『サンダーボルツ*』で早々に退場したタスクマスターを巡り、オルガ・キュリレンコがファンの声に言及した。
マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)最新作『サンダーボルツ*』におけるタスクマスターの扱いを巡り、ファンの間で議論が続いている。とりわけ、同キャラクターを演じたオルガ・キュリレンコに対しては「#JusticeForTaskmaster」と題した支持の声が広がっており、本人もその反応について語っている。
『ブラック・ウィドウ』から続くタスクマスター像とその変化
『ブラック・ウィドウ』に登場したタスクマスターは、MCUのスーパーヒーローたちの動きを模倣する能力を持つ脅威として描かれ、キャラクターの基本設定はコミックに忠実だった。一方で、正体が男性のトニー・マスターズではなく、アントニア・ドレイコフであることが明かされるなど、大きな設定変更も加えられていた。
そうした背景から、『サンダーボルツ*』では改良されたコスチュームとともに、キャラクターのさらなる掘り下げや救済が描かれるのではないかと期待する声も少なくなかった。
『サンダーボルツ*』で描かれた突然の退場と企画段階の構想
『サンダーボルツ*』では、タスクマスターは大幅に改良されたコスチュームで登場し、物語の中で何らかの救済が描かれるのではないかと期待されていた。しかし実際には、オルガ・キュリレンコに与えられたセリフは一言のみで、短い戦闘シーンの後、ゴースト/エイヴァによって銃殺されるという展開を迎える。
その後、企画段階では異なる構想が用意されていたことが明らかになった。当初の案では、タスクマスターはニュー・アベンジャーズの一員となり、ゴーストとの間に絆を築くほか、記憶障害によってジョン・ウォーカーを繰り返し殺そうとするサブプロットも想定されていたという。
しかし、ジェイク・シュライアー監督は映画全体により強い緊張感を加える必要があると判断し、その最善策として主要キャラクターのひとりを物語序盤で死なせる決断を下したとされている。
#JusticeForTaskmasterに対するオルガ・キュリレンコの反応
こうした展開に対し、一部のファンからは理解を示す声が上がる一方で、タスクマスターの扱いに不満を抱くファンも少なくなく、「#JusticeForTaskmaster」というハッシュタグを用いた支持の動きが広がっている。 オルガ・キュリレンコは、新作『Misdirection(原題)』について語る中で、このファンからの反応について問われ、「とても意味があるし、心を打たれたよ。本当に感謝してる」と率直な思いを明かした。また、「こんなに支持してくれる人がいるとは思ってなかった」と述べ、予想外だったというファンの行動に驚きを示している。
さらに彼女は、この運動を立ち上げた人物と直接交流していることも明かしており、「実は、その運動全体を始めた人と直接やり取りしてるんだ」と説明した。Instagramでのやり取りをきっかけに連絡を取るようになったといい、「彼のサポートに感謝を伝えた」と語っている。
タスクマスターが『サンダーボルツ*』でこれほど突然退場したことについては、物語上、最も削りやすいキャラクターと判断された可能性も指摘されている。それが『ブラック・ウィドウ』公開時にアントニアという設定変更が賛否両論を呼んだことと関係しているのかどうかは、現時点では明らかではない。
一方で、「#JusticeForTaskmaster」という形で示されたファンの支持が、キュリレンコ本人にとって大きな意味を持っていることは確かであり、マーベル・スタジオ側もこうした反応を把握しているとみられる。今後、『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』や『アベンジャーズ/シークレット・ウォーズ』といったマルチバース作品の公開を控える中で、タスクマスターが再び姿を見せる可能性が完全に0とはいえないだろう。


