ドラマ『ゴシップガール<ファースト・シーズン>』(2007)を紹介&解説。
ドラマ『ゴシップガール』シーズン1概要
ドラマシリーズ『ゴシップガール<ファースト・シーズン>』は、セシリー・フォン・ジーゲザーの小説を基に、『The O.C.』のジョシュ・シュワルツらが手がけたNY発の青春群像ドラマ。名門校に通う若者たちが、匿名ブログに私生活を暴かれながら、恋愛や友情、家族の問題と向き合う姿を華やかな街並みとともに描く。出演はブレイク・ライヴリー、レイトン・ミースター、ペン・バッジリーら。
作品情報
日本版タイトル:『ゴシップガール<ファースト・シーズン>』
原題:Gossip Girl Season 1
製作年:2007年
本国公開日:2007年9月19日
日本公開日:2009年4月16日
ジャンル:青春ドラマ/恋愛ドラマ
製作国:アメリカ
原作:セシリー・フォン・ジーゲザー『Gossip Girl』(小説)
エピソード数:全18話
監督:マーク・ピズナルスキー/ノーマン・バックリーほか
脚本:ジョシュ・シュワルツ/ステファニー・サヴェージ/フェリシア・D・ヘンダーソン/ジョシュア・サフラン/レン・K・ローゼンフェルド/ジェシカ・クェラー/K・J・スタインバーグ/ポール・シャロッタほか
製作:エイミー・カウフマン/ジョー・ラザロフ/ジェシカ・クェラーほか
製作総指揮:ジョシュ・シュワルツ/ステファニー・サヴェージ/レスリー・モーゲンスタイン/ボブ・レヴィ
撮影:ロン・フォーチュナートほか
編集:ティモシー・A・グッドほか
作曲:トランセンンダーズ
出演:ブレイク・ライヴリー/レイトン・ミースター/ペン・バッジリー/チェイス・クロフォード/エド・ウェストウィック/テイラー・モムセン/ケリー・ラザフォード/マシュー・セトル/ミシェル・トラクテンバーグ/コナー・パオロ/ジェシカ・ゾア/セバスチャン・スタン/イン・チャン/クリステン・ベル(声) ほか
製作:ワーナー・ブラザース・テレビジョン/アロイ・エンターテインメント/カレッジ・ヒル・ピクチャーズ
配給:ワーナー・ブラザース・テレビジョン・ディストリビューション
放送局:ザ・シーダブリュー
あらすじ
現代のニューヨーク。名門私立校に通うセリーナが、寄宿学校からアッパー・イースト・サイドへ戻る。その帰還は匿名ブログ“ゴシップガール”に暴かれ、親友ブレアらの関係に波紋を広げる。恋や友情、家族の秘密が交錯するなか、若者たちは華やかな街で揺れ動いていく。
主な登場人物(キャスト)
ナレーション/ブログ
“ゴシップガール”(声:クリステン・ベル):登場人物たちのスキャンダルを匿名ブログで暴露する、物語全体の語り手。姿は見せないが、彼女の投稿がセリーナたちの人間関係を動かす装置になっている。
若者世代
セリーナ・ヴァンダーウッドセン(ブレイク・ライヴリー):謎の失踪を経て、ニューヨークのアッパー・イースト・サイドに戻ってくる主人公。奔放な過去と向き合いながら、ダンとの恋やブレアとの友情を通して新しい自分を探していく。

セリーナ、『ゴシップガール』シーズン1より ©Warner Bros. Entertainment Inc.
ブレア・ウォルドーフ(レイトン・ミースター):コンスタンス・ビラード学園の女王的存在で、完璧な社交界人生を望むセリーナの親友。セリーナの帰還によって自分の地位や恋愛が揺らぎ、強さと脆さの両面が描かれる。

ブレア、『ゴシップガール』シーズン1より ©Warner Bros. Entertainment Inc.
ダン・ハンフリー(ペン・バッジリー):ブルックリンに住む奨学生で、アッパー・イースト・サイドの世界では“部外者”に近い存在。セリーナに惹かれ、彼女との関係を通して特権階級の内側へ足を踏み入れていく。

ダン、『ゴシップガール』シーズン1より ©Warner Bros. Entertainment Inc.
ネイト・アーチボルド(チェイス・クロフォード):ブレアの恋人で、裕福な家庭に育った御曹司。セリーナへの未練や家族の問題を抱え、表向きの完璧さとは違う迷いを見せる。

ネイト、『ゴシップガール』シーズン1より ©Warner Bros. Entertainment Inc.
チャック・バス(エド・ウェストウィック):ホテル王の息子で、挑発的かつ計算高いアッパー・イースト・サイドのトリックスター。シーズン1ではブレアとの関係が大きな転機となり、単なる遊び人以上の複雑さが見えてくる。

チャック、『ゴシップガール』シーズン1より ©Warner Bros. Entertainment Inc.
ジェニー・ハンフリー(テイラー・モムセン):ダンの妹で、コンスタンス・ビラードに通う新入生。上流階級の世界に憧れ、ブレアの取り巻きに近づこうとする中で、野心と不安定さが強調される。

ジェニー、『ゴシップガール』シーズン1より ©Warner Bros. Entertainment Inc.
エリック・ヴァンダーウッドセン(コナー・パオロ):セリーナの弟で、繊細で傷つきやすい人物として描かれる。シーズン1では彼の存在がセリーナの帰還の背景とも深く関わる。

エリック、『ゴシップガール』シーズン1より ©Warner Bros. Entertainment Inc.
ヴァネッサ・エイブラムス(ジェシカ・ゾア):ダンの幼なじみで、ブルックリン側の価値観を持つアウトサイダー。セリーナとダンの関係に影響を与えつつ、アッパー・イースト・サイドとは異なる視点を持ち込む。

ヴァネッサ、『ゴシップガール』シーズン1より ©Warner Bros. Entertainment Inc.
ジョージーナ・スパークス/“サラ”(ミシェル・トラクテンバーグ):シーズン後半に登場し、セリーナの過去を揺さぶる危険な存在。彼女の登場によって、セリーナが隠していた秘密と物語の緊張感が一気に高まる。

ジョージーナ、『ゴシップガール』シーズン1より ©Warner Bros. Entertainment Inc.
カーター・ベイゼン(セバスチャン・スタン):ネイトやチャックの先輩で、アッパー・イースト・サイドの問題児的な青年。

カーター、『ゴシップガール』シーズン1より ©Warner Bros. Entertainment Inc.
ネリー・ユキ(イン・チャン):コンスタンス・ビラード学園の生徒で、成績優秀ゆえにブレアに敵視される生徒。
イザベル・コーツ(ニコール・フィシェラ)、ケイティ・ファーカス(ナン・チャン)、ペネロペ・シャファイ(アマンダ・セットン)、ヘイゼル・ウィリアムズ(ドリーマ・ウォーカー)、エリース・ウェルズ(エマ・デマー):ブレアなど、権力のあるリーダーに群がる取り巻き女子たち。
親世代
リリー・ヴァンダーウッドセン(ケリー・ラザフォード):セリーナとエリックの母で、社交界に生きる洗練された女性。ルーファスとの過去や家族への思いが、若い世代の恋愛模様と呼応する形で描かれる。

リリー、『ゴシップガール』シーズン1より ©Warner Bros. Entertainment Inc.
ルーファス・ハンフリー(マシュー・セトル):ダンとジェニーの父。元ロックスターでアートギャラリー経営者。リリーとのかつての関係を抱えながら、子どもたちが上流階級の世界に巻き込まれていくのを見守る。

