ケイト・ブランシェット&セレーナ・ゴメス、ブラディ・コーベット新作に出演-「X指定」級の大作か

ケイト・ブランシェット&セレーナ・ゴメス、ブラディ・コーベット新作に出演-「X指定」級の大作か NEWS
ケイト・ブランシェット(左)、セレーナ・ゴメス(右)

ケイト・ブランシェットとセレーナ・ゴメスが、ブラディ・コーベット監督の新作映画に出演予定であることが明らかになった。


『ブルータリスト』で注目を集めたブラディ・コーベット監督の次回作に、ケイト・ブランシェットセレーナ・ゴメスが出演する見込みであることがわかった。すでにマイケル・ファスベンダーの出演も伝えられており、詳細が伏せられた新作ながら、主要キャストの顔ぶれだけでも映画ファンの関心を集める企画となっている。

米Varietyによると、ブランシェットは日曜にカンヌ国際映画祭で行われたマスタークラスの中で、「ブラディ・コーベットの映画にもうすぐ参加する」と発言。同誌はその後、ブランシェットが実際にコーベットの次回長編にキャスティングされていることを確認したという。ゴメスの出演については、The InSneiderが報じていた。

『ブルータリスト』後の新作は、70年代を軸にした“ジャンルを超える”作品に

現時点でタイトルは未定で、物語の詳細も明かされていない。ただし、コーベットは過去のインタビューで、70年代を舞台の中心にした「X指定」級の作品を構想していると語っていた。

米『ザ・ハリウッド・リポーター』誌に対して、コーベットは「映画は19世紀から現代までを横断するが、主に焦点が当たるのは70年代だ。この映画は本当に、本当にジャンルを定義しがたいものになる」と説明している。また、本作は非常に希少な8パーフォレーション65mmカメラで撮影されるとも報じられている。

さらに、先月ダブリンで開催されたStoryhouse Screenwriting Festivalでは、コーベットが新作について200ページの脚本であることを示唆した。比較として、『ブルータリスト』の脚本は165ページで、上映時間は3時間半に及んだ。今回の新作も、スケールの大きな長編になる可能性がある。

製作は、アンドリュー・モリソンが自身のKaplan Morrisonを通じて手がける。コーベットにとって本作は、『シークレット・オブ・モンスター』、『ポップスター』、『ブルータリスト』に続く長編第4作となる。

ブランシェットとゴメス、それぞれの現在地

ブランシェットは、マーティン・スコセッシ、ギレルモ・デル・トロ、デヴィッド・フィンチャー、ウェス・アンダーソンらの作品に出演してきた俳優である。近年では、ジム・ジャームッシュ監督作『Father Mother Sister Brother(原題)』に出演。同作は前年のヴェネチア国際映画祭で金獅子賞を受賞している。

また、スコセッシ監督作『アビエイター』ではキャサリン・ヘプバーン役でアカデミー助演女優賞を受賞し、ウディ・アレン監督作『ブルージャスミン』ではアカデミー主演女優賞に輝いた。

一方、ゴメスは世界的なポップスターであり、コスメブランドRare Beautyの創業者としても知られるが、俳優としてのキャリアも長い。ディズニー・チャンネルのドラマ『ウェイバリー通りのウィザードたち』で知られるようになり、ハーモニー・コリン監督作『スプリング・ブレイカーズ』で新たな一面を見せた。

近年では、ジャック・オーディアール監督作『エミリア・ペレス』に出演し、ゾーイ・サルダナ、カルラ・ソフィア・ガスコン、アドリアナ・パスとともにカンヌ国際映画祭女優賞を受賞。さらにHuluシリーズ『マーダーズ・イン・ビルディング』では5シーズンにわたって主演を務め、エミー賞にもノミネートされた。同シリーズは第6シーズンへの更新も決定している。

コーベットの作品は、これまでも時代性や政治性、音楽、建築的な映像設計を複雑に組み合わせてきた。ブランシェット、ゴメス、ファスベンダーという異なる領域で存在感を放つ俳優陣が集まることで、次回作がどのような“定義しがたい”映画になるのか、今後の続報が注目される。

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