映画『ONE PIECE FILM STRONG WORLD』(2009)を紹介&解説。
映画『ONE PIECE FILM STRONG WORLD』概要
映画『ONE PIECE FILM STRONG WORLD』(ワンピース フィルム ストロングワールド)は、尾田栄一郎による漫画『ONE PIECE』を原作とする劇場版アニメ第10作。原作者の尾田栄一郎が映画ストーリー、製作総指揮、コスチューム&クリーチャーデザインを手がけた作品で、麦わらの一味が伝説の海賊“金獅子のシキ”に立ち向かう冒険を描く。監督は境宗久、脚本は上坂浩彦。声の出演は田中真弓、中井和哉、岡村明美、山口勝平、平田広明、大谷育江、山口由里子、矢尾一樹、チョー、竹中直人ら。
作品情報
日本版タイトル:『ONE PIECE FILM STRONG WORLD』
原題:ONE PIECE FILM STRONG WORLD
製作年:2009年
本国公開日:2009年12月12日
日本公開日:2009年12月12日
ジャンル:アニメーション/アクション/ファンタジー/アドベンチャー
製作国:日本
原作:有
上映時間:113分
前作:『ONE PIECE ワンピース THE MOVIE エピソード オブ チョッパー プラス 冬に咲く、奇跡の桜』(2008)
次作:『ONE PIECE ワンピース 3D 麦わらチェイス』(2011)
監督:境宗久
脚本:上坂浩彦
原作:尾田栄一郎
映画ストーリー:尾田栄一郎
製作総指揮:尾田栄一郎
コスチューム&クリーチャーデザイン:尾田栄一郎
キャラクターデザイン:佐藤雅将
作画監督:佐藤雅将
CG監督:西川和宏
美術監督:脇威志
美術設定:佐藤正浩
色彩設定:辻田邦夫
音楽:田中公平
主題歌:Mr.Children「fanfare」
出演:田中真弓/中井和哉/岡村明美/山口勝平/平田広明/大谷育江/山口由里子/矢尾一樹/チョー/竹中直人/北島康介/皆藤愛子
制作:東映アニメーション
製作:尾田栄一郎/集英社・フジテレビ・東映アニメーション/「2009 ワンピース」製作委員会
配給:東映
©尾田栄一郎/集英社・フジテレビ・東映アニメーション ©「2009 ワンピース」製作委員会
あらすじ
旅を続ける麦わらの一味のもとに、“東の海(イーストブルー)”が危機に陥っているという知らせが届く。故郷を救うため冒険を中断して戻ろうとするルフィたちの前に、空飛ぶ海賊船に乗った伝説の海賊“金獅子のシキ”が現れる。シキはナミを連れ去り、ルフィたちを空から地上へ振り落としてしまう。バラバラになった麦わらの一味がたどり着いたのは、凶暴な生物たちが弱肉強食の世界を築く空飛ぶ島々だった。仲間を取り戻すため、ルフィたちはシキの恐るべき野望に立ち向かう。
主な登場人物(キャスト)
モンキー・D・ルフィ(田中真弓):麦わらの一味の船長。仲間を何よりも大切にする海賊で、ナミを連れ去った金獅子のシキに立ち向かう。
ロロノア・ゾロ(中井和哉):麦わらの一味の剣士。ルフィを支える戦闘の要として、凶暴な生物がひしめく島でも高い戦闘力を発揮する。
ナミ(岡村明美):麦わらの一味の航海士。シキにその航海術を見込まれ、連れ去られてしまう。物語の中心に関わる重要な存在となる。
ウソップ(山口勝平):麦わらの一味の狙撃手。仲間たちと離れ離れになりながらも、持ち前の機転と勇気で危機に立ち向かう。
サンジ(平田広明):麦わらの一味の料理人。足技を武器に戦う実力者で、仲間を守るためにシキの一味や島の脅威に挑む。
トニートニー・チョッパー(大谷育江):麦わらの一味の船医。人間の言葉を話すトナカイで、仲間たちの冒険を医療面からも支える。
ニコ・ロビン(山口由里子):麦わらの一味の考古学者。冷静な判断力と能力を生かし、未知の島で起こる異変に向き合う。
フランキー(矢尾一樹):麦わらの一味の船大工。豪快な性格と改造された体を武器に、仲間たちとともに戦う。
ブルック(チョー):麦わらの一味の音楽家。骸骨の姿をした剣士でもあり、独特のユーモアと戦闘力で冒険に加わる。
“金獅子”のシキ(竹中直人):海賊王ゴールド・ロジャーや白ひげと並び称される伝説の海賊。空飛ぶ島々を拠点に、世界を揺るがす野望を進める。
作品の魅力解説
映画『ONE PIECE FILM STRONG WORLD』の大きな魅力は、原作者・尾田栄一郎が映画ストーリーと製作総指揮を担っている点にある。劇場版オリジナルの物語でありながら、麦わらの一味の関係性、冒険の高揚感、敵のスケール感が『ONE PIECE』らしい熱量で描かれている。
物語の軸となるのは、“東の海”の危機とナミの誘拐である。ルフィたちの出発点でもある東の海をめぐる危機が提示されることで、シリーズ初期から作品を追ってきた観客にも響く構成になっている。さらに、金獅子のシキという伝説級の海賊を相手にすることで、劇場版ならではのスケールの大きなバトルが展開される。
また、空飛ぶ島々や独自に進化した凶暴な生物たちなど、アニメーション映画としての視覚的な楽しさも大きい。冒険、仲間、戦い、笑い、危機感がバランスよく配置されており、シリーズファンはもちろん、『ONE PIECE』の劇場版を初めて観る人にも入りやすい作品である。
