『M:I』最新作で酸素不足によりトム・クルーズが気絶 - 監督も戦慄の超過激スタント
トム・クルーズが『ミッション:インポッシブル』シリーズの最新作『ファイナル・レコニング』で、これまでにない危険なスタントに挑戦していたことが明らかになった。時速190キロメートルを超える航空機から顔を出すシーンの撮影では、酸素不足により気絶する事態も発生。クルーズ本人が、撮影の困難さを率直に語っている。
クリストファー・マッカリー監督によれば、本作ではさらに過激なスタントが用意されており、あまりの緊張感に監督自身が吐き気を催すほどだったという。2025年5月23日の世界公開を控え、その過激さに注目が集まっている。
酸素不足との闘い - 前代未聞のスタントに挑戦
「時速120から130マイル(約190~210キロメートル)で飛行中の航空機から顔を出すと、酸素が取り込めないんだ」とクルーズはEmpire誌のインタビューで語っている。「だから呼吸の仕方を自分で習得する必要があったよ。体力的に気を失うこともあって、コックピットに戻れないこともあったんだ」。
これまでもクルーズは、世界一高いビル『ブルジュ・ハリファ』を素手でよじ登り、バイクで断崖絶壁から飛び降り、時速300キロメートルで走行する列車の屋根にしがみつくなど、命がけのスタントで観客を魅了してきた。しかし、今回のスタントはそれらをも凌駕する危険度だという。
スーパーボウルで解禁となった最新ティーザー映像でも、クルーズが逆さまになった飛行機にぶら下がるスタントを行っているところが映し出されている。
【動画】『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』最新ティーザー映像
アフリカでの撮影 - マッカリー監督が明かす衝撃の現場
「この映画のスタントは、君の脳みそを溶かすようなものになっているよ」とマッカリー監督は語る。特にアフリカでのロケでは、クルーズが連日のように自身の記録を更新する驚異的なスタントを披露。その内容は明かされていないものの、あまりの緊張感に監督自身が「吐きそうになった」と振り返っている。
実際、今年1月に行われた本作のプレビュー上映では、ある観客が特に激しいスタントシーンを見ながら心臓発作を起こしそうになったという証言も。「そのシーンを見ている間ずっと息が詰まって、心臓発作を起こしそうだった」という観客の感想に、マッカリー監督は「うまくいったみたいだな」と手応えを語った。
製作の裏側 - パンデミックとストライキを乗り越えて
『ミッション:インポッシブル』シリーズ最新作となる『ファイナル・レコニング』は、当初2022年の公開を予定していた。しかし、新型コロナウイルスのパンデミックにより撮影スケジュールが大幅に変更を余儀なくされ、さらに俳優・脚本家組合のストライキの影響も重なり、公開は2025年5月23日に延期となった。
この困難な状況下でも、トム・クルーズと製作チームは妥協することなく、シリーズ史上最高のアクション映画を目指して撮影に臨んだ。特に航空機を使用したスタントシーンでは、クルーズ自身が呼吸法を習得するなど、徹底的な準備と訓練を重ねている。
期待が高まる『ファイナル・レコニング』
『ミッション:インポッシブル』シリーズは、1996年の第1作目から革新的なアクションシーンで観客を魅了してきた。96年以降、着実にファンを増やし続け、前作『デッドレコニング PART ONE』(2023年)では全世界興行収入が5億6,700万ドル(約850億円)を記録している。
今回の『ファイナル・レコニング』では、シリーズ史上最も危険なスタントが披露されるという。クリストファー・マッカリー監督は「これまでのどの作品よりもスケールが大きく、観客の期待を裏切らない作品になる」と自信を見せており、全世界のファンから熱い注目を集めている。


