『ウィキッド ふたりの魔女』とはどんな映画?あらすじ・キャスト・注目ポイントを紹介・解説

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映画『ウィキッド ふたりの魔女』(2024)を紹介&解説。


映画『ウィキッド ふたりの魔女』概要

映画『ウィキッド ふたりの魔女』は、『クレイジー・リッチ!』のジョン・M・チュウ監督が手がけた、人気ブロードウェイ・ミュージカルを映画化したファンタジー・ミュージカル。
魔法の国オズを舞台に、緑色の肌を持つ少女と人気者の少女が出会い、友情を築きながらそれぞれの運命へと向かう姿を描く。主演はシンシア・エリヴォアリアナ・グランデ。共演にジョナサン・ベイリーミシェル・ヨージェフ・ゴールドブラムら。

作品情報

日本版タイトル:『ウィキッド ふたりの魔女』
原題:Wicked
製作年:2024年
日本公開日:2025年3月7日
ジャンル:ミュージカル/ファンタジー
製作国:アメリカ
原作:グレゴリー・マグワイアによる小説『Wicked: The Life and Times of the Wicked Witch of the West』および同作を原作としたブロードウェイ・ミュージカル
上映時間:161分
次作:『ウィキッド 永遠の約束

監督:ジョン・M・チュウ
脚本:ウィニー・ホルツマン/ダナ・フォックス
製作:マーク・プラット/デヴィッド・ストーン
撮影:アリス・ブルックス
編集:マイロン・カースタイン
作曲:ジョン・パウエル/スティーヴン・シュワルツ
出演:シンシア・エリヴォアリアナ・グランデ/ジョナサン・ベイリー/ミシェル・ヨージェフ・ゴールドブラム/イーサン・スレイター/マリッサ・ボーデ/ピーター・ディンクレイジ
製作:ユニバーサル・ピクチャーズ/マーク・プラット・プロダクションズ
配給:ユニバーサル・ピクチャーズ

あらすじ

魔法の国オズ。シズ大学に入学した、緑色の肌を持つ少女エルファバは周囲から疎まれながらも学び始める。やがて人気者の少女グリンダと同室になり、正反対のふたりは衝突しながらも次第に友情を築いていく。やがてオズの権力や魔法をめぐる出来事が彼女たちの運命を大きく変え、ふたりは異なる道を歩み始める。

主な登場人物(キャスト)

エルファバ(シンシア・エリヴォ):緑色の肌を持って生まれた女性。周囲から疎まれながら育つが、強い魔力と信念を秘めている。シズ大学で学ぶ中で自分の力と向き合い、やがて“西の悪い魔女”として語られる運命へと向かう。

グリンダ(アリアナ・グランデ):華やかな人気者。社交的で周囲から愛される存在としてシズ大学に入学し、当初はエルファバと衝突するが、次第に友情を築いていく。

フィエロ(ジョナサン・ベイリー):自由奔放で魅力的な王子。シズ大学の学生で、グリンダと親しくなる一方、エルファバの内面にも惹かれていく人物。

マダム・モリブル(ミシェル・ヨー):シズ大学の魔法学の教授。エルファバの強い魔力に目を留め、彼女の才能を評価するが、オズの権力構造とも関わりを持つ影響力の大きな人物。

オズの魔法使い(ジェフ・ゴールドブラム):オズの国を統治する謎めいた支配者。人々から崇拝される存在だが、その実像には多くの秘密が隠されている。

ボック(イーサン・スレイター):シズ大学の学生で、心優しい青年。グリンダに想いを寄せるが、次第に別の人物との関係に巻き込まれていく。

ネッサローズ(マリッサ・ボーデ):エルファバの妹。足が不自由で車椅子生活を送る少女で、姉に対して複雑な感情を抱きながら成長していく。

ドクター・ディラモンド(ピーター・ディンクレイジ):シズ大学で教鞭をとる動物の教授。動物たちが迫害されていくオズの社会状況を憂い、学生たちに警鐘を鳴らす存在。

『ウィキッド ふたりの魔女』レビューはこちら

『ウィキッド ふたりの魔女』内容(ネタバレ)

