『ミッション:インポッシブル』俳優グレッグ・ターザン・デイヴィスが、心理スリラー『Snare(原題)』への出演を決めた。
『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』や『トップガン マーヴェリック』で存在感を示してきたグレッグ・ターザン・デイヴィスが、新作心理スリラー『Snare(原題)』に出演することが明らかになった。本作は今冬、ロサンゼルスでの撮影開始に向けて準備が進められている。
グレッグ・ターザン・デイヴィス、大作続きのキャリアから新たな挑戦へ
デイヴィスは、最新作『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』でドガ役を演じたほか、『トップガン マーヴェリック』ではジェイヴィ・“コヨーテ”・マチャド中尉役として広く知られている。いずれも大規模スタジオ作品での出演が続いてきたが、『Snare(原題)』は心理スリラーというジャンル性の強い作品であり、これまでとは異なるアプローチが求められる一本となる。
本作でデイヴィスが共演するのは、『Root Letter(原題)』で知られるソニア・オハラ。オハラは主演を務めるだけでなく共同脚本にも名を連ね、アダム・ホールゼルとともに監督も兼任している。俳優としてのキャリアを広げてきたデイヴィスが、作家性の色濃いプロジェクトに参加する点も注目される。
癌再発の恐怖と三角関係が導く、心理スリラー『Snare(原題)』
『Snare(原題)』は、癌の再発への恐怖に悩まされる、才気あふれる一方で精神的に不安定な菌類学者ローを主人公に据えた心理スリラーである。ローを演じるのはソニア・オハラで、本作では主演に加え、共同脚本も担当している。
物語は、ローが無謀な元恋人と、新たに関係を築く恋人との間で、危険な三角関係に巻き込まれていく過程を描く。グレッグ・ターザン・デイヴィスは、この新しい恋人役として出演し、主人公の精神状態や人間関係に複雑な影響を与える存在となる。
三角関係の緊張は次第に、執着やボディホラー、さらにはアイデンティティの崩壊へと発展していき、物語は心理的な不安と肉体的な恐怖が絡み合う方向へと螺旋を描いていく。個人の内面に潜む恐怖を視覚的・感覚的に表現する点が、本作の大きな特徴となっている。
トライベッカで注目を集めた、作家性重視の制作体制
『Snare(原題)』は、2025年のトライベッカ・クリエイターズ・マーケットおよびトライベッカ・ヴァイタル・ストーリーズ・サミットに参加しており、企画段階からインディペンデント映画としての作家性が評価されてきた作品である。
プロデュースを手がけるのは、MARS(Besties Make Movies)。さらに、インディペンデント・スピリット賞受賞者のコリー・ムーサが、ア・グループ・オブ・フェレッツのバナーの下で参加している。ほかにも、デヴィッド・ホップウッド、マイケル・K・ドワイヤーがプロデューサーとして名を連ね、幅広い分野で経験を積んだスタッフが制作を支えている。
エグゼクティブ・プロデューサーには、カルヴィン・ロザック、オマール・シャリフ・Jr、アンソニー・ディミエリ、ニッキー・スケリー、レイチェル・ザルジンスキー、アーロン・ミラー、ギャレット・レッカー、クレイグ・コフマンが名を連ねており、国際的な展開も視野に入れた体制が整えられている。
ソニア・オハラが語る、グレッグ・ターザン・デイヴィス起用への思い
本作で主演と共同脚本、共同監督を務めるソニア・オハラは、グレッグ・ターザン・デイヴィスについて「卓越した俳優で、最も要求の厳しい役柄に楽々と取り組みながら、観客を完全に安心させるという稀有な能力を持っている」と評価する。
さらにオハラは、本作で見せるデイヴィスの姿について、「彼がここまで飾り気なく脆弱な姿を見せるのは初めて」であり、「きっと全てのシーンを奪っていくと思う」と語っている。これまで大作映画で存在感を発揮してきた俳優が、心理スリラーという密度の高い物語の中で新たな表情を見せる点は、本作の大きな見どころとなりそうだ。
オハラは最後に、『Snare(原題)』にデイヴィスが参加したことについて「本当に幸運だと感じている」と述べており、キャスティングへの強い信頼と期待がうかがえる。
