映画『マイ・インターン』(2015)を紹介&解説。
映画『マイ・インターン』概要
映画『マイ・インターン』は、『恋愛適齢期』『ホリデイ』のナンシー・マイヤーズ監督が、ニューヨークのファッション業界を舞台に、世代を超えた友情と仕事、人生の再出発を描くヒューマンドラマ。急成長するファッション通販サイトの女性CEOと、70歳のシニア・インターンとして入社した男性が出会い、互いの価値観を少しずつ変えていく。主演はロバート・デ・ニーロとアン・ハサウェイ、共演にレネ・ルッソ、アンダーズ・ホーム、アダム・ディバイン、アンドリュー・ラネルズら。
作品情報
日本版タイトル:『マイ・インターン』
原題:The Intern
製作年:2015年
本国公開日:2015年9月25日
日本公開日:2015年10月10日
ジャンル:ドラマ/コメディ
製作国:アメリカ
原作:無
上映時間:121分
監督:ナンシー・マイヤーズ
脚本:ナンシー・マイヤーズ
製作:ナンシー・マイヤーズ/スザンヌ・ファーウェル
製作総指揮:セリア・コスタス
撮影:スティーブン・ゴールドブラット
編集:ロバート・レイトン
作曲:セオドア・シャピロ
衣装:ジャクリーン・デメテリオ
出演:ロバート・デ・ニーロ/アン・ハサウェイ/レネ・ルッソ/アンダーズ・ホーム/アダム・ディバイン/アンドリュー・ラネルズ/クリスティーナ・シェラー/ジョジョ・クシュナー
製作:ウェイバリー・フィルムズ/ラットパック=デューン・エンターテインメント
配給:ワーナー・ブラザース
© 2015 Warner Bros. Entertainment Inc. and Ratpac-Dune Entertainment LLC. All rights reserved.
あらすじ
ニューヨーク。妻に先立たれ、退職後の生活に物足りなさを感じていた70歳のベンは、ファッション通販サイトを運営する会社のシニア・インターン制度に応募する。配属先は、若くして会社を急成長させたCEOのジュールズのもと。最初はベンとの距離に戸惑っていたジュールズだったが、彼の誠実な仕事ぶりや豊かな人生経験に触れるうち、次第に心を開いていく。
主な登場人物(キャスト)
ベン(ロバート・デ・ニーロ):70歳のシニア・インターン。妻を亡くし、退職後の生活に物足りなさを感じる中で、ファッション通販サイトのインターンに応募する。穏やかな人柄と豊かな人生経験で、若い同僚たちの信頼を集めていく。
ジュールズ(アン・ハサウェイ):ファッション通販サイトを立ち上げたCEO。仕事への情熱と責任感を持つ一方、急成長する会社の運営や家庭との両立に悩みを抱えている。ベンとの出会いを通して、自分の働き方や人生の選択を見つめ直していく。
フィオナ(レネ・ルッソ):会社で働くマッサージ師。明るく落ち着いた雰囲気を持ち、ベンと自然に距離を縮めていく。職場の人間関係に温かさを添える存在として描かれる。
マット(アンダーズ・ホーム):ジュールズの夫。かつてのキャリアを離れ、家庭を支える立場にいる。ジュールズの仕事が大きくなる中で、夫婦関係にも変化が生じていく。
ベッキー(クリスティーナ・シェラー):ジュールズのアシスタント。多忙なジュールズを支える一方で、仕事量や立場に葛藤を抱えている。会社の急成長の裏側にある現場の忙しさを象徴する人物でもある。
ジェイソン(アダム・ディバイン):会社で働く若手社員。ベンの同僚のひとりとして、職場のコミカルな空気を担う存在。ベンの人柄に触れながら、仕事や恋愛に向き合っていく。
キャメロン(アンドリュー・ラネルズ):ジュールズの会社の幹部。急成長する会社を支える一方、経営体制をめぐる現実的な課題にも向き合う。
ペイジ(ジョジョ・クシュナー):ジュールズとマットの娘。仕事と家庭の間で揺れるジュールズの母親としての一面を映し出す存在である。
作品の魅力解説
映画『マイ・インターン』の大きな魅力は、世代や立場の違いを対立ではなく、学び合いとして描いている点にある。ベンは若い職場に入りながらも、自分の価値観を押しつけるのではなく、礼儀や気遣い、経験に基づく助言で周囲の信頼を得ていく。一方のジュールズも、成功した女性CEOとしての強さだけでなく、仕事と家庭、経営者としての孤独を抱える人物として描かれる。
また、ナンシー・マイヤーズ作品らしい洗練された空間づくりも見どころである。ニューヨークのオフィス、ファッション、インテリアは華やかでありながら、登場人物の暮らしや働き方を自然に映し出している。大きな事件で感情を揺さぶる作品というより、日常の会話や小さな気遣いの積み重ねによって、人が誰かに救われる瞬間を描いた温かな一本である。
