チャーリー・プース、スーパーボウル国歌斉唱で示した“最良のアレンジ”へのこだわり-賛否の声を背に響かせた歌声

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チャーリー・プース

チャーリー・プースがスーパーボウルで国歌斉唱を披露し、巧みなアレンジを含んだ歌唱で会場を包んだ。


チャーリー・プースが、スーパーボウル開幕前の国歌斉唱を担当した。エレクトリック・ピアノの弾き語りによる静かな立ち上がりから始まったパフォーマンスは、楽曲の進行とともに表情を変え、終盤にかけて大きなクライマックスを描いた。

静と動を行き来した国歌斉唱―アレンジで強度を高めたパフォーマンス

プースはエレクトリック・ピアノを前に、ソフトな歌声で国歌を歌い始めた。だが、“Rockets red glare”のヴァースに差しかかると徐々に声の強度を上げ、コーラス隊が加わる中で高音を響かせた。上空を空軍のジェット機4機が通過するタイミングで楽曲は頂点を迎え、プースは両腕を上げて観衆に手を振りながら歌い終えた。その表情からは、この瞬間を噛み締めている様子がうかがえた。

「アレンジがすべて」―本番前に語っていた準備とアプローチ

このパフォーマンスに先立ち、プースはApple Musicでの対談に登場し、スーパーボウルに向けた準備について語っていた。その中で彼は、「僕にとって最良のアプローチは、アレンジがすべてなんだ」と述べ、歌唱そのもの以上に構成を重視している姿勢を明かしている。さらに、「頭の中で聴こえる自分の音楽を逆算して考えて、それをバラバラにして実現可能な作品にしていく」と説明し、「何ヶ月もこれを頭の中でリハーサルしてきた」と準備期間の長さにも触れた。

起用への批判と即時の応答―本人が示した自信

プースは昨年11月にスーパーボウルのパフォーマーとして発表されたが、その起用を疑問視する声も一部で上がっていた。あるXユーザーは、1991年の歌唱に触れながら、「ホイットニー・ヒューストンがスーパーボウルで歌った時代から落ちぶれたもんだ」と投稿し、「チャーリー・プース?彼は歌唱力を見せてくれないと思うよ」と続けた。

これに対し、プースはすぐに反応し、その投稿を引用する形で自身の考えを明かしている。「ホイットニー・ヒューストンほどの歌手だなんて主張するつもりは決してないよ」と前置きした上で、「本当に特別なアレンジを作り上げているから保証するよ──Dメジャーでね」とコメントし、「僕のベストな歌唱パフォーマンスのひとつになるはずだ」と語っていた。

アルバム展開の最中で迎えた大舞台

今回の国歌斉唱は、プースにとってキャリアの節目となるタイミングで行われた。彼は3月27日に4枚目のアルバム『Whatever’s Clever』をリリース予定で、現在はそのロールアウト期間の最中にある。すでにリードシングル「Changes」を発表しており、その後「Beat Yourself Up」もリリースされた。

また、昨秋にロサンゼルスで行われたブルーノートでのレジデンシー公演では、ココ・ジョーンズをフィーチャーした楽曲「Sideways」を披露している。この楽曲もアルバムに収録される見込みで、スーパーボウルでの国歌斉唱は、そうした新作展開と並行して行われた重要なパフォーマンスのひとつとなった。

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