ルーファス、『ゴシップガール』シーズン1より ©Warner Bros. Entertainment Inc.
ハワード・アーチボルド(サム・ロバーズ):ネイトの父で、アーチボルド家の社会的地位とプレッシャーを象徴する人物。家族の問題を通して、ネイトが“理想の御曹司”として生きることの重さが見えてくる。
アン・アーチボルド(フランシー・スウィフト):ネイトの母で、名家としての体面を重んじる存在。夫や息子との関係を通じて、アッパー・イースト・サイドの家庭が抱える窮屈さを映し出す。
バート・バス(ロバート・ジョン・バーク):チャックの父で、ニューヨークの不動産・ホテル業界で成功した実業家。リリーとの関係を通して、親世代の社交界の力学を象徴する存在となる。
エレノア・ウォルドーフ(マーガレット・コリン):ブレアの母で、ファッションデザイナーとして活動するキャリア女性。娘に対する期待や距離感が、ブレアの完璧主義や承認欲求に影響を与えている。
ドロータ・キシュロフスキー(ズザンナ・シャドコウスキー):ウォルドーフ家で働くメイド。ブレアを身近で支え、彼女の本音や生活感を引き出す存在。
作品解説
のぞき見ていたい“親しみやすいけど遠い世界”
『ゴシップガール』の大きな魅力は、一般的な日常からは簡単に触れられない、ニューヨークの上流階級ライフを“のぞき見”するような中毒性にある。
名門校、豪華なパーティー、高級ホテル、ブランドに囲まれた暮らしは、現実離れした特別な世界として映る。一方で、そこで描かれる若者たちの悩みは、恋愛、友情、嫉妬、家族とのすれ違いなど、誰もがどこかで共感できるものでもある。遠い世界なのに、感情だけは妙に近い。その“わかるけれど、完全にはわからない”距離感が、視聴者を引き込んでいく。
さらに、リッチな人々らしい華やかでスタイリッシュなファッションも、本作を語るうえで欠かせない要素である。セリーナやブレアたちがまとう衣装は、単なる服装ではなく、それぞれの立場や性格、揺れ動く感情までも映し出す。
ブレイク・ライヴリーやレイトン・ミースターをはじめとするオーラのあるキャストが、それらを鮮やかに着こなすことで、物語は視覚的にも強い楽しさを持つ。華やかで、少し意地悪で、けれど目を離せない。そんな世界観こそが、シーズン1を最後まで見続けたくなる理由のひとつだ。
噂話を“システム”に変えたゴシップガールの刺激
若者たちが噂話に敏感で、恋愛関係や友人関係、スクールカーストの小さな変化に一喜一憂する姿は、青春ドラマの普遍的な要素である。『ゴシップガール』が面白いのは、その“誰もが味わってきた青春の不安定さ”を、匿名ブログ“ゴシップガール”という独自のシステムによって、より刺激的なドラマへと変えている点にある。
誰と誰が会っていたのか、誰が何を隠しているのか、誰の関係が壊れかけているのか。登場人物たちの行動は、本人たちの知らないところで投稿され、共有され、噂として広がっていく。些細な出来事が一瞬で人間関係を揺るがし、秘密は本人の意思とは関係なく暴かれていく。その仕組みによって、本作の恋愛や友情は常に緊張感を帯びる。
ただの噂話で終わらせず、それを物語全体を動かす装置にしたことが、本作ならではの魅力である。ゴシップガールの存在によって、キャラクターたちは互いを意識し、疑い、駆け引きを重ねる。青春の“あるある”を、匿名の視線に監視されるスリルへと昇華しているところに、このシリーズの中毒性がある。
隠したい失敗や秘密が生むヒヤヒヤ感
誰にでも、好きな人には見せたくない弱さや、知られたくない過去、できれば隠しておきたい失敗のひとつやふたつはあるものだ。『ゴシップガール』は、そうした誰もが抱える秘密を、恋愛や友情、家族関係の中に巧みに組み込みながら、物語の緊張感へと変えている。
セリーナがマンハッタンを離れた本当の理由、ブレアが隠そうとする恋愛の秘密、ジェニーが人気者になるために重ねていく嘘。それぞれのキャラクターが抱える“知られたくないこと”は、いつ、誰に、どこから暴かれるかわからない不安とともに描かれる。ゴシップガールの投稿はもちろん、友人の裏切りや偶然の目撃によっても秘密は広がり、登場人物たちは常に自分の過去や本音と向き合わされていく。
特にジョージーナの登場以降は、セリーナの過去がより直接的な脅威として浮かび上がり、物語のサスペンス性が一段と高まる。華やかな青春ドラマでありながら、ただの恋愛模様だけに終わらず、秘密が暴かれる怖さと、それでも誰かに受け入れてほしいという切実さがある。そのヒヤヒヤするスリルが、シーズン1を最後まで飽きさせない大きな推進力になっている。
内容(ネタバレ)
第1話「Sが帰ってきた!」

『ゴシップガール』シーズン1より ©Warner Bros. Entertainment Inc.
セリーナの帰還がアッパー・イースト・サイドを揺らす
寄宿学校に姿を消していたセリーナ・ヴァンダーウッドセンが、ニューヨークのアッパー・イースト・サイドへ突然戻ってくる。その帰還は、正体不明の人物が運営する匿名ブログ“ゴシップガール”によって瞬く間に広まり、名門校に通う若者たちの間で大きな話題となる。セリーナの親友だったブレア・ウォルドーフは、彼女の突然の帰還を素直に喜べず、複雑な感情を抱く。
ブレアとの友情と、過去の秘密
セリーナとブレアは一度は本音を語り合い、友情を取り戻しかける。しかし、ネイト・アーチボルドが、セリーナが街を去る前夜に自分と関係を持っていたことをブレアに告白したことで、ふたりの関係は再び崩れる。ブレアはネイトを許す一方で、セリーナを許すことができず、友情の亀裂は深まっていく。
ダンとの出会いとジェニーの危機
セリーナに以前から憧れていたダン・ハンフリーは、彼女の携帯電話を返そうとしたことをきっかけに接近する。セリーナはブレアのパーティーを避ける口実としてダンと出かけるが、ダンの妹ジェニーから助けを求める連絡が入る。ふたりはパーティー会場へ駆けつけ、屋上でチャック・バスに迫られていたジェニーを助け出す。
セリーナが戻った本当の理由
終盤では、セリーナが急にニューヨークへ戻った背景に、弟エリックの存在があることが明かされる。エリックは自殺未遂の後、精神科施設で過ごしており、セリーナはそのことを気にかけていた。また、ダンとジェニーの父ルーファス、セリーナの母リリーの過去の関係も示され、親世代の因縁も物語に影を落とし始める。
第2話「ワイルド・ブランチ」

『ゴシップガール』シーズン1より ©Warner Bros. Entertainment Inc.
パーティー翌日の気まずさ
第2話は、ブレア主催のパーティーの翌日から始まる。ダンはセリーナへの態度を誤解されたのではないかと気にし、セリーナもまた、ダンに嫌われたのではないかと考える。一方、ジェニーは前夜のチャックの件について、ブレアに相談しようとする。
ブレアがセリーナを拒絶する
セリーナはブレアと話そうとするが、ブレアはセリーナとネイトの過去を知ったことで、彼女に強い怒りを向ける。ブレアはセリーナに、自分たちの輪に近づかないよう告げる。一方、パレス・ホテルでは、セリーナを待つダンとネイトが顔を合わせ、チャックも絡んだことで緊張が高まる。
ブランチで暴かれるセリーナの過去
セリーナはダンを連れて、チャックの父バートが開くブランチに出席する。ブレアはその場に現れたセリーナに苛立ちを募らせ、ネイトとセリーナが密かに話そうとしたことも火種となる。やがてブレアはダンに、セリーナとネイトが過去に関係を持ったことを明かし、セリーナはダンに自ら過去を説明せざるを得なくなる。
ダンとセリーナの関係に最初の亀裂
セリーナの過去を知ったダンは失望し、さらにチャックがジェニーを侮辱したことで怒りを爆発させる。ダンはチャックを殴り、セリーナの説明を聞きながらも、その場を去る。ラストでは、ダンが父と妹に「セリーナを見つけたけれど、失った」旨を話し、セリーナは過去の自分を象徴する写真入りの携帯電話を捨てる。
第3話「アイビー・ウィーク」

