チャップリン家初の公認ドキュメンタリー『チャップリン』-“放浪紳士”の原点に迫る新たな物語が12月19日公開

『チャップリン』©The Caravan Trail, A.I.E, Kwanon Films Limited, and Submarine Sublime 2024 Charlie Chaplin™ © Bubbles Incorporated S NEWS
『チャップリン』©The Caravan Trail, A.I.E, Kwanon Films Limited, and Submarine Sublime 2024 Charlie Chaplin™ © Bubbles Incorporated S

チャップリン家初の公認ドキュメンタリー『チャップリン』が12月19日(金)より全国順次公開される。

“放浪紳士”チャーリー・チャップリンの原点を描く公認ドキュメンタリー

20世紀最大の映画スターチャーリー・チャップリンの知られざる素顔に迫るドキュメンタリー『チャップリン』が、12月19日(金)より角川シネマ有楽町ほか全国で公開されることが決定した。
本作は、チャップリン家が全面的に協力し、公認した唯一のドキュメンタリー作品。製作を務めるのは息子のマイケル・チャップリンで、監督を務めるのは孫のカルメン・チャップリン。父の名声と「親の七光り」という重圧に苦しみながらも、断絶を経て父との関係を見つめ直すマイケルの姿が描かれる。

『チャップリン』より ©The Caravan Trail, A.I.E, Kwanon Films Limited, and Submarine Sublime 2024 Charlie Chaplin™ © Bubbles Incorporated S

『チャップリン』より ©The Caravan Trail, A.I.E, Kwanon Films Limited, and Submarine Sublime 2024 Charlie Chaplin™ © Bubbles Incorporated S

チャップリンが創り出した“放浪紳士”は、庶民の哀愁や社会風刺をユーモアに包んで描いた象徴的な存在だ。トレードマークの山高帽やステッキの裏には、孤独や優しさ、そして社会の弱者へのまなざしが隠されていた。
本作は、そんなキャラクターに通じるロマのアイデンティティを新たな切り口として掘り下げ、映画の神様のルーツを見つめ直す。

“ロマの血”を受け継いだチャップリンのルーツに迫る

本作では、チャップリンが“ロマの血”を八分の一引き、それを誇りに思っていたという事実が明かされる。貧困に苦しんだロンドンの少年時代から、アメリカ追放を経てスイスで過ごした晩年まで――世界的スターの人生を貫くテーマとして、「流浪」と「誇り」が静かに重ねられる。

『チャップリン』©The Caravan Trail, A.I.E, Kwanon Films Limited, and Submarine Sublime 2024 Charlie Chaplin™ © Bubbles Incorporated S

『チャップリン』©The Caravan Trail, A.I.E, Kwanon Films Limited, and Submarine Sublime 2024 Charlie Chaplin™ © Bubbles Incorporated S

ティザーポスターは、“放浪紳士チャーリー”の顔をアーティスティックなイラストで描いた印象的なデザインに仕上がっている。右中央には、本人の言葉である「私には“ロマ”の血が流れている」と記され、彼のルーツを象徴する一節として強く心に残る。山高帽にちょび髭という誰もが知るスタイルの奥に、これまで語られてこなかったアイデンティティの物語が潜んでいたことを思い出させる一枚だ。

また、あわせて公開された場面写真には、息子マイケルと孫娘が映画『キッド』を見つめる後ろ姿が写されている。世代を超えて“放浪紳士”の姿を見つめる構図は、家族の時間と映画の記憶が交差する印象的な瞬間を捉えている。

ジョニー・デップらが語る“チャップリンの魂”-未公開映像も多数収録

本作には、ジョニー・デップや映画監督エミール・クストリッツァ、トニー・ガトリフら、チャップリンを敬愛する世界各国のアーティストが出演する。彼らが語る「チャップリンの存在が自分に与えた影響」は、時代と国境を越えて受け継がれる“映画の魂”を感じさせる。

『チャップリン』より ©The Caravan Trail, A.I.E, Kwanon Films Limited, and Submarine Sublime 2024 Charlie Chaplin™ © Bubbles Incorporated S

『チャップリン』より ©The Caravan Trail, A.I.E, Kwanon Films Limited, and Submarine Sublime 2024 Charlie Chaplin™ © Bubbles Incorporated S

作中では、『キッド』(1921)、『街の灯』(1931)、『独裁者』(1940)、『ライムライト』(1952)といった名作の映像が引用され、彼の作品に込められた人間へのまなざしが改めて浮かび上がる。さらに、これまで一度も公開されてこなかった家族撮影によるプライベートフィルムや貴重な記録映像も登場。スクリーンに映るチャップリンは“映画の神様”であると同時に、一人の父であり、人間であったことを伝える。

本作の監督を務めるのは孫のカルメン・チャップリン。彼女は祖父を「世界的な人気者としてだけでなく、父親として見つめ直したい」と語り、家族が綴る“新たなチャップリン像”を提示する。

作品情報

タイトル:『チャップリン』
原題:CHAPLIN:SPIRIT OF THE TRAMP
監督:カルメン・チャップリン
出演:マイケル・チャップリン、ジェラルディン・チャップリン、ジョニー・デップ、エミール・クストリッツァほか
音楽:ナサニエル・メカリー
公開日:2025年12月19日(金)より角川シネマ有楽町ほか全国順次公開
2024年/スペイン・ベネルクス・イギリス・フランス/90分/カラー&モノクロ/5.1ch/1.85:1/日本語字幕:渡邉一治
©The Caravan Trail, A.I.E, Kwanon Films Limited, and Submarine Sublime 2024
Charlie Chaplin™ © Bubbles Incorporated S
配給:アンプラグド

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