アカデミー歌曲賞受賞「El Mal」本編シーン解禁 - ゾーイ・サルダナが魅せる怒りの絶唱が話題に! [動画あり]
『エミリア・ペレス』でゾーイ・サルダナが見せる圧巻のパフォーマンスが話題に。
第77回カンヌ国際映画祭女優賞&審査員賞、第37回ヨーロッパ映画賞主要5部門、第82回ゴールデングローブ賞最多4部門を受賞するなど、本年度の映画賞レースを席巻している話題作『エミリア・ペレス』。日本でも3月28日(金)より新宿ピカデリーほかにて全国公開を控える中、この度本年度アカデミー賞で歌曲賞と助演女優賞をダブル受賞した「El Mal」の本編シーンが解禁された。映像では、ゾーイ・サルダナ演じるリタが、メキシコの腐敗した社会に対する怒りを爆発させる圧巻のパフォーマンスを披露している。
名匠ジャック・オーディアールが描く全く新しい異色作
『エミリア・ペレス』は、本当の自分になりたいと願い女性として新たに生きることを決意したメキシコ最恐の麻薬王と、彼女との出会いで運命を切り開いていく3人の女性たちの姿を、名匠ジャック・オーディアール監督がミュージカル仕立てで描いた全く新しい異色の感動作である。カンヌ国際映画祭やヨーロッパ映画賞、ゴールデングローブ賞など国際的な映画賞を次々と受賞し、その独創的な世界観と強烈なメッセージ性で各国の観客と批評家を魅了している。
新たな人生を歩み始めたエミリア・ペレス(カルラ・ソフィア・ガスコン)と、そのビジネスパートナーとなった弁護士のリタ・モラ・カストロ(ゾーイ・サルダナ)の物語は、単なるクライムドラマの枠を超え、アイデンティティと真実の追求というテーマを鮮烈に描き出している。メキシコでは犯罪に巻き込まれ、行方不明になる男女が何万人もいた。その犯罪を仕切っていた一人こそ、かつてのミニタス──エミリアだった。
怒りの絶唱「El Mal」に込められた真実
今回解禁された本編シーンは、過去を深く悔い、生まれ変わったエミリアが、かつて麻薬王だった時代の情報網を活かし設立した行方不明者を捜索する団体”ラ・ルセシタ(小さな光)”の資金調達パーティーの一場面である。このパーティーには経済界の大物たちだけでなく、麻薬王、汚職政治家、詐欺師といった”汚れた金”で成り上がった者たちが集まっていた。
圧巻のパフォーマンスに込められた怒りと真実
一方、リタには長年抱え続けた”怒り”があった。法廷では、明らかに罪を犯した男たちが、金の力で裁判を動かし、無罪放免されるという現実が横行していた。どれほど正義を信じ、法律を駆使しても、結局は権力と金の前に真実が歪められてしまう。このメキシコの腐敗した司法制度に対する怒りが、彼女の中で静かに燃え続けていた。
解禁された映像では、エミリアが団体の代表としてスピーチをするなか、「結局、根本は何も変わっていない」と鬱憤を抑えきれなくなったリタが心の叫びを爆発させるシーンが描かれる。皮肉と怒りを込めた楽曲「El Mal」にのせながら、会場にいる全員が認めたくない”真実”を突きつけていく様子は、観る者の心に深く刻まれる強烈な印象を残す。
【動画】ゾーイ・サルダナによる怒りの歌「El Mal」本編シーン
ジャック・オーディアールが惚れたゾーイ・サルダナの強烈なカリスマ性
本作の監督、ジャック・オーディアールは、「ゾーイはすべての条件を満たしていた。彼女は歌えるし、リードダンサーとして踊りもできる。さらに彼女の演技からは、強烈なカリスマ性も感じられた」と評価している。しかし、彼女のキャスティングには時間を要したという。「ゾーイ自身もこの作品への出演を熱望していたが、スケジュールの都合から1年待つことになった」と監督は明かす。
そんな中、ゾーイは「El Mal」のパフォーマンスを完璧なものにするため、5か月にわたる準備を重ねた。カメラと完全に呼吸を合わせることで、一体感のある撮影を実現し、迎えた本番で彼女は期待をはるかに超えるパフォーマンスを見せつけた。このパフォーマンスが高く評価され、本日開催された第97回アカデミー賞授賞式において、ゾーイ・サルダナが助演女優賞を、「El Mal」が歌曲賞をそれぞれ受賞。日本公開を前に、さらなる注目を集めている。
日本での公開に先立ち解禁された本編シーンからは、本作が単なるエンターテイメントを超えた、現代社会への鋭い問いかけを含んだ作品であることが伝わってくる。麻薬王から女性へと性別移行を果たした主人公の物語を通して、アイデンティティや社会の腐敗といった複雑なテーマに向き合う『エミリア・ペレス』は、3月28日(金)の公開が待ち遠しい注目作となっている。
作品情報
<STORY>
弁護士リタは、メキシコの麻薬王マニタスから「女性としての新たな人生を用意してほしい」という極秘の依頼を受ける。リタの完璧な計画により、マニタスは姿を消すことに成功。数年後、イギリスに移住し新生活を送るリタの前に現れたのは、新しい存在として生きるエミリア・ペレスだった。過去と現在、罪と救済、愛と憎しみが交錯する中、運命は思わぬ方向へと大きく動き出す――
タイトル:『エミリア・ペレス』
原題:EMILIA PÉREZ
監督・脚本:ジャック・オーディアール
出演:ゾーイ・サルダナ、カルラ・ソフィア・ガスコン、セレーナ・ゴメス、アドリアーナ・パス
制作:サンローラン プロダクション by アンソニー・ヴァカレロ
2024年|フランス|フランス語・スペイン語|上映時間:138分
©2024 PAGE 114 – WHY NOT PRODUCTIONS – PATHÉ FILMS – FRANCE 2 CINÉMA
配給:ギャガ
3月28日(金)新宿ピカデリーほか全国公開