『ゴシップガール』シーズン1より ©Warner Bros. Entertainment Inc.
名門大学訪問を前にした競争
コンスタンス・ビラードとセント・ジュードでは、アイビーリーグの大学関係者を迎える重要な時期を迎える。生徒たちは大学進学を見据えて競い合い、ダンはダートマス大学の担当者を案内する役目を強く望む。しかし、その役は本人に強い関心がないネイトに渡り、ダンは家柄やコネの差を痛感する。
ブレアがセリーナの“秘密”を探る
ブレアは、セリーナがなぜ突然戻ってきたのかを探ろうとし、チャックに協力を求める。チャックはセリーナを尾行し、彼女がオストロフ・センターに出入りしていることを突き止める。ブレアはそれを、セリーナが薬物依存などの問題で治療を受けている証拠だと思い込み、彼女を公の場で追い詰める材料にしようとする。
本当に施設にいるのはエリックだった
実際にオストロフ・センターで治療を受けているのは、セリーナではなく弟のエリックだった。セリーナは母リリーとともにエリックの今後について話し合い、彼をアイビーリーグ関係者の集まりに連れ出そうとする。会場では、ジェニーがエリックと交流し、彼が孤独から自殺を図ったこと、そしてリリーがその事実を隠そうとしていることを知る。
ブレアの暴露と、セリーナの選択
ブレアは会場で、オストロフ・センターを支援先として発表し、そこで治療を受けている生徒がいると示唆してセリーナを追い詰める。セリーナは家族を守るため、自分が治療を受けているかのように振る舞い、エリックの秘密を守る。だがその行動によって、ブレアとの対立は決定的なものとなり、ふたりは友情の修復からさらに遠ざかっていく。
それぞれの家族問題が浮かび上がる
第3話では、セリーナとエリック、リリーの家族関係だけでなく、ネイトと父ハワードの対立、ダンと父ルーファスの進学をめぐる思いも描かれる。ネイトは父からダートマス進学を期待されるが、自分の進路に迷いを抱いている。一方、ルーファスはダンのためにプライドを抑えてリリーに頼み込み、子どもの未来を支えようとする。
第4話「バッド・ニュース」

『ゴシップガール』シーズン1より ©Warner Bros. Entertainment Inc.
ブレアが母のブランドの顔に選ばれる
ブレアは、母エレノアが自身のファッションラインの新たな顔として自分を選んだことに喜びを隠せない。母に認められたいという思いを抱くブレアにとって、撮影への参加は大きな意味を持っていた。一方で、セリーナはブレアを励まし、撮影を成功させようと協力する。
セリーナが撮影現場で注目を集める
撮影が始まると、スタッフはブレアよりもセリーナの方が明るく自然な雰囲気を放っていると判断し、エレノアの仕事仲間たちはセリーナを起用する方向へ動き始める。ブレアは、自分の居場所を再びセリーナに奪われたように感じる。
ブレアとセリーナの対立が再燃する
ブレアは撮影現場で、自分の代わりにセリーナが起用されたことを知り、激しく傷つく。セリーナはブレアを裏切るつもりはなかったが、ブレアはセリーナがいつも自分から大切なものを奪っていくと感じてしまう。ふたりの友情は再び揺らぎ、セリーナもエレノアのやり方に疑問を抱いて撮影を降りる。
ダンとブレアが意外な形で心を通わせる
撮影現場でブレアがひとり傷ついているところに、ダンが声をかける。ダンは自分の母が家を離れたままであることを語り、言いたいことを伝えられない苦しさを明かす。その言葉を受けたブレアは、母エレノアに自分の気持ちをぶつける。普段は対立しがちなふたりが、家族への複雑な思いを通して一時的に理解し合う。
ネイトはカーターに巻き込まれ、家の異変を知る
一方、ネイトとチャックは“男だけの週末”を過ごすなかで、旧知のカーター・ベイゼンと再会する。ネイトはカーターに誘われて高額なポーカーゲームに参加するが、罠にはめられて大金を失う。チャックの助けでその場を脱するものの、ネイトは自分の信託口座が空になっていることを知り、父ハワードの行動に不信感を抱き始める。
第5話「デア・デビル」

『ゴシップガール』シーズン1より ©Warner Bros. Entertainment Inc.
ダンとセリーナが初めての正式なデートへ向かう
ダンはセリーナを喜ばせようと、貯金を崩して高級レストランでのデートを計画する。しかし、セリーナが本当に望んでいたのは気取った時間ではなく、ダンらしい自然なデートだった。ふたりは高級レストランを後にし移動、少しずつ距離を縮めていく。
ジェニーがブレアの恒例お泊まり会に招かれる
同じ夜、ブレアは恒例のウォルドーフ家のお泊まり会を開く。セリーナがダンとのデートを優先したため、ブレアは代わりにジェニーを招待する。ジェニーは憧れの上級生たちの輪に入れることに興奮するが、そこでは単なるお泊まり会ではなく、過激な“真実か挑戦か”のゲームが待っていた。
エリックが治療施設を抜け出す
リリーはエリックを一時帰宅させる予定だったが、医師との判断でまだ早いと考え、帰宅を延期する。失望したエリックは施設を抜け出し、ジェニーたちと合流する。リリーはエリックがいなくなったことを知り、混乱のなかでルーファスに助けを求める。ふたりの間には、過去の関係と現在の距離感が複雑ににじみ出る。
ブレアのゲームは危険な方向へ進む
ブレアたちはバーへ移動し、ジェニーも大人びた世界に足を踏み入れる。そこでの挑戦は次第にエスカレートし、ジェニーは警察沙汰になりかねない行動へ追い込まれていく。最後にはエレノアの店からジャケットを取るよう命じられ、ブレアたちは彼女を置き去りにする。
ジェニーは機転で危機を切り抜ける
店の警報が鳴り、ジェニーは警察に問い詰められるが、自分がブレアだと名乗り、鍵を持っていることを示してその場を切り抜ける。ブレアの試練を乗り越えたジェニーは、お泊まり会の仲間として認められかけるが、最終的には自分を見失わない姿勢も見せる。一方、ダンとセリーナはエリックを施設へ送り届けた後、路上で初めてキスを交わす。
第6話「仮面舞踏会」

