『ジュラシック・ワールド/復活の大地』が世界興収3億1800万ドル (約459億円)を突破。
『ジュラシック・ワールド』最新作が世界で快進撃
スカーレット・ヨハンソン、ジョナサン・ベイリー、マハーシャラ・アリが主演を務める『ジュラシック・ワールド/復活の大地』が、世界中の劇場で好調なスタートを切った。ユニバーサルによる恐竜フランチャイズの第7作目となる本作は、公開初週末で国際市場82か国において1億7100万ドル(約247億円)を記録。北米を含めた世界興収は、すでに3億1800万ドル(約459億円)に達している。
監督は『ローグ・ワン』などで知られるギャレス・エドワーズ、脚本はオリジナル『ジュラシック・パーク』を手がけたデヴィッド・コープが担当。今回のストーリーでは、恐竜のDNAを回収して奇跡の薬を作るという極秘任務が描かれるなど、シリーズを刷新する新たな試みが盛り込まれている。
北米市場ではやや伸び悩んだものの、国際的な人気は健在だ。とくに中国では4100万ドル(約59億円)を記録しており、英国・アイルランド(約24億円)、メキシコ(約20億円)、ドイツ(約11億円)と続く。過去にも国際市場が『ジュラシック・ワールド』三部作の成功を支えており、今回もその傾向が表れている。
『F1®︎/エフワン』が第2週で2億9300万ドルを記録
ブラッド・ピット主演のレース映画『F1®︎/エフワン』は、公開2週目にして国際興収の累計が1億8400万ドル(約266億円)に到達し、世界全体では2億9300万ドル(約423億円)を記録した。今週末だけでも、78の市場で5630万ドル(約81億円)を上積みしており、堅調な推移を見せている。
本作は、かつての栄光を失ったF1ドライバーを主人公にしたオリジナル作品で、Appleが製作を手がけた。ジャンル的にも大人向けの劇映画としては異例のスケールとなっており、映画館での動員は一定の成果を上げている。
一方で、2億5000万ドル(約361億円)という巨額の製作費が投じられており、今後も安定して観客を集め続けられるかが収支の鍵となる。興収のペースが維持されれば、サーキットを走り続けるように数字も伸びていくことが期待される。
『リロ&スティッチ』が10億ドル目前で今年最高に
ディズニーによる実写リメイク『リロ&スティッチ』は、公開7週目を終えた時点で世界興収9億7270万ドル(約1405億円)に達し、ついに10億ドルの大台を目前にしている。国際市場では5億6420万ドル(約815億円)を記録しており、安定したロングランとなっている。
この勢いにより、『マインクラフト/ザ・ムービー』の9億5400万ドル(約1379億円)を超え、今年公開されたハリウッド映画の中で最も高い興行収入を記録した。家族向け作品としての強みを活かし、夏休みシーズンを追い風にさらなる伸びが見込まれる。
ただし、世界全体の年間ランキングでは、中国映画『ナタ 魔童の大暴れ』が引き続き首位を堅持しており、累計興収は18億ドル(約2601億円)に達している。国内外での圧倒的な支持を背景に、依然として他の作品を大きく引き離している状況だ。
『星つなぎのエリオ』が苦戦-オリジナルアニメの危機
ピクサーによる新作アニメーション『星つなぎのエリオ』は、公開3週目を終えても世界興収9680万ドル(約140億円)にとどまっており、興行的には厳しい状況が続いている。国際市場では累計4170万ドル(約60億円)と伸び悩み、広く受け入れられるには至っていない。
本作は、宇宙を舞台にした冒険と自己発見の物語で、オリジナル作品としての野心と想像力が評価されているものの、興収には結びついていない。批評家からの評価や観客スコアは比較的良好であるが、それでも大規模な観客動員には至っていない点が特徴的だ。
この結果は、現在の市場においてオリジナルアニメーションが直面している困難を象徴している。ブランド性や既存の人気キャラクターが求められる中で、新しい物語が映画館で生き残るのは一層難しくなっているようだ。




