映画『劇場版ハイキュー!! VS 小さな巨人』(2027)を紹介&解説。
映画『劇場版ハイキュー!! VS 小さな巨人』概要
映画『劇場版ハイキュー!! VS 小さな巨人』は、古舘春一のバレーボール漫画『ハイキュー!!』を原作とする劇場版アニメーション。世界興行収入200億円を超えた『劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦』に続き、春高バレー準々決勝の烏野高校VS鴎台高校を描く。
小柄な体格と驚異的な跳躍力を武器に戦ってきた日向翔陽が、同じく“小さな巨人”に近い存在である鴎台高校の星海光来と激突。規律正しいブロックを誇る鴎台を相手に、烏野の選手たちが高校バレー屈指の激戦へ挑む。監督・脚本は前作に続いて満仲勧、アニメーション制作はProduction I.Gが担当する。
作品情報
| 日本版タイトル | 『劇場版ハイキュー!! VS 小さな巨人』 |
|---|---|
| 製作年 | 2027年 |
| 日本公開日 | 2027年(2026年8月時点では日付不明) |
| ジャンル | アニメーション/スポーツ/青春/ドラマ |
| 製作国 | 日本 |
| 原作 | 古舘春一『ハイキュー!!』(漫画) |
| 上映時間 | 未発表 |
| 監督・脚本 | 満仲勧 |
|---|---|
| アニメーション制作 | Production I.G |
| 出演 | 村瀬歩/石川界人/内山昂輝/細谷佳正/花江夏樹/宮崎遊ほか(アニメシリーズのキャスト。本作の正式な出演者一覧は未発表) |
| 製作 | 「ハイキュー!!」製作委員会 |
| 配給 | 東宝 |
あらすじ
春高バレー3回戦で、長年のライバルだった音駒高校との“ゴミ捨て場の決戦”を制した烏野高校。準々決勝へ進んだ日向翔陽たちの前に、全国屈指の実力を誇る鴎台高校が立ちはだかる。
鴎台を率いる攻撃の中心は、小柄ながらジャンプ力、技術、守備力を兼ね備えた“小さな巨人”星海光来。かつて同じ異名を持つ烏野高校の選手に憧れ、ここまで成長してきた日向にとって、星海との対決は自らの現在地を突きつけられる特別な一戦となる。
さらに、鴎台は昼神幸郎を中心とする高度な組織的ブロックを武器とするチーム。日向と影山飛雄による変人速攻をはじめ、多彩な攻撃を仕掛ける烏野は、全国レベルの堅固な“壁”へ挑んでいく。
主な登場人物(キャスト)
日向翔陽(村瀬歩):烏野高校排球部の1年生で、ポジションはミドルブロッカー。小柄ながら驚異的な跳躍力とスピードを持ち、“小さな巨人”への憧れを原動力に成長してきた。本作では、自分と同じように身長の不利を覆して全国で活躍する星海光来と対峙する。
影山飛雄(石川界人):烏野高校排球部の1年生セッター。正確なトスと高い技術、優れた観察力を持ち、日向の能力を最大限に引き出す相棒でもある。鉄壁のブロックを組織する鴎台を崩すため、セッターとしての判断力と技術が試される。
月島蛍(内山昂輝):烏野高校排球部の1年生ミドルブロッカー。冷静な分析力と相手の動きを読む力を武器とする。鴎台戦では、星海や鴎台の攻撃に対抗するブロッカーとして重要な役割を担う。
東峰旭(細谷佳正):烏野高校排球部の3年生で、チームのエース。強烈なスパイクを武器とする一方、繊細で責任感の強い性格を持つ。全国屈指のブロックを誇る鴎台との戦いは、エースとしての力と精神を試される大一番となる。
星海光来(花江夏樹):鴎台高校排球部の2年生ウイングスパイカー。小柄ながら圧倒的な跳躍力を持ち、攻撃だけでなくサーブ、レシーブ、ブロックでも高い能力を発揮する万能型の選手。“小さな巨人”の異名を誇り、日向にとって目標であると同時に最大級のライバルとなる。
昼神幸郎(宮崎遊):鴎台高校排球部の2年生ミドルブロッカー。冷静で安定したプレーを見せ、組織的なブロックを誇る鴎台の守備の中心を担う。相手の攻撃に簡単には動じない精神力も強み。
作品の魅力解説(公開前時点)
日向と星海、ふたりの“小さな巨人”が激突
本作最大の見どころは、タイトルにも掲げられた日向翔陽と星海光来の“小さな巨人”対決だ。日向は、かつてテレビで見た烏野高校の“小さな巨人”に憧れ、身長が低くても空中戦で勝負できる選手を目指してきた。そんな日向の前に現れる星海は、同じ小柄なスパイカーでありながら、攻撃、守備、サーブのすべてを高水準でこなす全国屈指の選手である。
星海は日向が追い続けてきた理想に最も近い高校選手であり、自身に不足しているものを映し出す存在でもある。単なるエース同士の対決ではなく、日向が“小さな巨人”という憧れとどのように向き合うのかを描く、シリーズ全体でも大きな意味を持つ試合となる。
烏野の多彩な攻撃と鴎台の組織的ブロック
鴎台高校の大きな武器は、昼神幸郎を中心とした高度な組織的ブロック。個々の高さだけに依存せず、相手の攻撃を観察し、複数人が連動して逃げ道を塞いでいく守備は、日向と影山の変人速攻をはじめとする烏野のスピーディーな攻撃にとって非常に厄介な存在となる。
変幻自在の攻撃を仕掛ける烏野と、冷静に壁を築き続ける鴎台という対照的なチームのぶつかり合いにより、力任せではないバレーボールの戦術的な面白さも存分に味わえることが期待される。
影山、月島、東峰らにも訪れる重要な見せ場
原作における鴎台戦は、日向と星海だけの物語ではない。鴎台の守備を攻略しようとする影山のゲームメイク、星海を相手に読み合いを繰り広げる月島、強固なブロックへ何度も挑むことになるエース・東峰など、烏野の選手たちそれぞれに大きな見せ場が用意されている。
チーム全員が春高で積み重ねてきた経験を発揮し、簡単には崩れない鴎台へ挑戦する構成は、原作でもひとつのクライマックスとして描かれた。各選手の成長と役割が交差する、まさに総力戦と呼ぶべき試合である。
劇場版だからこそ期待されるスピードと迫力
監督・脚本は、『劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦』を手がけた満仲勧が続投する。前作では選手の視点へ入り込むようなカメラワーク、ボールの速度や重さを感じさせる音響、長いラリーの緊張感を生かした演出によって、観客がコート上にいるかのような臨場感を作り上げた。
跳躍力に優れた日向と星海の空中戦、鴎台のブロックが連動して完成する瞬間、そこへ叩き込まれる烏野のスパイクは、劇場の大画面と音響との相性が良い。『ゴミ捨て場の決戦』で見せた迫力を踏まえても、この試合をスクリーンで体感できることへの期待は大きい。
同時進行するもうひとつの準々決勝
烏野VS鴎台と同じ日に東京体育館で行われる、梟谷学園高校VS狢坂高校の準々決勝は、スペシャルアニメ「ハイキュー!! バケモノたちの行くところ」として映像化される。木兎光太郎と桐生八という全国屈指のエースが激突する試合であり、『劇場版ハイキュー!! VS 小さな巨人』とあわせて、春高3日目の熱気を異なる視点から楽しめる展開となっている。