『ゴシップガール』シーズン1より ©Warner Bros. Entertainment Inc.
仮面舞踏会を前に、それぞれの思惑が動き出す
アッパー・イースト・サイドでは仮面舞踏会が開かれ、ブレアはネイトとの関係をやり直すため、彼に“宝探し”のような仕掛けを用意する。ネイトが手がかりをたどって自分を見つければ、ふたりの関係は新たな段階に進むはずだった。一方、ジェニーは舞踏会に憧れるが、ブレアからは新入生は参加できないと告げられる。
ヴァネッサが戻り、ダンの心を揺らす
ダンの幼なじみヴァネッサが突然ニューヨークへ戻ってくる。彼女はかつて家を出る前、ダンに思いを告げたものの返事を聞かないまま去っており、今も彼への気持ちを残していた。ダンはセリーナと関係を深めつつあったが、ヴァネッサの帰還によって過去と現在の気持ちの間で戸惑う。さらにセリーナは電話越しにヴァネッサの存在を知るが、ダンがその場で事情を正直に話さなかったため、不信感を抱く。
ヴァネッサはセリーナと向き合い、自分の立場を知る
ヴァネッサはセリーナに対して、自分とダンが長い時間を共有してきた関係であることをにじませる。セリーナは戸惑いながらも、ヴァネッサの存在がダンにとって特別であることを感じ取る。一方でヴァネッサも、ダンがすでにセリーナへ気持ちを向けていることを知り、自分の入る余地が以前とは違っていることを理解していく。
ジェニーとダンが仮面舞踏会へ忍び込む
舞踏会に行けないと知って落ち込むジェニーに、ヴァネッサが手を貸す。ヴァネッサはジェニーの背中を押し、彼女が会場へ忍び込むきっかけを作る。ジェニーは変装して会場へ入り、ダンもまたセリーナに会うために別人のふりをして舞踏会へ向かう。仮面によって誰が誰か分からない状況のなか、誤解とすれ違いが次々と生まれていく。
ネイトはセリーナへの未練を断ち切れない
ブレアはネイトに自分を見つけてほしいと願うが、ネイトは父の問題やセリーナへの思いに気を取られている。やがてネイトは仮面をつけたジェニーをセリーナと勘違いし、自分はまだセリーナを忘れられないと告白してキスをする。その場面は、ブレアとの関係が思うように修復されないことを象徴する出来事となる。
ジェニーがチャックを出し抜く
会場では、チャックがジェニーに近づく。ジェニーは彼の誘いに乗るふりをしながら、逆にチャックを屋上へ誘導する。服を脱がせるようなゲームに見せかけて彼を閉じ込め、ジェニーは見事にチャックを出し抜く。第1話でチャックに脅かされたジェニーにとって、これは小さな反撃にも見える展開となる。
仮面が外れ、それぞれの関係に波紋が残る
仮面舞踏会の終盤、ブレアはジェニーが会場に忍び込んでいたことを知り、ネイトが自分を見つけられなかったことにも傷つく。ダンとセリーナはヴァネッサをめぐる誤解も含めて向き合い、互いに好きだと認め合ってキスを交わす。ヴァネッサはふたりの関係を目の当たりにし、自分の気持ちに区切りをつけるようにその場を離れる。一方、ネイトの家庭では、父ハワードの薬物問題がネイトに押しつけられる形で表面化し、アーチボルド家の危うさがさらに深まっていく。
第7話「ビクター/ビクトローラ」

『ゴシップガール』シーズン1より ©Warner Bros. Entertainment Inc.
ダンとセリーナが互いの気持ちを確かめる
ダンとセリーナは、育った環境や価値観の違いに戸惑いながらも、互いに強く惹かれていることを認め始める。セリーナはアッパー・イースト・サイドの世界にダンを招き入れようとするが、ダンはその華やかさや階級差に気後れする。ふたりの関係は一歩前進する一方で、住む世界の違いが今後の不安として残る。
チャックがバーレスク・クラブに投資しようとする
チャックは、バーレスク・クラブ“ビクトローラ”に可能性を見いだし、父バートに投資を認めさせようとする。普段は父から軽く見られがちなチャックにとって、この計画は自分の才覚を示す機会だった。ブレアは彼の構想に興味を示し、チャックもまた、ブレアの反応に手応えを感じる。
ブレアはネイトとの関係に傷つく
ブレアはネイトとの関係を前に進めようとするが、ネイトの心がまだセリーナに向いていることを感じ取り、深く傷つく。さらにネイトの家庭では、父ハワードの薬物問題と金銭トラブルが表面化し、ネイトは父を支えようとしながらも混乱していく。ブレアにとって、恋人としても親友としても自分の居場所が揺らぐ回となる。
ジェニーが両親の秘密に気づく
ジェニーは、父ルーファスと母アリソンの関係が表面上ほど安定していないことを知っていく。家族を元通りにしたいという思いを抱きながらも、両親の間に距離がある現実を受け止めざるを得なくなる。ハンフリー家の問題は、ダンとセリーナの恋愛だけでなく、親世代の関係にも影を落とし始める。
ブレアとチャックの関係が大きく変わる
ビクトローラのステージで、ブレアは普段の優等生的な姿とは違う大胆な一面を見せる。その姿を見たチャックは彼女に強く惹かれ、ブレアもまた、ネイトには受け止められなかった自分をチャックが見ていることに気づく。終盤、ブレアとチャックはリムジンの中で一線を越え、ふたりの関係は新たな段階へ踏み込む。
第8話「バースデー・ガール」

『ゴシップガール』シーズン1より ©Warner Bros. Entertainment Inc.
ブレアは罪悪感を抱えたまま誕生日を迎える
ブレアは17歳の誕生日を迎えるが、ネイトとの関係が壊れかけていること、そしてチャックと一線を越えたことへの罪悪感に苦しんでいる。表向きにはいつも通り華やかな誕生日を演出しようとするが、内心では自分の行動と感情を整理できずにいる。
ネイトがブレアにやり直しを求める
ネイトは父ハワードの問題を抱えながらも、ブレアとの関係を見つめ直そうとする。彼はブレアに再び向き合おうとし、ふたりは関係修復へ進むかに見える。しかしブレアは、自分がチャックと関係を持った事実を抱えており、ネイトの言葉を素直に受け止めきれない。
チャックはブレアへの執着を見せ始める
チャックはブレアとの一夜を単なる出来事として終わらせようとはしない。彼はブレアに近づき、ふたりの間にあったことをほのめかしながら、彼女を揺さぶる。ブレアはネイトを選ぼうとする一方で、チャックの存在を完全に切り離せず、三者の関係には新たな緊張が生まれる。
ダンはセリーナとヴァネッサの間で気を遣う
ダンは、セリーナと幼なじみのヴァネッサをうまく引き合わせようとする。しかしヴァネッサはまだダンへの思いを完全には断ち切れておらず、セリーナも彼女の存在に複雑な気持ちを抱く。ダンの善意は、かえってふたりの間にぎこちなさを生み、セリーナはダンの過去にいるヴァネッサの存在を意識する。
ジェニーとネイトの写真が誤解を招く
ブレアの誕生日パーティーでは、ジェニーとネイトが会話する場面がゴシップガールに投稿され、ふたりの関係を疑わせるような形で広まる。実際には、ネイトはジェニーに対して大人として親切に接していただけだったが、ブレアは誤解し、パーティーの空気は一気に不穏になる。ジェニーは上流階級の人間関係の危うさをさらに知ることになる。
ブレアはネイトと向き合う一方、チャックの影が残る
最終的にブレアはネイトとの関係を続けようとするが、チャックとの出来事はすでに彼女の心に大きな影を落としている。誕生日という祝福の場は、ブレアにとって自分の本音、罪悪感、恋愛の迷いを突きつけられる時間となる。表面上は元に戻ったように見えても、ブレア、ネイト、チャックの関係は以前とは違うものになっていく。
第9話「感謝祭」

