イーライ・ロス監督の新作ホラー『Ice Cream Man(原題)』の初ティーザーが公開された。
ホラー映画監督として知られるイーライ・ロスの新作『Ice Cream Man(原題)』のティーザー映像が、Entertainment Weeklyで独占公開された。子どもたちがアイスクリームを手にしたことをきっかけに町の空気が一変していく内容で、不穏なフレーズ“we all scream”とともに、作品の異様な世界観の一端が明らかになっている。
理想的な夏の町に広がる狂気-『Ice Cream Man』初ティーザーで不穏な物語の輪郭が明らかに
公開されたティーザーは、「理想的な夏の町」ベイリーン・ベイを舞台に、子どもたちが野球を楽しみ、アイスクリームトラックに集まる穏やかな光景から始まる。だが、のどかなジングルが流れるなかで町の雰囲気は徐々に不穏さを増し、甘い夏の風景は狂気へと変質していく。
【動画】『Ice Cream Man(原題)』ティーザー予告編
映像では、子どもたちが次々と凶暴化していく様子が映し出され、その異変をアリ・ミレン演じるアイスクリーム売りが不気味な笑みを浮かべながら見守っている。公式シノプシスでも、「アイスクリーム売りが子どもたちに恐ろしい結果をもたらすスイーツを提供したことで」、理想的な夏の町が狂気へと陥っていく物語だと説明されており、本作がスラッシャー映画として強烈な設定を打ち出していることがうかがえる。
キャストや製作陣にも注目-ナズが製作総指揮、スヌープ・ドッグがオリジナル楽曲を披露
本作はノア・ベルソンとの共同脚本で制作され、出演者にはアリ・ミレンのほか、ベンジャミン・バイロン・デイヴィス、カレン・クリシェ、ディラン・ホーコ、サラ・アボットらが名を連ねている。異様な設定を打ち出したホラー作品である一方、キャストと製作陣の顔ぶれからは、作品の話題性の広がりもうかがえる。
また、ラップ界のレジェンドとして知られるナズ(Nas)がエグゼクティブ・プロデューサーを務め、スヌープ・ドッグ(Snoop Dogg)がオリジナル楽曲を披露する点も注目される。スラッシャー映画としての不穏な世界観に加え、音楽面でも強い個性を備えた作品として打ち出されている。
イーライ・ロスが20年以上温めてきた企画-“最も恐ろしくて、最もぶっ飛んだ映画”と語る
イーライ・ロスは、これまでに『ホステル2』、『グリーン・インフェルノ』、『サンクスギビング』などを手がけてきたことで知られ、過激な描写を取り入れたホラー作品で独自の存在感を放ってきた。監督としてはそのほかにも、『ノック・ノック』や『デス・ウィッシュ』などがあり、俳優としては『イングロリアス・バスターズ』でドニー・“ベア・ジュー”・ドノウィッツ役を演じたことでも知られている。
2025年にVarietyのインタビューに応じたロスは、本作のアイデアについて「このアイデアは、ずっとずっと長い間ずっと頭の中にあったんだよね」と語り、20年以上にわたって構想を温めてきたことを明かしている。また、初期の脚本はスタジオ側が怖がって製作を断り続けていたとしたうえで、「今こそ、これまで以上に限界を突き破るときだと思ってる」とコメント。「きっと僕のキャリアで最も恐ろしくて、最もぶっ飛んだ映画になるよ」とも述べ、本作への強い自信をのぞかせた。
『Ice Cream Man(原題)』は2026年8月7日に米劇場公開予定である。
ライター/エディター/映画インスタグラマー。2019年に早稲田大学法学部を卒業。東京都職員として国際業務等を経験後、ライター業に転身。各種SNS(Instagram・X)やYouTubeチャンネル「cula 見て聞く映画マガジン(旧:アルテミシネマ)」においても映画や海外ドラマ、音楽といったカルチャーに関する情報レビューを発信している。
