デンマーク史上最も謎めいた連続殺人事件が映画化-アカデミー賞ノミネート作品『ガール・ウィズ・ニードル』5月公開へ[動画あり]

『ガール・ウィズ・ニードル』 ©NORDISK FILM PRODUCTION / LAVA FILMS / NORDISK FILM PRODUCTION SVERIGE 2024 NEWS
『ガール・ウィズ・ニードル』 ©NORDISK FILM PRODUCTION / LAVA FILMS / NORDISK FILM PRODUCTION SVERIGE 2024

アカデミー賞ノミネートのデンマーク発サスペンス『ガール・ウィズ・ニードル』、5月に日本公開が決定

デンマーク史上最も物議を醸した連続殺人事件を題材に、貧困にあえぐ女性の運命を描いた『ガール・ウィズ・ニードル』の日本公開が決定した。2024年アカデミー賞®︎国際長編映画賞にノミネートされ、欧州各国の映画祭で多数の賞を受賞している本作は、5月16日(金)より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町、渋谷ホワイト シネクイントほか全国で公開される。

“大人のためのおとぎ話”をコンセプトに掲げた本作は、第一次世界大戦後のコペンハーゲンを舞台に、1人のお針子の数奇な運命を通じて、社会の闇に潜む恐怖を描き出している。監督を務めたのは北欧の新鋭マグヌス・フォン・ホーン。2024年ヨーロッパ映画祭での美術賞/作曲賞のW受賞をはじめ、2024年ポーランド映画祭では最多11冠を達成するなど、その手腕は国際的に高い評価を受けている。

『ガール・ウィズ・ニードル』 ©NORDISK FILM PRODUCTION / LAVA FILMS / NORDISK FILM PRODUCTION SVERIGE 2024

『ガール・ウィズ・ニードル』 ©NORDISK FILM PRODUCTION / LAVA FILMS / NORDISK FILM PRODUCTION SVERIGE 2024

アート性と物語性を高く評価され、国際映画賞を次々と受賞

北欧の映画界に新風を吹き込んだ本作は、2025年ゴールデングローブ賞で非英語作品賞にノミネートされたほか、映像のアカデミー賞と呼ばれるカメリマージュ映画祭で最高賞のゴールデン・フロッグ賞を獲得。さらにナショナル・ボード・オブ・レビューでは外国語映画TOP5に選出されるなど、国際的な評価を確立している。

物語は第一次世界大戦後のコペンハーゲンを舞台に展開する。お針子として働くカロリーネは工場のオーナーと恋に落ちるものの、身分違いの関係は実らず、失業の憂き目に遭う。すでに妊娠していた彼女は、もぐりの養子縁組斡旋所を経営する女性ダウマと出会うことで、思いもよらない運命の歯車が回り始める。

才能豊かなスタッフ陣が描き出す、漆黒の映像美

音楽アーティストプース・マリーとして知られるフレゼレケ・ホフマイアが手掛けた不気味な音楽と音響効果は、心理的恐怖を見事に演出。また、『EO イーオー』や『リアル・ペイン~心の旅~』で知られる撮影監督ミハウ・ディメクが映し出す漆黒の映像美は、観客を妖しくも魅力的な闇の世界へと誘う。

主演のカロリーネ役には、『ビッチ・ホリディ』で注目を集め、『ゴッドランド/GODLAND』のフリーヌル・パルマソン監督のミューズとしても知られる実力派女優ヴィク・カーメン・ソネを起用。助演には、数々の映画賞に輝く名優トリーネ・デュアホルムが名を連ねている。

不穏な空気漂うビジュアルと特報が解禁

この度解禁となったティザー・ポスターは、漆黒を背景に1本の針が配された印象的なデザインとなっている。針軸には「その街では、よく人が消える」という不穏なコピーが添えられ、針穴を覗くとそこには膝を抱えた女性がうずくまっている。エレガントな雰囲気の中に潜む、暗部の存在を示唆する意味深な仕上がりだ。

【動画】『ガール・ウィズ・ニードル』特報 粗末な部屋から始まる謎めいた映像の数々

特報映像は、粗末な部屋に横たわる人物のカットから始まり、白と黒のコントラストが際立つ陰鬱な街路を映し出す。続いて、煙を吐き出す煙突の風景、ソファの上で泣く赤ん坊、群衆、叫ぶマスクの男、バスタブの中で息を殺す女など、不穏な空気を漂わせる映像が連続的に展開。最後は「赤ん坊はどうした?」という問いかけとともに、回転するオルゴールの円盤の上に「その街では、よく人が消える」というコピーが浮かび上がる。

監督が語る“大人のためのおとぎ話”が意味するもの

『ガール・ウィズ・ニードル』 ©NORDISK FILM PRODUCTION / LAVA FILMS / NORDISK FILM PRODUCTION SVERIGE 2024

『ガール・ウィズ・ニードル』 ©NORDISK FILM PRODUCTION / LAVA FILMS / NORDISK FILM PRODUCTION SVERIGE 2024

マグヌス・フォン・ホーン監督は本作について「大人のためのおとぎ話」と表現している。「はるか昔に起こった物語を語る際にこの手法を選びましたが、現代の私たちにとって非常に身近な問題、つまり貧困に陥り苦難を強いられる人々をどう描くかというテーマが含まれています」と語り、さらに「時を超えて語られる国民的トラウマは、今日でも社会の恐怖に目をつぶることが何を意味するのかを私たちに思い起こさせてくれるでしょう」と、作品に込めた思いを明かしている。

『ガール・ウィズ・ニードル』は5月16日(金)公開。

作品情報

<STORY>
お針子として働くカロリーネは、工場のオーナーと恋に落ちるも、身分違いの関係は実らず、彼女は捨てられた挙句に失業してしまう。すでに妊娠していた彼女はもぐりの養子縁組斡旋所を経営する女性ダウマと出会う。

タイトル:『ガール・ウィズ・ニードル』
原題:Pigen med nålen
監督:マグヌス・フォン・ホーン
脚本:マグヌス・フォン・ホーン
出演:ヴィク・カーメン・ソネ、トリーネ・デュアホルム、ベシーア・セシーリ
日本公開:2025年5月16日(金)

2024年|デンマーク、ポーランド、スウェーデン|デンマーク語|123分|1.44:1|モノクロ|5.1ch|PG‐12|日本語字幕:吉川美奈子|字幕監修:村井誠人

©NORDISK FILM PRODUCTION / LAVA FILMS / NORDISK FILM PRODUCTION SVERIGE 2024
配給:トランスフォーマー
公式サイト:transformer.co.jp/m/needlemovie/
X:@TGWTN_JP

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