『ゴシップガール』シーズン1より ©Warner Bros. Entertainment Inc.
現在と1年前の感謝祭が交錯する
第9話では、現在の感謝祭と1年前の感謝祭が並行して描かれる。現在では、ダンがセリーナとその家族が静かに感謝祭を過ごすと知り、ハンフリー家の食事に招く。だがその誘いは、ルーファスとリリーの過去の関係を再び浮かび上がらせ、両家に気まずい空気を生む。
1年前、セリーナは荒れた生活を送っていた
フラッシュバックでは、寄宿学校へ行く前のセリーナが、酒に酔い、危うい行動を取っていたことが描かれる。ブレアはそんなセリーナを気にかけていたが、セリーナは周囲の心配を振り切るようにふらついていた。ダンはその頃すでにセリーナと偶然出会っていたが、セリーナは彼のことを覚えていない。
ブレアの家庭では父不在の痛みが広がる
ブレアは感謝祭を家族で過ごすことに強いこだわりを持っているが、父ハロルドが戻らないことを知り、大きな失望を抱く。さらに母エレノアが父の不在について本当の理由を隠していたことも、ブレアを傷つける。完璧な家族の食卓を望むブレアにとって、感謝祭は家族の崩壊を突きつけられる日となる。
ブレアの摂食障害が示される
父の不在や家族の問題に追い詰められたブレアは、過去の摂食障害を思わせる行動に戻ってしまう。華やかで支配的に見えるブレアの内側に、不安や孤独、家族への強い依存があることが明らかになる。セリーナはブレアの異変に気づき、彼女を支えようとする。
ハンフリー家とヴァンダーウッドセン家の食卓が気まずくなる
ダンの善意によって、セリーナ、リリー、エリックはハンフリー家の感謝祭に加わる。しかしルーファスとリリーの過去を知る者たちにとって、その食卓は単なる楽しい集まりではなかった。現在の恋人や家族の前で、かつての感情がにじみ出てしまい、大人たちの関係にも緊張が走る。
セリーナとブレアは再び友情を取り戻そうとする
セリーナは、自分が1年前にどれほど荒れていたかを思い出しながら、現在の自分が変わろうとしていることを示す。同時に、ブレアの苦しみにも気づき、彼女を責めるのではなく寄り添おうとする。感謝祭の混乱を通して、ふたりは完全ではないながらも、互いの弱さを知る親友として再び近づいていく。
第10話「上流社会」

『ゴシップガール』シーズン1より ©Warner Bros. Entertainment Inc.
セリーナは伝統行事への参加を拒む
セリーナは、上流階級の伝統行事であるデビュタント・ボールに出ることへ強い抵抗を示す。だが祖母シシーが街に現れ、セリーナをボールへ出席させようと動き出す。シシーは、セリーナにふさわしい相手としてカーター・ベイゼンを用意し、ダンとの関係にも露骨に介入していく。
シシーがダンとセリーナの関係に亀裂を入れる
シシーはダンを“セリーナにふさわしくない相手”と見なし、彼を遠ざけようとする。さらにルーファスにも接触し、ダンがボールに出ないよう取引を持ちかけるが、ルーファスはそれを拒む。ダンはシシーの行動をセリーナに伝えるものの、祖母を敬愛するセリーナはすぐには受け入れられず、ふたりの間には気まずさが生まれる。
ブレアとネイトは友人としてボールに臨む
ブレアはネイトとの関係を一度整理し、ボールには友人として一緒に出ることにする。しかしネイトはブレアへの思いを再び意識し始め、ブレアもまた、チャックとの関係を隠しながらネイトと向き合うことになる。チャックはその状況に嫉妬し、カーターを利用してブレアとネイトの関係をかき乱そうとする。
チャックの策略でボールは混乱する
チャックは、カーターがブレアのもとを訪ねた映像をゴシップガールに流し、ネイトの嫉妬をあおる。ボールの場でネイトはカーターに怒りをぶつけ、騒動を起こしてしまう。ブレアは自分の大切な夜を台無しにされたことに怒り、チャックが裏で仕組んだことを知って、彼との関係を終わらせようとする。
セリーナは自分らしさを取り戻そうとする
セリーナは、母リリーや祖母シシーが自分を理想の令嬢として見せようとしていることに反発する。やがてシシーが嘘の病気を口実にしていたことも明らかになり、セリーナは自分の人生を他人に演出されることを拒む。最終的にダンはボールに現れ、ふたりは再び向き合う。
ブレアとネイト、チャックの関係が新たな局面へ進む
ボールの終盤、ブレアはネイトと再び近づき、ふたりはキスを交わす。一方でチャックは、ブレアがネイトと戻ったことに深く傷つき、ひとり空港へ向かう。ブレア、ネイト、チャックの三角関係は、表面上はブレアとネイトの復縁に見えながらも、チャックの感情を残したまま次の火種へつながっていく。
第11話「ロマンの休日」

『ゴシップガール』シーズン1より ©Warner Bros. Entertainment Inc.
ブレアの父ハロルドが恋人ロマンを連れて帰ってくる
クリスマスを前に、ブレアは父ハロルドの帰省を心待ちにしている。だがハロルドは、恋人ロマンを連れてニューヨークへ戻ってくる。ブレアは父とふたりだけの時間を望んでいたため、ロマンの存在を素直に受け入れられず、失望と嫉妬を隠せない。
ブレアはロマンを追い出そうと企てる
ブレアは、ロマンが父を家族から奪った存在だと考え、彼を遠ざけるために策をめぐらせる。スケートリンクではロマンを転ばせ、さらに過去にロマンと関係があった人物を呼び寄せ、ハロルドに疑念を抱かせようとする。しかしその計画は見抜かれ、ブレアの本当の寂しさが露わになる。
ハロルドはブレアに愛情を示す
ハロルドは、ブレアがロマンに怒っているのではなく、自分の居場所を失うことを恐れていると理解する。彼はフランスの家にブレアの部屋を用意していることを見せ、夏を一緒に過ごそうと誘う。ブレアは、父の新しい人生の中にも自分の居場所があることを知り、少しずつロマンを受け入れていく。
セリーナはダンへのクリスマスプレゼントに悩む
クリスマスにセリーナはダンへ高価な時計を贈ろうとするが、ダンは受け取りづらさを感じ、ふたりはプレゼントの予算を決めることにし、セリーナは贈り物に頭を悩ませる。セリーナはヴァネッサの助けも借りながら、ダンが本当に喜ぶものを探し、彼のために“雪”をテーマにした特別な演出を用意する。
ダンの贈り物は、セリーナとの出会いを綴った物語だった
ダンはセリーナに、自作の物語を贈る。それは、彼がかつてセリーナと出会った日の記憶をもとにした作品だった。セリーナは、自分が覚えていなかった出会いをダンが大切にしていたことを知り、ふたりの関係はさらに深まる。翌朝、ニューヨークに本物の雪が降り、ふたりのクリスマスはロマンチックな余韻を残す。
ハンフリー家では夫婦の別れが決定的になる
ルーファスは、妻アリソンの元恋人アレックスからの連絡を知り、夫婦関係の修復が難しいことを悟っていく。アリソンもまた、家族を元に戻したい気持ちとは別に、自分たちが変わってしまった現実を認める。最終的にアリソンはハドソンへ戻ることを決め、ハンフリー家は再び別れを受け入れることになる。
リリーとバートの関係が大きく進む
リリーはバートと交際していることをセリーナとエリックに明かす。子どもたちは戸惑うが、リリーは自分の人生としてその関係を進めようとする。終盤、バートはリリーにプロポーズし、一方でルーファスはリリーへの思いを留守電に残す。親世代の三角関係もまた、次の波乱を予感させる。
第12話「スクール・ライズ」

