アリアナ・グランデが『ウィキッド』の本質を守り抜いた制作秘話を明かす
アカデミー賞にノミネートされたアリアナ・グランデが、自身を「保護者的なオタク」と評しながら、映画『ウィキッド ふたりの魔女』の制作における作品への思いを語った。現地時間2月6日(火)にDGAシアターで開催されたFYCイベントで、ビリー・アイリッシュとの対談を通じて、舞台ミュージカルから映画への転換点で譲れなかったポイントを明かしている。
グランデは「ミュージカルの変更に関しては、ある意味純粋主義者なんです」と自身の立場を表明。特に楽曲「ポピュラー」にヒップホップのドラムを取り入れようとした試みに対して、グリンダというキャラクターの本質を守るため、「勇気を振り絞って」反対の意を示したという。
原作ミュージカルへの深い理解と愛着
2025年の全米公開を控える『ウィキッド ふたりの魔女』は、ブロードウェイで20年以上のロングランを続ける大ヒットミュージカルの実写映画化作品だ。グランデは主人公の1人であるグリンダ役を演じており、原作の音楽を手がけたスティーヴン・シュワルツから、制作初期の段階で楽曲のアレンジに関する興味深いエピソードを明かされたという。
「最初の頃、『ポピュラー』にヒップホップのドラムを入れたバージョンがあったの」とグランデは語る。「グリンダは1拍目と3拍目で手を叩くキャラクターなの。時と場所にあったサウンドじゃないと」と、キャラクターの本質を理解した上での判断を下したことを明かした。
ビリー・アイリッシュとの対談で明かされたファンとしての素顔
このイベントでは、グランデの作品に対する強い思い入れも垣間見えた。「感情的な繋がりや、何か信じられる意図が背景にないといけない」と語り、単なる現代化や商業的な判断ではなく、作品の本質を重視する姿勢を示している。
この日のFYCイベントでは、グランデとビリー・アイリッシュの親密な関係性も話題となった。アイリッシュは11歳の頃から使用している個人のYouTubeアカウントで、2014年頃のグランデのインタビュー動画に「私はチームアリだよ」とコメントを残していたエピソードを披露。「この人のことが大好きで、この映画も大好き」と作品への期待も語った。
グランデは、アイリッシュの告白に「それ、すごく嬉しいな」と応え、ふたりの対談は終始和やかな雰囲気に包まれた。
ミュージカル映画で新境地を開くアリアナ・グランデ
今回の『ウィキッド ふたりの魔女』での演技について手応えを感じているグランデは、今後の演技活動にも意欲を見せている。「それは是非やってみたい」と前向きな姿勢を示し、「私たちには本当に素晴らしいアーティスティックな活動の場がたくさんあって、様々なアート表現ができることに感謝しています」と語った。
音楽活動と並行して、演技の分野でも新たな挑戦を続けるグランデ。作品への深い理解と愛情を持ちながら、アーティストとしての活動の幅を広げている姿勢に、今後も注目が集まりそうだ。




