映画『ゼイ・ウィル・キル・ユー』(2026)を紹介&解説。
映画『ゼイ・ウィル・キル・ユー』概要
映画『ゼイ・ウィル・キル・ユー』は、『IT/イット』のアンディ・ムスキエティ製作による、悪魔崇拝者が巣食う高級マンションを舞台にした脱出型ホラーアクション。生け贄となるはずだったメイドが、住人たちの恐るべき儀式に巻き込まれ、壮絶な反撃を繰り広げる。主演は『デッドプール2』のザジー・ビーツ。共演にパトリシア・アークエット、トム・フェルトンらが名を連ねる。
作品情報
日本版タイトル:『ゼイ・ウィル・キル・ユー』
原題:They Will Kill You
製作年:2026年
本国公開日:2026年3月27日
日本公開日:2026年5月8日
ジャンル:ホラー/アクション/コメディ
製作国:アメリカ/カナダ/南アフリカ
原作:無
上映時間:94分
監督:キリル・ソコロフ
脚本:キリル・ソコロフ/アレックス・リトヴァク
製作:アンディ・ムスキエティ/バルバラ・ムスキエティ/ダン・ケイガン
製作総指揮:ラッセル・アッカーマン/ジョン・シェーンフェルダー/カール・ハンプ/アレックス・リトヴァク/キリル・ソコロフ
撮影:アイザック・ボーマン
編集:ルーク・ドゥーラン
作曲:カルロス・ラファエル・リベラ
出演:ザジー・ビーツ/マイハラ/パターソン・ジョセフ/トム・フェルトン/ヘザー・グラハム/パトリシア・アークエット
製作:ニュー・ライン・シネマ/ノクターナ
配給:ワーナー・ブラザース・ピクチャーズ(米)、東和ピクチャーズ/東宝(日)
あらすじ
現代のニューヨーク。マンハッタンの高級マンション「バージル」で、メイドが住人たちを世話している。だがその実態は悪魔崇拝者の巣窟で、住人たちは月に一度、雇った女性を悪魔への生け贄に捧げていた。今夜選ばれたメイドは想定外の反撃に出て、建物内の悪夢へ身を投じる。
主な登場人物(キャスト)
エイジア・リーヴス(ザジー・ビーツ):『デッドプール2』などで知られる俳優。本作の主人公で、マンハッタンの高級マンション「バージル」にメイドとして現れる女性。悪魔崇拝者たちの生け贄にされるはずが、驚異的な戦闘能力で反撃に出る。
マリア・リーヴス(マイハラ・ヘロルド):エイジアの妹。エイジアが探し求める存在であり、物語の核心となる姉妹関係を担う人物。
リリー・ウッドハウス(パトリシア・アークエット):バージルの管理人。エイジアを迎え入れる人物で、建物に潜む異様な世界へ導く存在となる。
ケビン(トム・フェルトン):バージルの住人のひとり。悪魔崇拝者側の人物として、エイジアの前に立ちはだかる。
シャロン(ヘザー・グラハム):バージルの住人のひとり。ケビンと同じく悪魔崇拝者側の主要人物として登場する。
レイ(パターソン・ジョセフ):バージルに関わる人物。
『『ゼイ・ウィル・キル・ユー』』レビューはこちら
5月7日(木)更新予定。
作品トリビア
実体験から生まれた“カルト住居”の発想
キリル・ソコロフ監督は、本作の着想について、かつて自身が住んでいたアパートでの実体験がもとになったと明かしている。入居後、建物の住人の多くが高齢女性だったことに違和感を覚え、さらにキッチン棚の裏に隣室へ通じる穴を見つけたことから、「カルトの中に住んでいるのでは」と冗談を交わしていたという。この体験が、のちにアレックス・リトヴァクとの脚本開発につながった。
『ローズマリーの赤ちゃん』が発想を後押し
ソコロフ監督は、奇妙なアパートでの記憶が物語へ変わるきっかけとして、ロマン・ポランスキー監督のホラー映画『ローズマリーの赤ちゃん』を観たことを挙げている。同作を観て「これだ」と感じ、友人で共同脚本家のリトヴァクにアイデアを話したところ、彼が気に入り、ふたりで脚本を書き上げたという。
ザジー・ビーツにとって初の映画単独主演作
エイジア・リーヴスを演じたザジー・ビーツにとって、本作は初めて映画で主演を務めた作品である。
極寒の雨シーンは12時間に及ぶ夜間撮影
ビーツは、最も大変だった撮影として雨のシーンを挙げている。南アフリカ・ケープタウンの冬に撮影され、雨の機械では温水を使うとカメラに湯気が映るため、冷水を浴びながら午後6時から午前6時までの夜間撮影に臨んだという。パトリシア・アークエットは、ビーツの撮影量を“絶え間ないマラソン”のようだったと評している。
Nocturna第1弾作品として企画
本作はアンディ・ムスキエティとバルバラ・ムスキエティによるホラー系レーベルNocturnaの第1弾作品として発表された。
ライター/エディター/映画インスタグラマー。2019年に早稲田大学法学部を卒業。東京都職員として国際業務等を経験後、ライター業に転身。各種SNS(Instagram・X)やYouTubeチャンネル「cula 見て聞く映画マガジン(旧:アルテミシネマ)」においても映画や海外ドラマ、音楽といったカルチャーに関する情報レビューを発信している。
