第38回東京国際映画祭-吉永小百合主演『てっぺんの向こうにあなたがいる』がオープニング作品に決定

©2025「てっぺんの向こうにあなたがいる」製作委員会 NEWS
©2025「てっぺんの向こうにあなたがいる」製作委員会

第38回東京国際映画祭のオープニング作品は、吉永小百合主演『てっぺんの向こうにあなたがいる』に決定した。


第38回東京国際映画祭(2025年10月27日~11月5日)のオープニング作品に、吉永小百合主演の『てっぺんの向こうにあなたがいる』が決定した。本作は女性として世界で初めてエベレスト登頂に成功した登山家・田部井淳子氏の半生を描き、壮大なスケールで挑戦と人生を映し出すヒューマンドラマとなっている。

作品概要とストーリー

1975年5月16日、日本時間16時30分。田部井淳子は女性として初めて世界最高峰エベレストの登頂に成功した。映画『てっぺんの向こうにあなたがいる』は、その歴史的快挙を含む彼女の挑戦の軌跡を、著書『人生、山あり“時々”谷あり』を原案に映像化したものである。山岳登頂の輝かしい瞬間だけでなく、余命宣告を受けながらも「苦しい時こそ笑う」と語り、家族や友人と共に笑顔で歩み続けた晩年までを描き出す。

登山家として、母として、妻として、一人の人間として生き抜いた田部井の姿を通じて、観客は「てっぺん」の向こうに広がる人生の意味を問いかけられる。

©2025「てっぺんの向こうにあなたがいる」製作委員会

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製作陣とキャスト

本作のメガホンを取ったのは、『顔』や『半世界』など数々の話題作を手がけてきた阪本順治監督。長編劇場作品として31本目となる本作では、人間の強さと優しさを丹念に描き出している。脚本は『八日目の蝉』などで知られる坂口理子、音楽は『沈黙 -サイレンス-』を手がけた安川午朗が担当し、作品に深い情感を添える。

主演の吉永小百合は、田部井淳子の生き様を圧倒的な存在感で体現。さらに佐藤浩市天海祐希のんといった日本映画界を代表する俳優陣が脇を固め、作品に厚みを加えている。日本映画の新たな可能性を示す大作として、映画祭の幕開けを飾るにふさわしい布陣となった。

コメントと映画祭側の評価

オープニング上映が決定したことについて、阪本順治監督は「大きなスクリーンと繊細な音設計で観客の皆さんと喜びを分かち合えることが嬉しい」と述べ、さらに「時代を越えてスターであり続ける吉永小百合さんは私たちの宝」と強調した。

また、東京国際映画祭プログラミング・ディレクターの市山尚三氏は「吉永小百合さんの圧倒的な存在感と阪本監督の演出により、今年の日本映画を代表する感動作となった」と評価し、世界の観客にも届く作品であると自信を示した。国内外から注目を集めるオープニング作品として、映画祭の開幕を大いに盛り上げることが期待される。

コメントフル

阪本順治監督コメント

オープニング上映と聞き、大変嬉しく思います。映画を作る工程、作業の形態が様変わりしても、大きなスクリーンと繊細な音設計で観客の皆さんに楽しんでもらえるその喜びは、アナログの時代から変わりません。ましてや、時代を越えてスターであり続ける吉永小百合さんの存在は、いつだって私たちの宝です。どうか、皆さま、劇場へお越しくださいませ!!

東京国際映画祭プログラミング・ディレクター市山尚三コメント

実在の女性登山家とその家族を描いた『てっぺんの向こうにあなたがいる』は、主役を演じられた吉永小百合さんの圧倒的な存在感と、阪本順治監督の的確な演出とで、今年の日本映画を代表する感動作となりました。世界の観客もまた、この映画に感動してくれると確信しています。この素晴らしい作品で東京国際映画祭を開幕できることを光栄に思います。


第38回東京国際映画祭は、2025年10月27日(月)から11月5日(水)まで、日比谷・有楽町・丸の内・銀座地区を会場に開催される。世界中から注目を集めるこの映画祭の幕開けを飾るのが『てっぺんの向こうにあなたがいる』であり、吉永小百合をはじめとする豪華キャストと阪本順治監督の手腕によって、日本映画の新たな地平を示す作品として期待されている。

映画祭の公式サイトでは詳細なプログラムが随時公開されており、国際映画祭の魅力を体感できる貴重な機会となりそうだ。

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