1. エルファバの出生とグリンダの回想

物語は、オズの国で「西の悪い魔女」が死んだという知らせを人々が祝う場面から始まる。善い魔女グリンダは、かつてその魔女と自分が友人だったことを語り始め、物語は過去へとさかのぼる。

エルファバは、オズの地方総督の妻と旅人との関係から生まれ、母親が飲んだ薬の影響で緑色の肌を持つ子どもとして誕生した。見た目の違いから幼い頃から周囲に疎まれ、孤独な幼少期を送る。

2. シズ大学での出会い

成長したエルファバは、足が不自由な妹ネッサローズをシズ大学へ送り届けた際、強力な魔法の力を偶然発揮する。これを見た魔法学部長マダム・モリブルは彼女の才能に注目し、エルファバの入学を認める。

寮では、社交的で人気者の少女ガリンダ(後のグリンダ)とルームメイトになる。性格も価値観も正反対のふたりは当初激しく衝突するが、ある出来事をきっかけに少しずつ距離を縮めていく。

3. オズ社会の不穏な変化

大学ではヤギのディラモンド教授が授業を行っているが、動物が言葉を話す権利を失いつつある社会状況が明らかになる。やがて動物教師は大学から追放され、人間中心の支配が強まっていく。

さらに授業では、動物の子ライオンを檻に閉じ込め「話す能力を奪う実験」が示される。エルファバはこれに強い怒りを覚え、フィエロ王子とともに子ライオンを逃がす行動に出る。

4. 友情の成立とエメラルドシティへの招待

エルファバの魔力はモリブルによってオズの魔法使いに報告され、彼女は魔法使いからエメラルドシティへの招待を受ける。

ガリンダは名前を「グリンダ」と改め、エルファバとともに旅に出る。ふたりはついにオズの魔法使いと面会するが、そこで彼女たちは大きな真実に近づいていく。

5. エメラルドシティで明かされる真実

エルファバはグリンダとともにエメラルドシティへ向かい、ついにオズの魔法使いと対面する。魔法使いは彼女の強い魔力に興味を示し、古代の魔導書「グリムリー」を読むよう求める。

エルファバは唯一その書を読める人物であり、呪文を唱えた結果、猿の兵士たちに翼を生やす魔法を発動させてしまう。しかしそれは、動物たちを監視や支配に利用するための計画だったことが判明する。魔法使いとモリブルは、動物の自由を奪う政策を進めており、エルファバの力をそのために利用しようとしていた。

6. エルファバの反発と追われる身へ

この事実を知ったエルファバは、魔法使いの計画を拒否する。彼女は動物たちを守ろうとするが、モリブルはその行動を「危険な魔女」として利用し、国中にエルファバを敵として宣伝する。

一方グリンダは、エルファバに謝罪して魔法使い側につくよう説得するが、エルファバは権力に従うことを拒み、自分の信念を貫く決断をする。

7. 「Defying Gravity」

エルファバは魔法使いたちから逃れる中で、グリモリーの魔法を使い自らの力を解放する。クライマックスではミュージカルの代表曲「Defying Gravity」が歌われ、彼女は箒に乗って空へ舞い上がる。

この場面は、エルファバが権力や社会の偏見に従わず、自分の信念に従って生きることを宣言する瞬間として描かれる。

8. ふたりの決別

エルファバが逃亡すると、モリブルは彼女を「邪悪な魔女(Wicked)」として国中に広める。こうして彼女は“西の悪い魔女”として追われる存在となる。

一方グリンダは体制側に残り、やがて“善い魔女グリンダ”として人々に知られる存在になっていく。かつて親友だったふたりは、互いを思いながらも異なる道を歩むことになる。

そしてエルファバが空へ飛び去る姿とともに物語は幕を閉じ、後編へ物語が引き継がれる。

 

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