ヴィン・ディーゼルがドウェイン・ジョンソンを称賛-確執解消後に語った友情と『スマッシング・マシーン』での演技

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ヴィン・ディーゼルが和解後のドウェイン・ジョンソンを称賛し、「ワイルド・スピード」への貢献と新作での演技を評価した。


ヴィン・ディーゼルが、かつて確執が報じられたドウェイン・ジョンソンへの敬意をあらためて示した。ディーゼルはインスタグラムにふたりの撮影現場での写真を投稿し、「ワイルド・スピード」シリーズへの貢献と、『ザ・スマッシング・マシーン(原題)』(The Smashing Machine)でプロレスラーのマーク・ケアー役を演じたジョンソンの演技を称賛した。長年の緊張を乗り越えた後のメッセージとして注目を集めている。

ディーゼルが語った友情と原点-「人生で最高の贈り物は人間関係なんだ」

ヴィン・ディーゼルは投稿の冒頭で、「人生で最高の贈り物の一つは、お金で買えるものじゃないんだ。道中で築かれる人間関係なんだよ」と記し、出会いと友情の価値に触れた。続けて、カリフォルニアへ初めて移り住んだ際に本物のマーク・ケアーと出会い、2002年の映画『トリプルX』の準備のためにトレーニングを共にした経験を振り返った。

ディーゼルは当時の関係について「美しい形で、彼は僕のアクション・キャリアの始まりにいてくれたんだ。最初から彼とはすばらしい形で友人になれたんだ」と述べ、キャリア初期に支えとなった存在としてケアーを挙げている。今回の投稿は、原点を思い返しながらドウェイン・ジョンソンへの評価へとつながる流れになっている。

ジョンソンへの賛辞-「映画界で最もダイナミックなタッグの一つ」

ヴィン・ディーゼルは投稿の中盤で、「そしてドウェインを称えさせてほしい」と切り出し、ドウェイン・ジョンソンの努力とスターとしての責任に敬意を示した。ディーゼルは「毎日毎日グローバルなイメージを維持するためにどれだけの努力が必要か、みんなは理解できないだろう」と述べ、世界規模で活動するジョンソンの負担への理解を示した。

さらに、過去のファンの声が共演の後押しになったエピソードにも触れ、「ジャンという名前の女性がコメントをくれたんだけど、彼女の夢は俺がドウェインと共演することだって言ってくれた」と紹介する。その願いが実現した結果、ふたりはディーゼル曰く「映画界で最もダイナミックなタッグの一つ」を形成したとし、個性がぶつかり合いながら互いを高め合ったと振り返っている。

ホブス役についてもディーゼルは「彼がホブス役になった時、完全にコミットしてやってくれて、ユニバーサルのキャラクター殿堂に消えない痕跡を残したんだ」と述べ、シリーズに欠かせない存在へと押し上げたジョンソンの貢献を強調した。投稿は、過去の確執を超えたパートナーシップへの強い評価を示す内容となっている。

新作での演技にも言及-「ドウェインは本当にやり遂げたよ…」

ヴィン・ディーゼルは投稿の締めくくりで、ドウェイン・ジョンソンが主演を務めた映画『ザ・スマッシング・マシーン(原題)』での演技にも触れた。ディーゼルは「ドウェインは本当にやり遂げたよ…彼は僕たちを過去に連れ戻してくれて、輝きながらそれをやってのけたんだ」と述べ、ジョンソンが取り組んだ役作りと表現力を高く評価した。

このコメントは、単なるシリーズ共演者としての称賛にとどまらず、俳優としてのジョンソンの実力そのものを認めた発言であるといえる。長年の確執を越えたふたりが、互いの仕事を評価し合う段階に至ったことを示す象徴的な一節となっている。

長年の確執とその背景-「厳しい愛」が生んだ緊張

ヴィン・ディーゼルドウェイン・ジョンソンは、「ワイルド・スピード」シリーズの撮影中に不仲説が広まり、長く確執が取り沙汰されてきた。火種となったのは2016年にジョンソンがインスタグラムで共演者を「腰抜け」「軟弱者」と批判した投稿であり、その対象がディーゼルであることはすぐに知れ渡った。

その後、ディーゼルは2021年の『Men’s Health』誌で、現場の緊張について自身のアプローチを説明している。彼は「ホブスというキャラクターは体現するのが難しい役だった」と述べ、「当時の俺のアプローチには、演技を必要なレベルまで引き上げるのを手助けするために厳しい愛をたくさん込めたんだよ」と語った。プロデューサーとしての立場から、「ドウェイン・ジョンソンを使って、この映画界や観客たちに、彼が演じるキャラクターを“知らない誰か”として見るよう強いるんだ」という狙いも明かしている。

さらにディーゼルは、「ホブスは君を鉄槌のように打ちのめすんだ。それは僕が誇りに思っている美学なんだよ」と説明し、「フェリーニ的ではないけど、僕がプロデュースしているものの中で演技を引き出すために、やらなければならないことは何でもやったよ」と振り返った。これらの発言は、ふたりの間に生じた摩擦の背景に、作品へのこだわりと役作りへの高い要求があったことを示している。

確執の終結と電撃復帰-「去年の夏、ヴィンと僕は過去のすべてを水に流した」

両者の不仲は長く語られてきたが、2023年に公開された『ワイルド・スピード/ファイヤーブースト』でドウェイン・ジョンソンがミッドクレジット・シーンに突如登場したことで、確執は事実上終結したと受け止められた。これは、シリーズファンにとって大きなサプライズであり、11作目での再共演への期待を一気に高める出来事となった。

この復帰に先立ち、ヴィン・ディーゼルは2021年11月にジョンソンへ出演を呼びかけていた。しかし当時ジョンソンは「フランチャイズには戻らない」と明言しており、その発言は後に“ブラフ”であったことが明らかになった。その裏側を示すように、ジョンソンは映画公開後の声明で「去年の夏、ヴィンと僕は過去のすべてを水に流したんだ」と語り、関係修復が水面下で進んでいたことを示唆した。

彼はさらに「僕たちは兄弟愛と決意をもって先導していくよ。そして、僕たちが愛するフランチャイズ、キャラクター、そしてファンをいつも大切にしていくんだ」と述べ、シリーズへの継続的なコミットメントを強調した。こうした発言は、ふたりが単に和解しただけでなく、再び協力体制を築こうとしていることを示すものである。

ゴールデングローブ賞で示された雪解けムード-「やあ、ドウェイン」

ヴィン・ディーゼルドウェイン・ジョンソンは、2025年初めに開催されたゴールデングローブ賞授賞式で久しぶりに対面した。ディーゼルは『ウィキッド ふたりの魔女』に映画・興行成績賞を授与するためステージに上がり、スピーチ冒頭で一呼吸置いてから「やあ、ドウェイン」と語りかけた。この一言により、会場の注目は一気にふたりへ集まり、カメラはすぐに客席のジョンソンを映し出した。

険悪な時期を知る観客から笑いが起こる中、ジョンソンは少し気まずそうに微笑み返した。この場面は、確執の歴史を知るファンにとって象徴的な瞬間であり、両者の関係がすでに大きく前進していることを印象づける出来事となった。シリーズの未来に向けた“暖かい再出発”を感じさせる光景である。

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