『ゴシップガール』シーズン1より ©Warner Bros. Entertainment Inc.
生徒たちが学校のプールへ忍び込む
セリーナ、ブレア、ネイト、チャックたちは、夜の学校に忍び込み、プールでパーティーを開く。ダンもセリーナに誘われて参加し、ヴァネッサはドキュメンタリー制作のためカメラを回していた。だがその場で生徒同士の小競り合いが起き、ひとりが意識を失ってプールに落ちる事故が発生する。
事故後、学校は退学処分をちらつかせる
翌日、学校側はプールへの侵入者を突き止めるため、生徒たちに聞き取りを始める。校長は、首謀者が名乗り出なければ関係者全員を処分すると告げる。上流階級の生徒たちは沈黙を貫こうとするが、奨学生のダンにとって退学は将来を失うことを意味し、セリーナとの間に価値観の違いが生まれる。
セリーナが鍵を持っていたことが明らかになる
実はプールに入るための鍵を持っていたのはセリーナだった。彼女は過去に交際していた水泳部員から鍵を受け取り、そのまま返していなかった。セリーナは、自分の過去の問題行動が再び記録に残れば進学に影響すると恐れ、なかなか真実を話せない。ダンは彼女に正直に話すよう促すが、ふたりの間には緊張が走る。
ネイトがブレアを守ろうとして罪をかぶる
ネイトは、ブレアの部屋で鍵を見つけたことで、彼女を守るために自分が侵入したと名乗り出る。しかし学校側は鍵についての詳細を確認し、ネイトが誰かをかばっていることを見抜く。ブレアは彼の行動をロマンチックだと受け止めつつも、ネイトへの気持ちを完全には戻せず、ふたりの関係はさらに複雑になる。
ヴァネッサがチャックとブレアの秘密を撮ってしまう
ヴァネッサはドキュメンタリーの撮影中、チャックとブレアが過去の関係について話している場面を偶然録画する。その映像は、ブレアにとってネイトとの関係を壊しかねない危険な証拠だった。チャックは金でテープを手に入れようとするが、ヴァネッサは機転を利かせ、チャックには空のテープを渡し、本物はブレアに返す。
セリーナは自ら名乗り出るが、特別扱いの現実を知る
セリーナは最終的に校長のもとへ行き、自分が鍵を持っていたと告白する。退学は免れ、奉仕活動のみの処分で済むが、その裏ではバートが学校に働きかけていたことが明らかになる。セリーナは自分が特別扱いを受けた現実を知り、ダンが感じていた階級差の問題を理解し始める。
リリーはルーファスではなくバートを選ぶ
一方、リリーはルーファスへの思いを抱えながらも、バートからのプロポーズを受け入れる。ルーファスはリリーに本音を伝え、ふたりでやり直す可能性を探ろうとするが、リリーは最終的に安定した上流の生活を選ぶ。セリーナとエリックは、リリーが幸せそうではないことに気づき、親世代の選択にも重い余韻が残る。
ブレアとネイトは復縁へ向かう
ブレアはネイトを呼び出し、これまでの出来事を乗り越えられるか確かめようとする。ネイトはブレアへの愛を伝え、ブレアも彼を受け入れる。だがチャックとの秘密は完全には消えておらず、ヴァネッサが撮った映像の存在も含め、ブレアの恋愛関係にはまだ不安定な火種が残されている。
第13話「バッドフェロー」

『ゴシップガール』シーズン1より ©Warner Bros. Entertainment Inc.
セリーナの妊娠疑惑が一気に広まる
セリーナは薬局で妊娠検査薬を手にしているところを目撃され、その写真がゴシップガールに投稿される。瞬く間に噂は学校中へ広がり、ダンは衝撃を受けながらもセリーナを支えようとする。しかし実際に検査薬を必要としていたのはセリーナではなく、別の人物だった。
本当に不安を抱えていたのはブレアだった
妊娠の可能性に怯えていたのは、ネイトとチャックの間で揺れていたブレアだった。セリーナは親友を守るため、自分が噂を引き受ける形でブレアの秘密を隠そうとする。だがブレアの不安は、彼女自身の恋愛関係と人間関係を大きく崩していく火種となっていく。
ジェニーがブレアの秘密を知ってしまう
ブレアはジェニーに対して冷たく接し、上流階級の輪には入れないと突き放す。傷ついたジェニーは、ブレアとチャックの関係を知ると、その情報を利用して反撃に出る。ブレアがチャックと関係を持ったこと、さらに妊娠の可能性を心配していたことが周囲に広まり、ブレアの立場は一気に崩れていく。
ネイトがブレアとチャックの関係を知る
ネイトは、ブレアがチャックと関係を持っていたことを知り激怒、公然で口論し絶交宣言まで至る。ブレアはネイトとの関係を修復しようとしていたが、裏切りを知ったネイトは彼女を受け入れられない。ネイト、ブレア、チャックの関係は決定的に壊れていく。
ブレアは“女王”の座から転落する
ブレアの秘密が広まったことで、彼女は周囲から孤立する。これまで支配していた取り巻きたちもブレアから離れ、見下してきたジェニーにも脅しが通用せず、彼女の権威は一気に失われる。絶対的な存在だったブレアは、ゴシップの拡散によって、“女王”の座から引きずり下ろされ、孤独を埋めようとチャックに近づくも拒絶されてしまう。
セリーナとダンは互いの気持ちを確かめる
セリーナの妊娠疑惑に動揺した後も、ダンは彼女を見捨てずに向き合おうとし、セリーナへの愛を改めて伝える。誤解が解けたあと、ふたりは関係を続ける覚悟を改めて確認する。周囲の噂や階級差に揺さぶられながらも、ダンとセリーナの絆はこの騒動を通じて強まっていく。
第14話「ブレア・ビッチ・プロジェクト」

『ゴシップガール』シーズン1より ©Warner Bros. Entertainment Inc.
ブレアが失脚後、学校へ戻る
春休みが明け、ブレアは“女王”の座を失った状態で学校へ戻る。セリーナは親友として彼女を支えようとするが、かつてブレアに従っていた取り巻きたちはすでに彼女から離れていた。ブレアは自分の居場所を取り戻そうとするが、学校内の力関係は以前とは大きく変わっている。
ジェニーが新たな中心へ近づいていく
ブレアの失脚により、ジェニーは上流階級の少女たちの輪に近づく機会を得る。彼女は人気者になるために背伸びを続け、ブレアの取り巻きたちにも認められようとする。しかしその欲望は次第に危うくなり、ジェニーは自分をよく見せるために無理な行動へ踏み込んでいく。
ジェニーは高価な服を手に入れるために嘘を重ねる
ジェニーは、周囲に合わせるための服や見栄に悩まされる。経済的にはアッパー・イースト・サイドの少女たちと同じようには振る舞えないが、それを認めたくない彼女は嘘を重ねていく。やがて人気を維持したい一心で、服を手に入れるための違法な行動に手を染めたことで、友人たちの怒りを買い、家族にも心配されることとなる。
セリーナはチャックとの同居に苦しむ
リリーとバートの婚約により、セリーナは将来的にチャックと家族になる状況に不快感を覚える。パレス・ホテルでチャックと生活空間を共有することになり、セリーナは彼の存在に苛立ちを募らせる。チャックも挑発的な態度を取り、ふたりの間には義理のきょうだいになる前から険悪な空気が漂う。
セリーナに不気味な荷物が届き始める
セリーナのもとに、差出人不明の不気味な荷物が届くようになる。彼女は過去を思わせるようなその贈り物に動揺し、誰が何の目的で送っているのか分からないまま不安を募らせる。表向きにはダンとの関係を保とうとする一方で、セリーナの過去が再び彼女を追い詰め始める。
第15話「セリーナを探して」

