映画『みんな、おしゃべり!』公開日決定-予告編解禁と東京国際映画祭出品で注目集まる

©2025映画『みんな、おしゃべり!』製作委員会 NEWS
©2025映画『みんな、おしゃべり!』製作委員会

映画『みんな、おしゃべり!』が11月29日公開決定、予告編映像が解禁。


河合健監督の最新作『みんな、おしゃべり!』が、11月29日(土)よりユーロスペース、シネマ・チュプキ・タバタほか全国順次公開されることが決定した。あわせて予告編映像が解禁され、第38回東京国際映画祭「アジアの未来部門」への公式出品、さらに「手話のまち 東京国際ろう芸術祭2025」での先行上映も予定されている。

言語をめぐる“誇り高き小競り合い”-物語の見どころ

本作は、日本手話とクルド語という二つの言語をめぐる衝突を軸に、家族や地域社会のすれ違いをユーモラスに描くコメディ作品である。物語の舞台は、電器店を営むろう者の父と弟、そして聴者である娘・夏海が暮らす古賀家。同じ街に住むクルド人一家との些細な誤解が次第に大きな対立へと発展していく。

©2025映画『みんな、おしゃべり!』製作委員会

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通訳として奔走する夏海と在日クルド人青年ヒワも事態の収拾に苦慮するが、夏海の弟・駿が生み出した謎の文字が街全体を巻き込み、予想外の展開へ突き進んでいく。作品は、言語やコミュニケーションの壁を背景にしながら、人々の誇りやアイデンティティが交錯する“前代未聞の小競り合い”を描き出している。

キャストと制作陣-多様なバックグラウンドが集結

主人公のCODAである夏海を演じるのは、映画『愛のゆくえ』の長澤樹。父の友人役にはドラマ「デフ・ヴォイス」の那須英彰、映画『ぼくが生きてる、ふたつの世界』の今井彰人、さらに街おこしを計画する団体職員役として板橋駿谷、ろう学校の先生役には小野花梨が参加している。

また、夏海の父・和彦役を演じるのは、西日暮里でラーメン店を営む「麺屋義」の店長でろう者の毛塚和義。本作で演技に初挑戦しており、スクリーンデビューとなる。さらに、ろう者やクルド人のキャストも多数出演し、それぞれの第一言語に根差した表現をリアルに描き出しているのが大きな特徴だ。

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監督を務めた河合健は、自身もCODA(Children of Deaf Adults/ろうの親を持つ聴者の子ども)であり、これまでも挑戦的なオリジナル作品を手がけてきた。今回は日本手話とクルド語を題材に、消滅危機言語やコミュニケーションの格差といった社会的テーマに切り込んでいる。

予告編映像に映る衝突と共生への気づき

解禁された予告編映像は、主人公・夏海の父・和彦が仲間と「配慮ってやつじゃないか?」「配慮?排除だろ」と意見を交わす場面から始まる。続いて、クルド人のルファトが同僚たちのトルコ語での会話や通訳に対し「クルド語で話せ」と主張する姿が映し出され、日常の中で言語による摩擦や偏見が存在していることを浮かび上がらせる。

やがて和彦の営む電器店で事件が起こり、“通じ合わない人たちが、大混戦‼”のテロップ通り、日本手話とクルド語による言い合いが展開。だが子どもたちが通訳を重ねる中で「そんなに争うことじゃないよね!?」と気づく場面も描かれ、対立の中に共生への可能性が示される。

さらに、夏海の弟・駿が謎の文字をノートや黒板いっぱいに描く姿や、夏海が「言葉とかどうでもよくなんない?」とクルド人青年ヒワに語りかけるシーンも登場。小さな誤解が街全体を巻き込み、思いがけない奇跡へとつながっていく過程が垣間見える。

【動画】映画『みんな、おしゃべり!』予告編

併せて公開された場面写真7点では、夏海がヒワにノートを見せる様子や、和彦とルファトが必死に荷物を運ぶ姿、夜空を貫く閃光を見上げるシーンなどが収められており、作品世界の多彩な表情を感じさせる。

作品情報

タイトル:『みんな、おしゃべり!』
公開日:2025年11月29日(土)よりユーロスペース、シネマ・チュプキ・タバタほか全国順次公開
出演:長澤樹、毛塚和義、福田凰希、ユードゥルム・フラット、Murat Çiçek、那須英彰、今井彰人、板橋駿谷、小野花梨
監督:河合健
脚本:河合健、乙黒恭平、竹浪春花
プロデューサー:小澤秀平
企画・配給・製作プロダクション:GUM株式会社
配給協力:Mou Pro.
助成:文化庁文化芸術振興費補助金(日本映画製作支援事業)|独立行政法人日本芸術文化振興会
©2025映画『みんな、おしゃべり!』製作委員会
公式HP:https://minna-oshaberi.com

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