『スーパーガール:ウーマン・オブ・トゥモロー』の最初のポスターが公開、破天荒な作風を予感させる。
ジェームズ・ガンが手がけるDCユニバースの新章『スーパーガール:ウーマン・オブ・トゥモロー(原題)』より、初のポスタービジュアルが公開された。そこに描かれたのは、希望を象徴してきた『スーパーマン』シリーズとは一線を画す、危険な気配を漂わせたメッセージだ。ポスターの中で目を引くのは、「Look Up」(見上げろ)の文字がスプレーで塗り潰され、「Look Out」(気をつけろ)と書き換えられている点である。これは、これまでのスーパーヒーロー像を覆す新たなアプローチの象徴とも受け取れる。
「Look Up」が「Look Out」に-スローガンが示す危険な新展開
本作のポスターは、DCスタジオの共同責任者であり『スーパーマン』の脚本・監督を務めるジェームズ・ガンが、現地時間7月16日(水)に各種SNSで公開した。投稿には「Look Out. 2026.」とのキャプションが添えられており、言葉通りの“警告”を印象づける。
Look Out. 2026. pic.twitter.com/IdAvUNfcXx
— James Gunn (@JamesGunn) July 16, 2025
特に象徴的なのが、ビジュアルに描かれたスローガンである。『スーパーマン』のキャンペーンで使用された「Look Up」という希望に満ちたメッセージが、「Out」とスプレーペイントで塗り替えられており、まるで誰かが意図的にその意味を反転させたかのような演出となっている。
この変更は、従来のスーパーヒーロー像からの脱却、あるいは“危険な存在”の到来を予告するものと解釈できる。『スーパーガール』が描くのは、正義と希望の体現者という枠に収まりきらない、より複雑で破天荒な側面を持つヒーローかもしれない。
彼女は覚えている-スーパーマンとの決定的な違い
スーパーヒーロー、特に「スーパーマン」ファミリーの一員であるキャラクターに、反抗的あるいは危険なイメージを与えることに驚く読者もいるかもしれない。しかし、原作コミックに目を向ければ、このポスターが示唆する方向性は決して唐突なものではない。
スーパーガール/カーラ・ゾー・エルは、より有名ないとこであるスーパーマンと異なり、クリプトン星の崩壊を記憶している。スーパーマンがまだ赤ん坊のうちに地球へと送られた一方で、カーラは家族の死と母星の破壊を目の当たりにしており、そのトラウマを抱えて生きている。
この経験が彼女にどれほどの影響を与えたのかは、2026年公開の映画で明らかになるだろう。公式のあらすじでは、「21歳の誕生日を祝っているとき、カーラ・ゾー・エルはクリプトと共に銀河を旅し、その間に若いルーシーと出会い、『殺人的な復讐の探求』に乗り出す」とされている。
本作は、2021〜22年に刊行されたコミック・ミニシリーズ『スーパーガール:ウーマン・オブ・トゥモロー』(トム・キング作/ビルキス・エヴリー画)を原作としている。原作では、カーラの内面にある怒りや喪失、そして少女ルーシーとの交流を通じての変化が描かれており、映画版もこの要素を引き継ぐ可能性が高い。
監督はクレイグ・ギレスピー、脚本はアナ・ノゲイラが担当。キャストにはミリー・オールコック、マティアス・スーナールツ、イヴ・リドリー、デヴィッド・クラムホルツ、エミリー・ビーチャム、そしてジェイソン・モモアらが名を連ねている。