『ゴシップガール』シーズン1より ©Warner Bros. Entertainment Inc.
ジョージーナ・スパークスがマンハッタンへ戻る
セリーナの過去を知る人物、ジョージーナ・スパークスがマンハッタンへ戻ってくる。ジョージーナはかつてセリーナとともに危うい遊びを繰り返していた存在で、セリーナにとっては消し去りたい過去そのものだった。再会したセリーナは、ジョージーナと関わればまた過ちを犯すと感じ、彼女を遠ざけようとする。
ジョージーナはセリーナの弱みを握っている
ジョージーナは、セリーナが隠している過去の出来事を知っており、それを利用して彼女を追い詰める。セリーナはダンや友人たちに真実を打ち明けられず、ひとりでジョージーナに対処しようとする。だがジョージーナはセリーナの拒絶を受け入れず、彼女の日常に再び入り込もうとする。
ブレアはネリー・ユキを標的にする
学校では大学進学を見据えた競争が激しくなり、ブレアは成績優秀なネリー・ユキをライバル視する。自分の立場を取り戻したいブレアは、ネリーを出し抜くために策略をめぐらせる。だが以前のようにすべてを支配できるわけではなく、ブレアの焦りと野心が改めて浮き彫りになる。
ジェニーはアッパー・イースト・サイドでの地位を固めようとする
ジェニーは人気者としての立場を守るため、さらに嘘と見栄を重ねていく。彼女は裕福な少女たちと同じように振る舞おうとし、自分の本来の生活とのズレを隠そうとする。そんななか、彼女はアッパー・イースト・サイドでの地位を確実にする可能性を持つアッシャー・ホーンズビーと出会う。
ジェニーとアッシャーの関係が始まる
アッシャーとの関係を自分の人気につなげようとするジェニー。アッシャーは上流階級の世界で存在感のある相手であり、ジェニーにとっては一段上へ進むための“切符”のような存在になる。だがその関係も、ジェニーが理想の自分を演じ続ける危うさをさらに強めていく。
ネイトとヴァネッサが意外な形で近づく
ネイトは、これまで自分の周囲にはいなかったタイプのヴァネッサと交流を深める。アッパー・イースト・サイドの価値観に縛られないヴァネッサの率直さは、ネイトにとって新鮮に映る。ふたりは互いをよく知らないまま距離を縮め、思いがけない恋の可能性が生まれていく。
セリーナの過去が現在の恋を脅かし始める
セリーナはジョージーナの出現によって、過去の自分と現在の自分の間で揺れる。ダンとの関係を守りたい一方で、ジョージーナが握る秘密を打ち明けられず、嘘を重ねざるを得なくなる。セリーナが必死に築こうとしてきた新しい人生は、ジョージーナの帰還によって大きく揺らぎ始める。
第16話「オール・アバウト・マイ・ブラザー」

『ゴシップガール』シーズン1より ©Warner Bros. Entertainment Inc.
ジョージーナがセリーナの過去を脅しに使う
ジョージーナは、セリーナが隠している過去の出来事を暴露すると告げ、彼女を追い詰める。セリーナはダンとの関係を守るためにも、過去を知られたくないと考えるが、ジョージーナは“サラ”という偽名でダンやヴァネッサに近づき、セリーナの日常へさらに入り込んでいく。
ジェニーとアッシャーの関係に疑惑が生まれる
ジェニーはアッパー・イースト・サイドでの地位を固めるため、アッシャーとの関係を周囲に見せようとする。だがダンは、アッシャーが別の男子とキスしているところを目撃する。ダンはジェニーに忠告しようとするが、人気者としての立場を失いたくないジェニーは兄の言葉を聞き入れない。
ブレアとジェニーの“人気争い”が激化する
ブレアとジェニーは、互いをおとしめるためにゴシップガールを利用し、スキャンダラスな噂を流し合う。失脚から立ち直ろうとするブレアと、新たな女王の座へ近づこうとするジェニーの争いは、学校内の力関係を大きく揺らしていく。ふたりの戦いは、単なる口論ではなく、評判を武器にした情報戦へ発展する。
エリックの秘密が明らかになる
アッシャーをめぐる騒動の中で、セリーナの弟エリックが同性愛者であることが明らかになる。エリックにとってそれは自分自身の大切な一部だったが、周囲の噂やジェニーの立場争いと結びついたことで、望まない形で表面化してしまう。セリーナは弟を守ろうとし、エリックも自分の本心と向き合うことになる。
ジェニーは嘘の代償を突きつけられる
ジェニーはアッシャーとの関係を利用して人気を得ようとするが、その関係は本物の恋愛ではなく、互いの評判を守るための虚構だったことが見えてくる。ダンやルーファスは、ジェニーの変化を心配するが、彼女は自分が望んだ世界に近づくために嘘を重ね続ける。やがてその嘘は、ジェニー自身を孤立へ向かわせていく。
ルーファスはリリーにジェニーの相談をする
ジェニーの挙動に手を焼くルーファスは、リリーに助言を求める。リリーはアッパー・イースト・サイドの価値観や、子どもたちが評判に縛られていく現実をよく知っており、ルーファスとは違う視点からジェニーの問題を見つめる。ふたりの会話は、親世代の距離感にも再び微妙な余韻を残す。
第17話「デスパレートな女たち」

『ゴシップガール』シーズン1より ©Warner Bros. Entertainment Inc.
セリーナが再び昔の自分へ戻りかける
ジョージーナに過去の秘密を握られたセリーナは、精神的に追い詰められ、かつてのように酒に逃げる。彼女は一晩姿を消し、翌朝ブレアのもとへ現れる。ブレアはただ事ではないと察し、ネイトとチャックにも助けを求める。複雑な関係にある3人は、セリーナを支えるため一時的に対立を脇に置く。
セリーナはダンに真実を言えない
ダンはセリーナを心配し、何が起きているのかを知ろうとする。しかしセリーナは、過去の出来事があまりに重く、ダンに打ち明けることができない。ダンはジョージーナが“サラ”として自分に近づいていることもあり、セリーナが自分に嘘をついていると感じ、ふたりの間に深い溝が生まれていく。
ブレア、ネイト、チャックが“親友”として集まる
ブレア、ネイト、チャックは、それぞれの恋愛や裏切りによって気まずい関係にあったが、セリーナを助けるために協力。彼らはセリーナを責めるのではなく、彼女が話せる状態になるまでそばにいようとする。アッパー・イースト・サイドの若者たちの関係が、ゴシップや恋愛だけではなく、長年の友情でも結ばれていることが示される。
セリーナが街を去った本当の理由が明かされる
セリーナはついに、寄宿学校へ去った理由をブレアたちに告白する。過去にジョージーナとともにホテルで年上の男性と過ごした際、その男性が薬物の影響で倒れ、亡くなったのだった。セリーナは自分が彼の死に関わったと思い込み、その罪悪感からマンハッタンを離れた。彼女の失踪の背景には、恋愛や友情だけではない深いトラウマがあった。
ルーファスのライブとリリーのリハーサルディナーが交差する
一方、ルーファスは自身のバンド、リンカーン・ホークがローリングストーン主催のライブに出演することを喜ぶ。しかしその日はリリーの結婚式のリハーサルディナーでもあり、リリーはバートとの結婚を前にしながら、ルーファスへの思いを完全には断ち切れていない。親世代の過去の恋も、結婚式を目前に揺れ動く。
ジョージーナの策略でダンとの関係がさらに悪化する
セリーナが真実を言えない間に、ジョージーナは“サラ”としてダンに近づき続ける。セリーナの不安定な行動を見たダンは、彼女が自分を信頼していないと感じ、ジョージーナの存在に心を許し、キスまでしてしまう。ジョージーナの策略は、セリーナの過去だけでなく、彼女が必死に守ろうとしてきた現在の恋まで壊し始める。
第18話「恋のから騒ぎ」

