グレン・パウエル、多忙な近況でも「燃え尽きていない」-『チャド・パワーズ』で描く“最大の嘘”と第2シーズンへの構想とは

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グレン・パウエル(@glenpowell / Instagram)

『チャド・パワーズ』に出演するグレン・パウエルが、多忙な日々とシリーズの構想を語った。


映画やドラマで存在感を高めるグレン・パウエルが、米Varietyのポッドキャスト「Awards Circuit Podcast」に出演し、自身の多忙なキャリアと新作シリーズ『チャド・パワーズ 人生コンバート大作戦』について語った。

近年、さまざまな作品で名前を目にする機会が増えているパウエル。本人もその状況を理解しているようだが、働き続けることについて後ろ向きな思いはないという。

「人々は心配しているけれど、僕は大丈夫」

パウエルは番組内で、「一生懸命に働くことは、同僚やほかの人たちの中で僕が本当に尊敬しているものなんです」と語った。さらに、映画の現場では多くの人がひとつの作品に力を注いでいるとし、「そういう仕事に向き合う姿勢が好きなんです」と説明している。

一方で、あまりに多忙に見えることから周囲に心配されることもあるようだ。パウエルは「同時に、人々は僕のことを心配していると思います。でも僕は大丈夫。ものすごく楽しんでいます」と明かし、燃え尽きているわけではないと強調した。

「少し休む期間はこれからあります。でも、それは燃え尽きたから休むということではありません。働くためだけに働くつもりはないけれど、僕は自分が好きなものすべてに本当に気持ちを注いでいるから働いているんです」とも語っている。

大学フットボールへの愛から生まれた『チャド・パワーズ』

『チャド・パワーズ』は、かつての栄光を失った元大学フットボール選手が、特殊メイクによる変装を通して別の学校で再起を図ろうとする物語である。もともとはイーライ・マニングのESPNシリーズ「Eli’s Places」で生まれた企画から派生したキャラクターで、パウエルはマイケル・ウォルドロンとともにシリーズ版を手がけている。

パウエルにとって、大学フットボールの世界は個人的な思い入れの強い題材でもある。「大学フットボールの世界は、僕を知っている人なら誰でも分かると思いますが、僕が大ファンであるものなんです」と語り、親しい友人と共同で作品を作れること、才能ある俳優たちと共演できることに充実感を抱いているとした。

また、同作についてパウエルは、スポーツ映画の枠組みの中に『ミセス・ダウト』と『ブレイキング・バッド』が交差するような要素を見いだしているという。俳優としても「自分が好きなインスピレーションの要素をたくさん取り入れながら、大きな挑戦をすることに興奮がありました」と話している。

第2シーズンは“嘘”が人々の人生を変えていく展開へ

パウエルとウォルドロンは、『チャド・パワーズ』を3シーズン構成で考えているという。「始まり、中間、終わりがあります。観客に向けてこの物語をどう着地させたいかは分かっています」と述べ、物語を必要以上に引き延ばすつもりはないことを示した。

物語の中心にあるのは、パウエル演じるラス・ホリデイが変装して新人クォーターバックとしてプレーするという大きな嘘である。第2シーズンでは、その嘘によって周囲の人々の人生がより深く巻き込まれていくという。

「第2シーズンでは、この嘘が実際に人々の人生を壊しているという部分のダイヤルを上げたかったんです」とパウエルは説明する。さらに「より『アンカット・ダイヤモンド』のようになります。楽しいコメディの要素と混ざりながら、もっと荒々しく、ねじれて、暗いものになっていきます」と語った。

その一方で、作品の根底にはアイデンティティの問題があるという。「この物語全体は、アイデンティティについて、そして自分をどう定義するか、ほかの人にどう定義させるかについての考察です」とパウエルは語る。ラスは自分を負け犬のように感じ、自分は呪われていると思い込み、責任を引き受けようとしない人物として描かれる。

パウエルによれば、ラスはその考えを否定しようとする中で、むしろ自分の最悪の本能を強めていく。そして彼自身が、何も知らないチームにとっての“呪い”になっていくのだという。多忙なキャリアの中でも、パウエルが同作に強く惹かれている理由は、この軽やかな設定の奥にある、複雑で感情的なテーマにあるようだ。

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