グレイシー・エイブラムス、A24映画で俳優デビューへ-『ベイビーガール』監督ハリナ・ライン新作に出演

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グレイシー・エイブラムス

シンガーソングライターのグレイシー・エイブラムスが、ハリナ・ライン監督によるA24映画『Please(原題)』で俳優デビューを果たす。


シンガーソングライターとして確かなキャリアを築いてきたグレイシー・エイブラムスが、新たな表現の場に踏み出す。『ベイビーガール』で知られるハリナ・ライン監督が脚本・監督を務めるA24の新作映画『Please(原題)』で、エイブラムスが俳優デビューを果たすことが明らかになった。音楽活動と並行して語られ始めた彼女の“演技”への関心が、一本の映画として具体化する形となる。

ハリナ・ライン監督が描く新作映画『Please(原題)』

本作『Please(原題)』は、ハリナ・ライン監督が脚本・監督を兼任する最新作で、製作・出資をA24が担当する。プロットの詳細は明かされていないものの、関係者によれば時代劇を背景にした女性ドラマであり、ライン監督が『ベイビーガール』で取り組んだ、エッジの効いたロマンスジャンルの延長線上に位置づけられる作品になるという。

プロデューサーには、A24作品『マテリアリスト 結婚の条件』を手掛けたデヴィッド・ヒノホサが名を連ね、ライン監督とは『ベイビーガール』、『BODIES BODIES BODIES/ボディーズ・ボディーズ・ボディーズ』に続く3度目のタッグとなる。ライン監督自身も制作会社Man Up Filmを通じてプロデュースに参加し、エグゼクティブプロデューサーはザック・ナットマンが務める。

音楽活動で築いてきたグレイシー・エイブラムスのキャリア

グレイシー・エイブラムスは、グラミー賞ノミネート歴を持つシンガーソングライターとして知られ、「I Love You, I’m Sorry」「That’s So True」などの楽曲で注目を集めてきた。これまでにテイラー・スウィフトらのツアーで前座を務めたほか、近年は自身初となる北米単独アリーナツアーを完走するなど、着実にキャリアを広げている。

感情の機微を繊細にすくい取るソングライティングや、個人的な内面を言葉とメロディに落とし込む表現スタイルは、同世代のリスナーを中心に支持を獲得してきた。そうした音楽活動を通じて培われた表現力が、今回の映画出演でどのように生かされるのかも注目される点だ。音楽を主軸に活動してきたエイブラムスにとって、本作『Please(原題)』は新たな創作領域へ踏み出す重要な節目となる。

シャトー・マーモントで語られた“演技”への思い

米『ザ・ハリウッド・リポーター』誌による先週のシャトー・マーモントでのインタビューでは、彼女はシャネルの新作ファインジュエリー「ココ クラッシュ」を祝うイベントのゲストとして同所を訪れており、レッドカーペットで演技について問われると、何か進行中のプロジェクトがあることを示唆していた。

その際、エイブラムスは創作現場への思いについて、「私は集団プロジェクトが大好きなの」と語り、「撮影現場にいるという概念は、ツアーと同じくらいスリリングだよね」と続けた。さらに、「そこにいる全員が理由があってそこにいる」とした上で、「こういう創造的な環境は本当にインスピレーションを与えてくれるんだ」と述べている。

演技への挑戦について明言は避けつつも、「だから、そうだね、どうなるかな?様子を見てみようよ」と含みを持たせた発言は、今回明らかになった映画出演を先取りする形となった。音楽活動とは異なる集団創作の場に対する彼女の関心が、『Please(原題)』という具体的なプロジェクトへと結実した格好だ。

家族背景と、次に控える音楽リリース

映画出演に先立ち、グレイシー・エイブラムスは音楽活動においても新たな節目を迎えようとしている。父に映画監督のJ・J・エイブラムス、母にエグゼクティブのケイティ・マクグラスを持つエイブラムスは、2026年中のリリースを予定する新曲の発表を控えている。

音楽制作について彼女は、「間違いなく、これまで作った中で一番お気に入りの音楽だし、すごく密接に繋がっている感じがするんだ」と語り、これまでの作品との連続性にも触れている。「これまでのアルバムが人生のあらゆる時点での自分のタイムカプセルになっていることをすごく感謝してるんだけど、今回は本当に自分らしいって感じなんだよね」とし、「いつか世に出た時、この音楽を見つけた人が共感してくれて、自分のものにしてくれたら嬉しいな」と思いを明かした。

音楽と映画という異なる表現領域を横断しながら、自身の創作を更新し続けるエイブラムス。俳優デビュー作『Please(原題)』と、次なる音楽作品がどのような形で彼女の現在地を示すのか、その動向に注目が集まっている。

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