ショーン・ベイカー監督の初期4作品が7月から日本初公開で一挙上映
『フロリダ・プロジェクト』の監督が描いた幻の初期作が日本初公開
『タンジェリン』(15年)や『フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法』(17年)、そして第77回カンヌ国際映画祭で最高賞パルムドールに輝いた『ANORA アノーラ』(24年)で知られるショーン・ベイカー監督。その原点ともいえる初期長編4作品が、日本初公開となる特集上映「ショーン・ベイカー 初期傑作選」として、7月4日(金)よりYEBISU GARDEN CINEMAほか全国で順次上映される。
上映されるのは、2000年のデビュー作『フォー・レター・ワーズ』をはじめ、『テイクアウト』(2004)、『プリンス・オブ・ブロードウェイ』(2008)、『スターレット』(2012)の4作品。いずれもこれまで国内未公開だったが、社会の周縁で生きる人々に寄り添い、リアルな日常を描くベイカー作品の原型がここにある。
社会の見えにくい声に迫る-ベイカー初期4作の視線

『フォー・レター・ワーズ』© CreFilm. All Rights Reserved
『フォー・レター・ワーズ』は、郊外に住む若者たちが一夜のパーティーで繰り広げるリアルな会話劇。リチャード・リンクレイターを彷彿とさせる青春群像が印象的なデビュー作だ。

『テイクアウト』© CreFilm. All Rights Reserved
『テイクアウト』では、密入国の借金を抱えながらニューヨークで働く不法移民青年の1日を描写。共同監督のツォウ・シンチンとともに、移民の過酷な現実をリアリズムの手法で捉える。

『プリンス・オブ・ブロードウェイ』© CreFilm. All Rights Reserved
『プリンス・オブ・ブロードウェイ』は、偽ブランドを売る青年が突然“父親”になってしまう事態に直面し、子どもとの関係性を築いていく姿をチャーミングに描いた一作。

『スターレット』
COPYRIGHT © 2012 STARLET FILMS, LLC. ALL RIGHTS RESERVED
『スターレット』では、若い女性と老婦人がポットに隠された大金をきっかけに心を通わせていく。世代を超えた交流をユーモアと温かさで綴った感動作であり、過去には『チワワは見ていた』という邦題でソフト化されている。
これらの作品には、偏見や差別と向き合いながらも人間の尊厳やユーモアを見つめるまなざしが一貫して息づいている。初期作で確立されたそのスタイルは、のちの代表作にも通底するベイカーの魅力の核心だ。
作品情報
<概要>
ショーン・ベイカー監督の初期4作品を集めた特集上映。2000年代初頭から2010年代初頭にかけて製作されたこれらの作品は、いずれも日本初公開。社会の周縁で生きる人々へのまなざしが、初期の段階から鮮明に刻まれている。
タイトル:フォー・レター・ワーズ
原題:Four Letter Words
監督:ショーン・ベイカー
脚本:ショーン・ベイカー
出演:デイヴィッド・アリ、ヘンリー・ベイリン、フレッド・バーマン
2000年|アメリカ|英語|82分|カラー
© CreFilm. All Rights Reserved
タイトル:テイクアウト
原題:Take Out
監督:ショーン・ベイカー、ツォウ・シンチン
脚本:ショーン・ベイカー、ツォウ・シンチン
出演:チャールズ・チャン、エング・フア・ユー、ワン・ザイ・リー
2004年|アメリカ|英語・中国語|87分|カラー
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タイトル:プリンス・オブ・ブロードウェイ
原題:Prince of Broadway
監督:ショーン・ベイカー
脚本:ショーン・ベイカー、ダレン・ディーン
出演:プリンス・アドゥ、カレン・カラグリアン、エイデン・ノエシ
2008年|アメリカ|英語|100分|カラー
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タイトル:スターレット
原題:Starlet
監督:ショーン・ベイカー
脚本:ショーン・ベイカー、クリス・ベルゴーク
出演:ドリー・ヘミングウェイ、ベセドカ・ジョンソン、ジェームズ・ランソン、カレン・カラグリアン
2012年|アメリカ|英語|103分|カラー
COPYRIGHT © 2012 STARLET FILMS, LLC. ALL RIGHTS RESERVED
配給:マーメイドフィルム、コピアポア・フィルム
公式サイト:https://seanbakermovies.jp
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