『箱の中の羊』とはどんな映画?あらすじ・キャスト・魅力まとめ【是枝裕和監督最新作】

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『箱の中の羊』に出演する大悟(千鳥)と綾瀬はるか © 2026「箱の中の羊」製作委員会

映画『箱の中の羊』(2026)を紹介&解説。


映画『箱の中の羊』概要

映画『箱の中の羊』は、是枝裕和監督(『万引き家族』『怪物』)が、少し先の未来を舞台に、亡き息子の姿をしたヒューマノイドを迎え入れた夫婦の姿を描くヒューマンドラマ。子どもを失った家族の喪失と再生、テクノロジーがもたらす新たな関係性を、是枝監督ならではのまなざしで映し出す。主演は綾瀬はるかと大悟(千鳥)、共演に桒木里夢、清野菜名、寛一郎、柊木陽太、余貴美子、田中泯ら。第79回カンヌ国際映画祭コンペティション部門正式出品作品。

作品情報

日本版タイトル:『箱の中の羊』
英題:SHEEP IN THE BOX
製作年:2026年
日本公開日:2026年5月29日
ジャンル:ドラマ/SF
製作国:日本
原作:無
上映時間:126分

監督、原案、脚本、編集:是枝裕和
製作:若松央樹/依田巽/市川南/田中優策
プロデューサー:松崎薫/伴瀬萌
共同プロデューサー:小竹里美
撮影:近藤龍人
照明:尾下栄治
録音:冨田和彦
美術:岡田拓也
装飾:浜崎はるみ
衣装デザイン:伊藤佐智子
ヘアメイク:酒井夢月
ヒューマノイドデザイン統括:田島光二
特殊メイク・造型:梅沢壮一
音楽:坂東祐大
助監督:久保朝洋
VFXスーパーバイザー:白石哲也
スクリプター:佐山優佳
制作担当:後藤一郎
ラインプロデューサー:松下博昭
アソシエイトプロデューサー:田口聖/玉井宏昌
出演:綾瀬はるか/大悟(千鳥)/桒木里夢/清野菜名/寛一郎/柊木陽太/角田晃広/野呂佳代/星野真里/中島歩/余貴美子/田中泯
製作:フジテレビジョン/ギャガ/東宝/AOI Pro.
制作プロダクション:AOI Pro.
配給:東宝/ギャガ

あらすじ

少し先の未来。建築家の甲本音々と、工務店の2代目社長である夫・健介は、2年前に亡くした息子・翔の姿をしたヒューマノイドを家族として迎え入れる。翔と同じ笑顔と声を持つヒューマノイドの到着を、音々は喜びとともに受け止めるが、健介は戸惑いを隠せない。止まっていた家族の時間が少しずつ動き出す一方で、夫婦がそれぞれ抱えてきた息子の死への思いが浮かび上がっていく。そんな中、ヒューマノイドの翔は密かに仲間たちとつながり始める。

主な登場人物(キャスト)

甲本音々(綾瀬はるか):健介の妻で、建築家。亡くした息子・翔の姿をしたヒューマノイドを迎え入れ、再び家族の時間を取り戻そうとする。

甲本健介(大悟):音々の夫で、工務店タマケンの2代目社長。ヒューマノイドを家族として受け入れることに戸惑い、息子の死に対する罪悪感や葛藤を抱えている。

甲本翔(桒木里夢):音々と健介が亡くした息子の姿をしたヒューマノイド。家族の中に入り込むことで、夫婦の関係や喪失の記憶に静かな変化をもたらしていく。

小滝亜利寿(清野菜名):音々の妹。ヒューマノイドを迎え入れた姉夫婦の状況を外側から見つめる。

日高玄(寛一郎):健介が経営する工務店タマケンの従業員。

今野詩季(柊木陽太):ヒューマノイド・リーダー。翔が密かにつながり始めるヒューマノイドたちの存在を示す重要な人物。

羽野潤一(角田晃広)、羽野佳澄(野呂佳代):音々に新居建設を依頼する顧客夫婦。

作品の魅力解説

本作の魅力は、ヒューマノイドというSF的な設定を用いながら、描かれている感情が非常に現実的である点にある。亡くした人にもう一度会いたいという願い、失った時間を取り戻したいという思い、そしてそれが本当に救いになるのかという問いが、夫婦の関係を通して静かに浮かび上がる。

是枝裕和監督にとっても、本作は家族の定義を改めて見つめる作品といえる。血縁や記憶、生活を共にする時間だけでなく、テクノロジーによって生まれる“新しい家族”のかたちを描きながら、夫婦とは何か、親子とは何かを問いかける。

また、綾瀬はるかと大悟が夫婦役を演じる点も注目される。息子の姿をしたヒューマノイドを前向きに受け入れようとする音々と、簡単には受け入れられない健介。その温度差が、喪失を抱えた夫婦の距離感や、悲しみの受け止め方の違いを浮かび上がらせる。

タイトルの『箱の中の羊』は、サン=テグジュペリの『星の王子さま』の一節に着想を得たもの。目に見えるものだけでは捉えきれない存在や想像力、信じることの意味が、ヒューマノイドの翔をめぐる物語と重なっていく。

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