『I Want Your Sex(原題)』予告編が公開。オリヴィア・ワイルドが、欲望と支配をめぐる危うい関係に踏み込む。
オリヴィア・ワイルド主演映画『I Want Your Sex(原題)』予告編公開
オリヴィア・ワイルドとクーパー・ホフマンが共演する映画『I Want Your Sex(原題)』の予告編が公開された。
本作は、『ドゥーム・ジェネレーション』『ノーウェア』などで知られるグレッグ・アラキ監督による、挑発的なセックス・コメディ/スリラー。ワイルド演じる自信に満ちたアーティスト、エリカ・トレイシーが、ホフマン演じる若きアシスタントのエリオットを自身の“性的ミューズ”として引き込み、ふたりの関係が欲望、権力、執着、裏切りへと発展していく。
予告編には、ボールギャグ、鞭、ストラップオン、思わぬ方向へ転がる3人の関係など、かなり踏み込んだ描写も登場。単なる刺激的な題材にとどまらず、アラキ作品らしいポップで不穏なテンションの中で、性とアイデンティティ、支配と解放の関係を描く作品となりそうだ。
サンダンスで話題に マグノリアが米配給権を獲得
『I Want Your Sex(原題)』は、サンダンス映画祭で注目を集めたタイトルのひとつ。米Varietyによれば、本作は上映後に争奪戦となり、マグノリア・ピクチャーズが7桁ドル規模で米配給権を獲得した。
レビューを担当したピーター・デブルージは、本作について「この型破りなロマンティックコメディは、クィア・インディーズの先駆者である彼のセックスポジティブな感性の自然な延長に感じられる。同時に、彼はそれを新たな領域へと導いている」と評し、スクリューボール・コメディとしての側面にも言及している。
ワイルドもサンダンスで、本作について「この映画は、若い人の性的革命の一部を見せることに対する、ものすごく不遜で遊び心のあるアプローチなんです」とコメント。さらに「セックスは、誰の経験にも本当に当てはまるもののメタファーとして使われています」と語っており、過激さの裏に普遍的なテーマが込められていることを示唆している。
グレッグ・アラキ、久々の長編映画監督作
アラキは、1990年代のニュー・クィア・シネマを代表する映画監督のひとり。『トータリー・ファックト・アップ』『ドゥーム・ジェネレーション』『ノーウェア』からなる“ティーン・アポカリプス・トリロジー”で知られ、セックス、若者文化、終末感、ポップカルチャーを混ぜ合わせた独自の作風を築いてきた。
2014年の『ブリザード 凍える秘密』以降は、『リバーデイル』『13の理由』『ダーマー』『American Gigolo(原題)』など、テレビシリーズの演出も手がけていた。本作は、そんなアラキにとって待望の映画監督復帰作となる。
キャストには、オリヴィア・ワイルド、クーパー・ホフマンのほか、チャーリーxcx、メイソン・グッディング、チェイス・スイ・ワンダーズ、ダヴィード・ディグスらが名を連ねている。
【動画】『I Want Your Sex(原題)』予告編
性をめぐる挑発的な題材を、アラキらしいユーモアと不穏さでどう更新するのか。『I Want Your Sex(原題)』は、サンダンスでの話題性も含めて、公開に向けてさらに注目を集めそうだ。