『ゴシップガール』シーズン1より ©Warner Bros. Entertainment Inc.
ブレアがジョージーナへの反撃を仕掛ける
セリーナの人生と評判が危機にさらされる中、ブレアは親友を守るために動き出す。彼女はジョージーナの両親に連絡を取り、ジョージーナの本性とこれまでの行動を知らせる。やがてジョージーナは両親に連れ戻され、問題を抱えた少女たちの更生施設へ送られることになる。セリーナを脅かしてきた存在は、ブレアの機転によって一旦退場する。
セリーナはダンに過去の真実を打ち明ける
セリーナは、ジョージーナが握っていた過去の出来事をダンに話す。自分が逃げてきた理由、ホテルで起きた男性の死、罪悪感に苦しみ続けていたことを明かし、ようやく彼に本心をさらけ出す。しかしダンは、セリーナが長く真実を隠していたこと、そして自分がジョージーナに欺かれたことに深く傷ついている。
ダンはジョージーナとの一夜を悔やむ
ダンはジョージーナと一夜を過ごしたことをセリーナに告げる。肉体関係はなかったと説明するが、気持ちの上では裏切ったも同然だったと認める。セリーナは関係を続けたいと願うが、ダンはあまりにも多くのことが起きすぎたと感じ、ふたりの恋は修復できないところまで来てしまう。
リリーはルーファスへの思いを抱えたままバートと結婚する
リリーは結婚式当日を迎えるが、心の中ではルーファスの存在が消えない。式の直前、ルーファスはリリーに本当に結婚するのかを問いかける。ふたりは互いへの愛情を認めながらも、リリーはバートとの結婚を選ぶ。式は予定通り行われ、リリーとバートは正式に夫婦となる。
ネイトは父ハワードの逃亡計画を知る
結婚式の場で、チャックはネイトの父ハワードが怪しい男に金を渡している場面を目撃する。ネイトが後を追うと、ハワードは裁判を逃れるため国外へ逃亡しようとしていた。ネイトは父の弱さと無責任さに怒り、家族を支えてきた自分の苦しみをぶつける。アーチボルド家の崩壊は、ネイトに大きな傷を残す。
チャックとネイトが友情を修復する
チャックはハワードの不審な動きをネイトに伝え、結果的にネイトが父の逃亡を知るきっかけを作る。ネイトはチャックの行動に感謝し、これまでブレアをめぐって壊れていた友情に歩み寄る。ふたりは完全に元通りとはいかないまでも、互いを必要とする関係を取り戻し始める。
チャックはブレアへの本気を見せる
披露宴でチャックは、予定していたスピーチを変え、ブレアを見つめながら心のこもった言葉を語る。その姿にブレアは心を動かされ、ふたりはダンスを踊り、キスを交わす。チャックはブレアと一緒に夏を過ごすため、トスカーナ旅行を計画する。ふたりの関係は、遊びや駆け引きを超えた本気の恋へ進むかに見える。
ダンとセリーナは別れを受け入れる
結婚式のあと、ダンとセリーナは静かに向き合う。セリーナは彼を許し、関係を続けたいと考えるが、ダンはふたりが以前のようには戻れないと判断する。ふたりは別れを選びながらも、最後にダンスを踊る。その姿は、シーズンを通して育まれた恋の終わりと、互いへの未練を同時に感じさせる。
チャックは土壇場でブレアを置き去りにする
シーズン終盤、ブレアはチャックとのトスカーナ旅行に胸を躍らせる。しかしチャックは、父バートから“本物の恋人を持てば成熟できる”と言われたことで重圧を感じ、急に怖気づいてしまう。空港で待つブレアに、チャックは父の便が遅れていると嘘の連絡を入れ、彼女をひとりで旅立たせる。チャックは別の女性アメリアに目を向け、ブレアとの恋は幸せな出発の直前で壊れてしまう。
それぞれが夏へ向かい、物語は次のシーズンへ続く
一週間後、ジェニーはエレノアのもとでインターンの可能性を得る。ブレアはチャックに置き去りにされたまま旅立ち、セリーナとダンは別々の道を歩き始める。ネイトとヴァネッサの関係にも余韻が残り、リリーはバートとの結婚生活へ進む。シーズン1は、恋愛、友情、家族の問題を未解決のまま残し、次の夏へ向かって幕を閉じる。
作品トリビア
原作小説の人気がドラマ化の後押しに
企画・製作総指揮のジョシュ・シュワルツは、セシリー・フォン・ジーゲザーの原作小説について、当時すでに“熱心な読者層”がいたことがドラマ化に向いた理由のひとつだったと語っている。さらに、当時『The O.C.』を手がけた経験から、若い視聴者の熱量を意識していたこともうかがえる。
アッパー・イースト・サイドの空気感はリサーチで作られた
シュワルツによると、本作のアッパー・イースト・サイド描写は原作だけに頼ったものではなく、ステファニー・サヴェージが実際にニューヨークの同地区でリサーチを行い、その世界に詳しいライターたちの知見も反映されたという。富裕層のティーンを“外側の視点”から描くことも意識されていた。
匿名ブログという設定は、当時のセレブ文化とSNS前夜を映していた
シュワルツは、登場人物たちの行動がブログで共有され、噂され、監視される構造について、当時のセレブ文化や若者のコミュニケーションの変化を反映したものだと説明している。2007年放送開始の作品でありながら、後のSNS時代を先取りするような題材だった点も、本作の特徴といえる。
第1話ではブレアの母親役が別の俳優だった
第1話ではブレアの母エレノアをフロレンシア・ロザーノが演じていた。その後、第2話以降はマーガレット・コリンが同役を演じている。
ブレイク・ライヴリーとペン・バッジリーは子役時代からの知り合いだった
セリーナ・ヴァンダーウッドセン役のブレイク・ライヴリーと、ダン・ハンフリー役のペン・バッジリーは、子役時代にホームスクールを通じて以前から知り合いだった。劇中で恋愛関係を演じたふたりに、撮影前から接点があった点は興味深い。
ヴァネッサ役は“バーベキュー”がきっかけで決まった
TV Guideが報じたPaleyFestでの発言によると、ヴァネッサ役のジェシカ・ゾアは、シュワルツが開いたバーベキューに現れたことがきっかけで同役に結びついたという。シュワルツは彼女を見て“ヴァネッサだ”と感じたと紹介されている。
ギターヒーロー対決は当初、別の勝敗だった
同じくPaleyFestでの話として、セリーナとヴァネッサのギターヒーロー対決は、当初の脚本ではヴァネッサが勝つ予定だったという。しかし、実生活でギターヒーローに熱中していたブレイク・ライヴリーが、セリーナに勝たせてほしいと制作側に頼んだと報じられている。
ライター/エディター/映画インスタグラマー。2019年に早稲田大学法学部を卒業。東京都職員として国際業務等を経験後、ライター業に転身。各種SNS(Instagram・X)やYouTubeチャンネル「cula 見て聞く映画マガジン(旧:アルテミシネマ)」においても映画や海外ドラマ、音楽といったカルチャーに関する情報レビューを発信している。
