カンヌで注目! 『Coward(原題)』とはどんな映画?あらすじ・キャスト・魅力まとめ

映画『Coward(原題)』(2026)を紹介&解説。


映画『Coward(原題)』概要

映画『Coward(原題)』は、『Girl/ガール』『CLOSE/クロース』のルーカス・ドン監督が、第一次世界大戦下のベルギー前線を舞台に描く戦争ドラマ。戦場で自分の価値を証明しようとする若き兵士ピエールが、後方で兵士たちの士気を高めるために演劇ショーを企画するフランシスと出会い、戦争の暴力から一瞬でも逃れようとする姿を描く。第79回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に選出された。

作品情報

日本版タイトル:未定(2026年5月時点)
原題:Coward
製作年:2026年
本国公開日:未定
ワールドプレミア:2026年5月21日(第79回カンヌ国際映画祭)
日本公開日:未定(2026年5月時点)
ジャンル:ドラマ戦争歴史
製作国:ベルギー/フランス/オランダ
原作:無
上映時間:120分

監督:ルーカス・ドン
脚本:ルーカス・ドン/アンジェロ・タイセンス
製作:ルーカス・ドン/ミヒール・ドン/アンジェロ・タイセンス/ローレット・シリングス/フランス・ファン・ヘステル/ジャック=アンリ・ブロンカール/タチアナ・コザール
撮影:フランク・バン・デン・エーデン
編集:アラン・デソバージュ
美術:イヴ・マルタン
衣装:イザベル・ヴァン・レンテルゲム
作曲:バランタン・アジャジ
音響:ヤナ・ソーンチェンス
出演:エマニュエル・マッキア/ヴァランタン・カンパーニュ/ジョナス・ヴェルツ
製作:ザ・リユニオン/ヴェルサス・プロダクション/リュメン/トップカピ・フィルムズ
海外セールス:ザ・マッチ・ファクトリー
配給:ルミエール(ベルギー・オランダ)/ディアファナ・ディストリビューション(フランス)

あらすじ

1916年、第一次世界大戦下のベルギー前線。若い兵士ピエールは、戦場で自分の価値を証明したいという思いを抱きながら前線にやってくる。だが、塹壕の背後では兵士たちの疲弊と恐怖が広がっていた。そんな中、ピエールは仲間の士気を高めるために演劇ショーを作ろうとするフランシスと出会う。暴力が続く日々の中で、ふたりは舞台と表現を通して、戦争の残酷さから一瞬でも逃れる方法を探していく。

主な登場人物(キャスト)

ピエール(エマニュエル・マッキア):第一次世界大戦下のベルギー前線に新たに配属された若い兵士。戦場で自分の力を証明しようとする一方、死と恐怖が日常化した環境の中で、内面に揺らぎを抱えていく。

フランシス(ヴァランタン・カンパーニュ):後方で兵士たちの士気を高めるため、演劇ショーを企画する人物。

作品の魅力解説

本作の大きな魅力は、戦争映画でしばしば描かれてきた“勇敢さ”や“暴力”だけではなく、恐怖、親密さ、表現、逃避といった別の視点から第一次世界大戦を見つめている点にある。タイトルの“Coward”には“臆病者”という意味があるが、本作はその言葉を単純な非難としてではなく、戦争の中で人間が抱える恐れや弱さを問い直すものとして扱っている。

また、兵士たちが舞台に立ち、衣装をまとい、仲間の前で演じるという設定も特徴的である。ルーカス・ドン監督は、砂袋で作られたスカートや古い弾薬の装飾品を身につけた兵士たちの写真に着想を得たと語っており、戦争の道具が一時的に芸術へと変わる瞬間が、作品の重要な核になっている。

『Girl/ガール』『CLOSE/クロース』で、身体、視線、関係性の揺らぎを繊細に描いてきたルーカス・ドン監督にとって、本作はより大きな歴史の中で“男性性”や“言葉にできない感情”を見つめる作品といえる。戦場の物語でありながら、暴力の陰に隠れてきた優しさや愛情、表現への渇望に光を当てる点が、本作ならではの見どころである。

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