ブラッド・ピットとトム・クルーズの幻の共演計画-『フォードvsフェラーリ』降板の理由とは

トム・クルーズ(左)とブラッド・ピット(右)(@f1 / Instagram) NEWS
トム・クルーズ(左)とブラッ・ピット(右)(@f1 / Instagram)

ブラッド・ピットが『フォードvsフェラーリ』を巡る過去の共演計画を明かした。

現在主演を務める映画『F1®︎/エフワン』の公開を前に、ブラッド・ピットがある“幻の共演話”を明かした。かつて、レーシング映画『フォードvsフェラーリ』でトム・クルーズとコンビを組む予定だったという。しかし、企画は途中で立ち消えに。ピットはその理由を「運転できない役では物足りなかった」と語っている。

『フォードvsフェラーリ』はクルーズと作る予定だった

ブラッド・ピットは、7月初旬に出演したカナダのニュース番組『ザ・ナショナル』のインタビューで、映画『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』以来の共演となるトム・クルーズとの再タッグが一度は進行していたと明かした。ふたりが共演する予定だったのは、後に映画『フォードvsフェラーリ』として完成することになる、レーシング映画の初期企画だった。

ピットはこう語っている。
「トムと僕は、しばらくの間ジョー(ジョセフ・コシンスキー監督)と一緒に『フォード vs フェラーリ』に参加していたんだ。これは実際に映画が作られる約10年前のこと。彼らはすばらしい映画を作ったよ」

企画当初は、トム・クルーズがキャロル・シェルビーを、ピットがケン・マイルズを演じる構想だったという。だがこのプランは、クルーズが“ある事実”に気づいたことによって中止される。

“運転したかった”ふたり-降板の理由とは

ふたりの俳優が演じようとしていた役柄には、決定的な違いがあった。ピットが希望していたケン・マイルズは、レーサーとして実際にステアリングを握る場面が多い。一方、クルーズが目指していたキャロル・シェルビーは、ドライバーを引退した元レーサーであり、物語の中では主にマネジメントや設計の立場で描かれる人物だ。

この役どころの違いが、結果的に計画を頓挫させることになる。

ピットは当時のことをこう振り返る。「結局のところ、僕たちは両方とも運転したかったんだ。彼はシェルビーを演じたがっていて、僕はケン・マイルズを演じたかった。でもキャロル・シェルビーが映画の中であまり運転しないことにトムが気づいたとき、話は流れてしまったんだよ」

こうしてふたりの共演案は立ち消えとなり、映画は新たなキャストと監督のもとで再始動することになる。最終的にケン・マイルズ役はクリスチャン・ベール、キャロル・シェルビー役はマット・デイモンが務め、監督はジェームズ・マンゴールドが引き継いだ。

続編の可能性と“運転したい”想い

今回のインタビューでは、現在公開中の『F1®︎/エフワン』についても話題が及んだ。劇中でブラッド・ピットが演じたソニー・ヘイズは、かつてF1界に名を馳せた元レーサーという設定。劇中では実際にマシンを走らせる場面も多く、ピット自身も撮影中に本格的なドライビングに挑んでいる。

続編の可能性について問われたピットは、「個人的に言えば、また運転したいよ」と意欲を見せた。しかし、物語上では彼のキャラクターがF1から引退する結末を迎えており、今後どのように展開していくかは不透明だという。

「F1がまだ焦点なんだ。ジョシュア・ピアース、つまりダムソン・イドリス演じるキャラクターと、チャンピオンシップを争う残りのチームに焦点を当てる必要があるよね。ソニーはどこに入るのか?よく分からないんだ」と彼は語る。

またピットは、トム・クルーズが1990年に主演したNASCAR映画『デイズ・オブ・サンダー』の続編についても関心を示している。『ハリウッド・リポーター』によれば、クルーズが続編製作を検討中との報道もあり、実現すれば“今度こそ”ふたりの共演が叶う可能性もある。

「ソニーはおそらくボンネビル・ソルトフラッツで速度記録を更新したりしているんじゃないかな。だからそれ以上のことは、まだよく分からないよ」

映画『F1®︎/エフワン』は現在全国公開中。

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