『罪人たち』にMCU版『ブレイド』未使用衣装が流用!? マーベル制作停滞が生んだ意外な接点が明かされる

『罪人たち』© 2025 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved. NEWS
『罪人たち』© 2025 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved.

『罪人たち』に『ブレイド』用衣装が登場、マーベルの制作停滞が思わぬ影響をもたらした。

ホラー映画『罪人たち』に、マーベルのリブート版『ブレイド』のために用意された衣装が使用されていたことが明らかになった。『罪人たち』のプロデューサーであるセヴ・オハニアンが語った裏話には、マーベルの制作延期がもたらした意外な“恩恵”が隠されていた。

撮影前日に“ブレイド衣装”を調達-背景キャストの衣装に活用

『罪人たち』のプロデューサーセヴ・オハニアンは、ポッドキャスト番組「ScreenCrush」で語ったエピソードの中で、マーベルの衣装が撮影現場で活用された経緯を明かした。

衣装を手がけたのは、アカデミー賞受賞歴を持つルース・カーター。彼女はMCU版『ブレイド』の衣装準備にあたっていたが、同作はスケジュール上の理由などから撮影に至らず、1950年代風の衣装が大量に保管される形となっていたという。

『罪人たち』もまた同時代のアメリカ南部を舞台としており、オハニアンらは「明日にでも撮影しなければならない」という切羽詰まった状況の中で、カーターが所有する倉庫の衣装を利用することを決断。マーベル側も協力的で、「原価に近い形で」衣装を提供してくれたと語っている。

メインキャストの衣装は新たに制作されたものの、多くの背景キャストが『ブレイド』のために用意された衣装を着用しており、知らずに観れば気づかない“マーベルの痕跡”が作品内に残されていることになる。

延期続く『ブレイド』-マハーシャラ主演作の現在地

MCU版『ブレイド』は、2019年のサンディエゴ・コミコンでマハーシャラ・アリ主演作として正式発表されたものの、その後の道のりは平坦ではなかった。監督の降板や脚本の再構築、さらには2023年の全米脚本家組合(WGA)によるストライキの影響もあり、制作は何度もストップを余儀なくされている。

2024年には監督として参加していたヤン・ドマンジュの離脱も報じられ、マーベルは同作を2025年の公開予定から外した。それでもマーベル・スタジオ社長のケヴィン・ファイギは、キャラクターと主演俳優に対する強い信頼を口にしており、プロジェクト自体は継続していると強調している。

「私たちはこのキャラクターを愛しているし、マハーシャラの解釈も気に入っている」とファイギは2024年11月に発言。「方向転換やスケジュールの再調整が必要な場合は、常に公に発表している。だから皆さんは現時点での最新情報を把握しているはずだ。ただ一つ言えるのは、このキャラクターは必ずMCUに登場する、ということだ」と続けた。

『罪人たち』の衣装という形で思わぬ形跡を残した『ブレイド』。正式な形で再びスクリーンに現れる日は、今も多くのファンにとって待望の瞬間である。

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