりそうだ。
トム・ウェイツ、アダム・ドライバーら豪華キャストが集結
出演には、これまでもジャームッシュ作品に参加してきたトム・ウェイツ、アダム・ドライバー、ケイト・ブランシェットが名を連ねる。
さらに、メイム・ビアリク、シャーロット・ランプリング、ヴィッキー・クリープス、インディア・ムーア、ルカ・サバトも出演。家族という近い関係だからこそ生まれる気まずさ、照れ、距離感を、豪華キャストたちがどのように表現するのかにも注目したい。
タイトルが示す「父」「母」「姉妹」「兄弟」は、単なる家族構成ではなく、それぞれが抱えてきた時間や嘘、記憶を映すキーワードでもある。食卓やコーヒーテーブルを囲む何気ない会話の中から、登場人物たちの人生が少しずつこぼれ出していく。
予告編とポスタービジュアルが映す、気まずくも愛おしい再会
解禁された予告編は、ニュージャージーの田舎町を訪れた娘と息子に、トム・ウェイツ演じる父親が「どうだろう、乾杯しないか?」「家族の絆に」と語りかける場面から始まる。気恥ずかしさを隠しきれない姉と弟の表情からは、家族でありながら簡単には近づけない距離がにじむ。
ダブリンのパートでは、母が「会えるのは嬉しいのだけど、もめごとだけは勘弁してほしいわ」と一抹の不安をのぞかせる。パリのパートでは、両親を亡くした双子の兄妹が、かつての暮らしの痕跡に触れながら過去を振り返る。

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ポスタービジュアルは、「FATHER」「MOTHER」「SISTER BROTHER」の3つのパートを重ねるように構成。上からトム・ウェイツ、アダム・ドライバー、メイム・ビアリクが並ぶ「FATHER」篇、シャーロット・ランプリング、ケイト・ブランシェット、ヴィッキー・クリープスの「MOTHER」篇、インディア・ムーア、ルカ・サバトの「SISTER BROTHER」篇が配され、シンプルながらも俳優陣の存在感が際立つ仕上がりとなっている。
【動画】映画『ファーザー マザー シスター ブラザー』予告編
作品情報
日本版タイトル:『ファーザー マザー シスター ブラザー』
原題:『FATHER MOTHER SISTER BROTHER』
公開日:2026年11月20日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国ロードショー
監督:ジム・ジャームッシュ
脚本:ジム・ジャームッシュ
出演:トム・ウェイツ、アダム・ドライバー、メイム・ビアリク、シャーロット・ランプリング、ケイト・ブランシェット、ヴィッキー・クリープス、インディア・ムーア、ルカ・サバト
2025年/アメリカ、イギリス、フランス、イタリア、アイルランド、ドイツ/111分/カラー/ビスタ/4K/5.1ch/字幕翻訳:石田泰子/レーティング:G
公式サイト:https://gaga.ne.jp/FMSB_NOROSHI
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