トム・クルーズが、統合後に年間30本の映画を届ける構想への支持を表明した。
トム・クルーズが、パラマウントとワーナー・ブラザースをめぐる新体制に期待を寄せている。
クルーズは『The Pat McAfee Show』に出演し、デヴィッド・エリソンが掲げる年間30本規模の映画を送り出す構想について言及。
長年パラマウントを代表するスターのひとりとして大作映画を支えてきたクルーズは、計画の実現に強い自信を見せた。
トム・クルーズ「30本の映画を届けるはず」
クルーズは年間30本という構想を尋ねられると「最高だと思う。彼らは30本の映画を届けるはずだ」と支持を表明。さらに映画界につい「僕にとってこれは業界じゃなくて、コミュニティなんだ」と表現。ひとつのスタジオだけで巨大な供給体制を成立させるのではなく、映画製作に携わる幅広いクリエイターが協力する必要があるとの考えを示している。
クルーズは、スタジオで働く人々についても自身にとって「家族」のような存在だと語っており、大規模な企業再編をビジネス上の数字だけではなく、映画を作る人々の集合体として捉えていることが伝わる発言となった。
『ミッション:インポッシブル』『トップガン』、パラマウントとトム・クルーズの長い関係
クルーズとパラマウントの関係は非常に深い。1996年に始まった『ミッション:インポッシブル』シリーズをはじめ、『トップガン』シリーズ、『ザ・ファーム/法律事務所』『バニラ・スカイ』『コラテラル』『宇宙戦争』『ジャック・リーチャー』など、多数の主演作を同社が送り出してきた。
単なる出演俳優ではなく、プロデューサーとして大作映画の製作や劇場公開を強く推進してきた人物でもある。そのクルーズが年間30本という大規模な劇場映画供給を歓迎したことは、今後のパラマウント/ワーナー体制がどのような作品ラインナップを構築していくのかを考えるうえでも興味深い。
「年間30本」が実現すればハリウッドの製作地図も変化か
年間30本という規模を継続的に実現するためには、既存シリーズだけでなく、新規企画、映画製作者、俳優、スタッフを大量に動かしていく必要がある。クルーズ自身も、パラマウントだけで完結するものではなく、さまざまなアーティストの協力が必要になるとの認識を示した。
近年のハリウッドでは配信市場の拡大や製作費高騰を背景に、各スタジオが劇場公開作品の本数やIP戦略を再構築してきた。そのなかで年間30本という方針が実際にどのようなラインナップへ落とし込まれるのか。そして、長年「映画館で映画を見ること」を強く訴えてきたクルーズ自身がどのような形で関与していくのかも今後の注目点となりそうだ。
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