『おばあちゃんと僕の約束』主演ウサー・セームカムが来日決定。
78歳にして映画初出演を果たした“世界一有名なおばあちゃん”ことウサー・セームカムが、映画『おばあちゃんと僕の約束』の日本公開を記念し、6月29日(日)に来日舞台挨拶を行うことが決定した。都内2劇場での登壇が予定されており、上映後にはパンフレット購入者向けのサイン会も実施される。
記録的大ヒット作の主演女優がついに日本へ
映画『おばあちゃんと僕の約束』は、遺産目当てで祖母の家に通い始めた青年が、日々を共に過ごす中で家族の意味や愛情の本質を見つめ直していく姿を描いたヒューマンドラマである。本国タイでは“涙なしでは観られない”と若者を中心に口コミが広がり、SNSでの拡散も後押しして社会現象的ヒットを記録。最終的に世界興収は約120億円を超え、同スタジオGDHがかつて手がけた『バッド・ジーニアス 危険な天才たち』の記録をも上回った。
日本では6月13日(金)より公開され、映画館では上映後に涙を拭う観客の姿が相次ぎ、「泣ける映画」として話題を呼んでいる。
78歳の新人女優ウサー・セームカムが放つ存在感
本作で祖母メンジュを演じたのは、本作が初出演となるウサー・セームカム。78歳にしてスクリーンデビューを飾った彼女は、演技経験のない“素人”でありながら、圧倒的な存在感で世界中の観客を魅了した。
レビューでも触れたとおり、その演技には技巧を超えた真実味が宿っている。飾り気のない佇まい、言葉の裏ににじむ思いやり、静かに時間を重ねる眼差し…。どのシーンにも彼女が生きてきた人生そのものが滲み出ており、まるで本当に「そこにいる」かのようなリアリズムが作品全体に深みを与えている。
このたびの来日では、そんなウサー・セームカム本人が舞台挨拶に登壇し、日本の観客の前で感謝の気持ちを直接伝える予定だ。彼女の存在に胸を打たれた観客にとって、またとない特別な時間となるだろう。
6月29日、銀座と吉祥寺で舞台挨拶開催
ウサー・セームカムが登壇する舞台挨拶は、6月29日(日)に都内2劇場で実施される。午前はシネスイッチ銀座、午後はアップリンク吉祥寺で開催予定。いずれの回も上映後に舞台挨拶が行われ、加えて当日パンフレットを購入した観客を対象にサイン会も実施される。
イベント詳細は以下の通り。
【シネスイッチ銀座】
・日時:6月29日(日)10:10の回上映後
・住所:東京都中央区銀座4-4-5 簱ビル
・チケット販売:6月27日(金)0:00~(オンライン)、劇場窓口は同日オープン時より
【アップリンク吉祥寺】
・日時:6月29日(日)14:25の回上映後
・住所:東京都武蔵野市吉祥寺本町1丁目5−1 パルコ地下2階
・チケット販売:6月25日(水)10:00~(オンライン)、劇場窓口は同日10:00~
※アップリンク会員は6月24日(火)22:00~先行販売あり
劇中で描かれた温かな時間とまなざしを届けてくれた“おばあちゃん”と、直接言葉を交わせるまたとない機会となる本イベント。上映で涙を流した観客にとって、特別なひとときになることは間違いない。


愛する人との“時間”を描いた物語
『おばあちゃんと僕の約束』が多くの観客の心を打つのは、物語の中心に「時間を共有することの尊さ」が据えられているからだ。 はじめは遺産目当てで祖母に近づいた青年エムが、日々のなかでメンジュの慎ましく誠実な生き方に触れ、少しずつ変わっていく。その変化を導いたのは、豪華な贈り物でも華やかな演出でもなく、ただ「共に過ごす時間」の積み重ねだった。
映画を観終えたあと、自分自身が大切な人とどれだけの時間を共にしてきたか、そしてこれからどう過ごすべきかを自然と考えさせられる。
口で「大事にしている」と言うだけでなく、実際に“時間を割く”こと──それこそが愛情の最も真実に近い表現なのだと、この作品は静かに教えてくれる。
メンジュ役のウサー・セームカムが体現した存在感は、そのメッセージに深みを与えた。今回の来日舞台挨拶は、スクリーンの中で語られた“時間”の物語が、現実の場でも観客と交差する、かけがえのない瞬間になるだろう。

